不動産投資の土俵に立つ
わたしが考える「買える可能性のある人の条件」
さて、ここまで「不動産投資をするマインド」についてお話しして来ました。
どんな考え方や視点を持って臨むのかという部分は、多少なりとお伝え出来たかなと思います。
不動産投資をする目的、ビジョン、目標をイメージしながら、では実際にどのような人が不動産投資に向いているのかを、わたし自身がやってみて、そして多くの不動産投資家さんと関わってみて感じている部分をまとめてみます。
まず不動産は、これが「型」というものがありません。
融資に関しては本当にその物件、その人の状況、金融機関の評価の3つが揃って初めて成り立つため、目安というものを出しにくいというのが正直なところです。
ですので、わたし個人的に「これくらいの条件があれば買える可能性があるんじゃないかな」と思う部分について書いてみたいと思います。
あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。
1棟収益物件を購入する場合
ケース①
・年収500万円以上
・余剰資金1500万円以上
ケース②
・年収300万円程度
・余剰資金2000万円以上
ケース③
・年収800万円以上
・余剰資金1000万円以上
余剰資金はあくまで、生活防衛費以外の「使ってしまっても生活が困窮しない」部分のお金を指します。
不動産購入時にかかる諸経費や自己資金として現金での支払いが必要になるため、株式や金等であれば、現金化が可能であることが条件となります。
ちなみにわたしの場合はケース②に当てはまります。
これくらいの資産があれば、1棟物は購入可能なのではないかと思います。
ちなみに5000万円以上の物件を購入出来るかどうかという想定です。
上記に当てはまらない場合
例え上の条件に当てはまらなかったとしても「諦めるな、まだ早い!」です。
どのような方法で不動産投資の土俵に立てるかについて考えてみましょう。
ケース① 小ぶりの築古アパートから始める
木造で4戸程度の物件であれば、2000万円程度〜販売されています。
昭和の時代の古い物であれば、戸数が多くても安い物もあります。
ただ、融資期間と大規模修繕済みかどうか、更にCF(キャッシュフロー)の計算は綿密にする必要があります。
ケース② 築古戸建てから始める
いわゆる「ボロ物件」を含め、約100万円程度〜スタートすることが出来ます。
リフォームをして貸し出すもあり、綺麗にした後売却してキャピタルゲイン(売却益)を取り、1棟物をやるための種銭にするもありです。
ケース③ 区分マンションから始める
皆さんがよく耳にするでしょう、ワンルームマンション投資というやつです。
ただ、新築ではなく、あくまでも築浅か築古物件のみです。
それでもやっぱり金銭的、自分の状態的に購入が難しいという場合も、まだ諦めるのは早いです。
ケース④ 最終手段、奥義「ヤドカリ戦法」
聞いたことがある方もいるでしょうか、ヤドカリのように自宅を転々と移り替えるという意味です。
つまりマイホームローンで区分マンションを買い、数年間実際に自分がそこに住んだ後に、賃貸として貸し出すか売却するという形で不動産投資の足掛かりにするという方法です。
ただ、マイホームローンの借入れ条件をきちんと確認してから、この方法が使えるかを見極める必要はあると思います。
番外編として、不動産投資とは違いますが、不動産投資信託と呼ばれるものも存在します。
株式と同じように少額から始められますが、不動産投資ではなく、あくまで投資信託なので、ここでは紹介するまでに留めます。
いずれの方法を取るにしても、銀行から借り入れをする場合は、借り入れが出来るかどうかも重要ですね。
ブラックリストに載っているとか、自己破産している等がないことが条件です。
以前はフルローンで始められるという時代がありましたが、今はほとんど聞きませんので、当てにしない方が良いと思います。
最低限、諸経費は現金で払えるように準備しておく必要があるでしょう。
いかがだったでしょうか?
あなたはどこの条件に近そうですか?
株クラの皆さんは資産形成に既に取り組んで成果を作っている方が多い印象なので、わたしから見ると「あなた余裕で買えるでしょう」という方が多いと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?