いつか『自分で』事業を起こしたい
佐々木 栞さん
事業プランニング学類2年
宮城県仙台第三高等学校出身
宮城大学では、おもしろいことができそう
宮城大学を選んだ理由を聞かせてください。
高校時代、大学を選ぶ基準に、ビジネスや経営学を学べることを入れていました。そこでピックアップしたのが、東北大学と東北学院大学、そして宮城大学でした。実家から通えることと国公立大学であることという条件も加えて、前期に東北大学、後期に宮城大学を受験し、後期の宮城大学に受かって今に至ります。
宮城大学を選んだ理由は、おもしろそうだと思ったからです。本当に、おもしろそうだと。実は、前期にどこを受験するかはすごく悩みました。しかし後期のほうは、宮城大学を受験しようと明確に決めていました。宮城大学には、入学後の活動の自由度が高そうだという印象と、いろいろとおもしろいことができそうだという印象を持っていたからです。
いつか『自分で』事業を起こしたい
学外での活動について教えてください
私はいま、2つの会社でインターンシップに参加しています。
1つは、事業の一つに、メディア事業を行っている会社です。就労支援メディアや就活メディアの運営などを展開しています。こちらは、昨年(2023年)の12月からインターンシップに参加しています。そのきっかけは、事業関連に興味があると話していたときに知り合いの学生から紹介があってメディア事業のもと会社の代表とのつながりができたことです。その方に誘われて活動に参加することになりました。こちらの会社では結構自分で動くことができていて、インターンの活動として私は、就活メディアを収益化するために営業を頑張っています。今、その就活メディアは有益な情報が集まる良いコンテンツになっているのですが、ライターさんの給料を支払わなければならなかったりするため、メディアを事業として確立させることが必要になっています。そのためには収益が必要ですので、収益化することを目標に頑張っているところです。
また、もう1つは、ベンチャーキャピタルという分野の会社です。その会社は、地方学生の起業支援を行っています。私は、今年(2024年)の3月からインターンシップに参加しています。きっかけは、東北のとある会社の上場を祝うイベントに行ったときに、こちらのインターンシップ先の会社の社長と出会ったことです。インターン活動のなかでは雑務もこなしますが、実際に起業を志望している学生と会話をして、学生のやりたいことの整理をするなど、起業志望の学生と関わることもしています。
何か将来に向けて目標を持って取り組んでいるのですか。
将来の目標、そういう大きい目標はまだ全然定まっていません。ですがインターンシップ先の就活メディア運用のところで言うと、そのメディアの収益化を成功させて、事業にするという段階を経験したいという目標があります。このフェーズまで行けたら、今の段階での自分のやりたいことは達成できるかなと思っています。事業化を達成したいというこれほどの思いを持っているのは、これから先、自分で何かしらの事業を行いたいと思っているからです。インターンシップで関わっているこの仕事に一段落がついたとき、きっと私には、営業力などの事業を展開していくために必要な能力が身についているはずです。その身につけた能力を、私が自分の事業を持ったときに活かしたいなと思っています。
課題定義の大変さ
学内での活動について教えてください
寺岡Knotsは私が1年の頃から所属しており、宮城大学が三菱地所と連携して地域交流をしていくことを目標にした団体です。主に色々な世代と交流できるイベントを企画しています。
例を挙げると高齢者向けのスマホ教室や三菱地所さんが企画した泉パークタウンのストリートフェスです。過去にはハロウィンやこいのぼりイベントといった集客数が多いイベントもあったためそれらに追いつけるように頑張っています。
今は中学生を運営に巻き込んだイベントを企画していて、中学生との交流・大学生と中学生が連携して多世代でどのように交流できるかを考えてイベントをやろうとしています!
インターンで行っていることのほうが難しそうに聞こえますが地域の課題・活性化は何をすればいいかが明確になっていないことが多く、課題分析や課題定義が難しいです。そもそも地域住民の方が課題だと思っていないこともあるので何のために行っているのか、ということを見失いがちになり、三菱地所さんのチェックが入るとイベント企画が白紙に戻ってしまうこともあるためとても難しいです。
私たちの長期的な目標はこの寺岡Knotsという場を世代間交流が起こる場にすることです。そのためには一つ一つの世代と大学生がかかわりを持ち、繋げていくべきだと考えています。その一歩として私たちの世代は子供とのつながりを創ることを目標に掲げています。
自分が何をしたいのかわからない。一人でなんでもできる人になりたい。だから、いろいろやってみる。
いろいろな活動に取り組まれているのには、何か理由があるのですか。
先ほど、今後自分で事業を行いたいと思っているという話を少ししました。特に私としては「自分で」という気持ちが強く、「自分ひとりでなんでもできる人」というのが理想像なんです。そういう人になりたいがために、とりあえずいろんなことやってみたという感じです。なんでもできる人になりたいという欲望が爆発した結果、いろんなことに手を出すという形になっています。
自分が何をしたらいいのか、何をしたいのか、わからない人が多いと思います。私もその1人です。特に大学1年生の間はずっと、結局何をしたいのかが定まらない、確信が持てないという状態でした。だからとりあえず、いろいろと上に述べたような学内外の活動を始めてみました。今はちょうど、試行錯誤しながら様々なことをやってみている段階です。
いろいろな活動をされていて、何か気づきはありましたか。
こうして様々な活動に取り組んでいると、自分がどのような人間なのかが段々わかってきます。私はソーシャルビジネス寄りのことに興味があるんだとか、自分はこういう環境だったら頑張れるんだとか。具体的に言うと、私が頑張れる環境は、コミュニケーションを密に取れる数人程度の人間で構成されているグループなんです。少人数の環境で何かを興すことが、自分に一番向いているとわかってきました。例えば、1人で何かをするってなったときにはやる気が出ない。なのでほかに人が居ると良いのですが、大人数になってしまうと自分の存在がわからなくなって、かえってやる気をそがれてしまう。自分ひとりでの活動も大人数での活動も向いていないんだ、私は少人数での活動だと頑張れるんだと気づきました。そのうえ、その活動の内容が社会課題の解決に寄っていると、きっと私は自分の活動に納得して生きていけるんだろうなとわかりました。
執筆担当:宮城大学学生広報部Webプロジェクト
宮城大学学生広報部(MSPR)は「宮城大学の広報を学生目線からサポートする」を理念に活動。広報誌の作成、高校訪問、SNSなど様々な手段で宮城大学の宣伝を行う。
我々は学生広報部Webプロジェクトとして、宮城大学の情報をnoteを通じて発信していく。