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大学を飛び出して『実践的』な学びをしたい


品田 蓮穏さん

事業構想学群地域創生学類2年
新潟県長岡大手高等学校卒業


地域創生を、学びたい

宮城大学を選んだ理由を教えてください

  私は地域創生に関することを大学でしたいと考えていました。
 他大学の似た分野である学部は観光に焦点を当てたり、地域経済に焦点を当てたりすることが多いと感じ、その時点でやることの範囲が狭くなっていると思っていました。それに対して宮城大学は地図から分析することや住民の心情の調査をすることなどの広い範囲の学習ができると感じました。また、先生方が自分たちで講義を運営していることもあって、実際の社会で通用するノウハウを持っていますし、地域創生においては政策だけでなく地域企業や食の生産にも力を入れて学べるのではと思いました。
 宮城大学は地域創生、事業運営、食の3要素がそれぞれ併設されており、横のつながりを作ることもできる点もこの大学を選んだ理由の一つです。

地域住民の方とのつながりを大切に

学外での活動について教えてください

 この夏までRerootsという仙台市周辺の大学生が集まる団体に所属していました。もともとは東日本大震災の避難所運営支援をおこなっていましたがそれ以降は避難所という枠を出て活動をしています。この団体は津波被害を受けた地域での泥やがれき拾いからはじまりました。今は住民さんたちを主役にして地域の持続性を高めようというコンセプトの活動を行っています。例えば祭りの運営支援や六郷・七郷地域の農家の方と連携して野菜を仙台市の中心部で販売するなどの活動を行っていました。

Rerootsでの活動の様子

その活動を行っていた理由を教えてください

 個人的にその分野に興味があった、というのが一番大きな理由です。また、大学は実習もありますが、どうしても座学中心になってしまいます。そのため、実際に地域に出た時に通用する実践的な学びをしたいと考えました。そのため大学で学んだことを外に出て通用するのか、より良いものにするにはどうすればいいか考えるきっかけになると思ったため活動を行っていました。

その活動をしていて感じたことを教えてください

 私は県外出身なのですが住民の方々は優しく迎え入れてくれて活動を見守ってくださり、人の温かさを感じました。活動で気づいた難しい点は、学んだことを実際に活かす際に人それぞれの考えがあるため、そこのズレをなくしていくことです。各活動ごとにグループに分かれていましたがチームでプロジェクトを動かすなどの連携が難しかったり、それぞれの大学のスケジュールも加味すると仕事量が均等ではないこともあり、チームで動くのは難しいと思いました。
 組織的な話では活動資金を集めることが難しいと感じました。募金といっても集まりにくかったり、コロナによる規制や補助金助成金を借りるとなると報告用の活動をしなくてはならず柔軟な活動ができなかったので大変だなと感じました。


これからの目標

将来に向けてやっていることがあれば教えてください

  今やっていることは協議会メンバーの一人として参加することです。これは所属していた団体を通して関係を持った住民さんと市民センターを共同で運営するといった活動です。これは続けていこうと思います。実際にそこでもイベントの企画をしたり次の活動に活かしていこうと考えています。
 まだ先の話ですが、大学卒業後は地元に戻り、地域創生に関する仕事をしたいと考えています。私は地元と卒論などのテーマを紐づけたいと考えているため帰省した際にフィールドワークなどを行ったり魅力や課題点を自分なりに見つけること、何人か住民の方にの困りごとを聞いていきたいと考えています。


執筆担当:宮城大学学生広報部Webプロジェクト
 宮城大学学生広報部(MSPR)は「宮城大学の広報を学生目線からサポートする」を理念に活動。広報誌の作成、高校訪問、SNSなど様々な手段で宮城大学の宣伝を行う。
 我々は学生広報部Webプロジェクトとして、宮城大学の情報をnoteを通じて発信していく。


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