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CEDEC2024レポート:インディーゲーム開発者育成プログラムの現状

インディゲーム開発者の皆さん。CEDEC2024見ていますでしょうか?
ゲーム開発に関する情報や講演を得られる場なのですでに見ている人、現地に行かれた人も多い気がします。

その中で、インディーゲーム開発者でもある僕が講演で気になったところや情報についてまとめていきたいと思います。

今回は「インディーゲーム開発者育成プログラムの現状:欧州、中華圏、新興国、アメリカ、そして日本」という題名の講演に関しての感想やまとめになります。

「インディーゲーム開発者育成プログラムの現状」では、日本のインディゲーム業界の発展とそれを取り巻く課題、さらにその課題を克服するためのさまざまな支援プログラムについて、詳細に講演されました。

このセッションは、インディゲーム開発者とそれを支えるエコシステムの理解を深めるための情報を提供するものであり、僕らインディーゲーム開発者にとって有益なものだと思います。
海外の情報もあったのですが、多くなっちゃうので、今回は日本のことに関してまとめて行きます。

日本のインディゲーム業界の現状

近年、日本のインディゲーム業界は急速な成長を遂げており、多くの注目すべきタイトルが登場しています。特に、これまでのゲーム開発が大手スタジオによる大規模なプロジェクトを中心に行われてきた一方で、現在では小規模なチームや個人によるインディゲームが広く認知され、評価を受けるようになっています。この変化は主にデジタル配信プラットフォームの普及やソーシャルメディアを通じたマーケティングの発展によるものです。

また、日本国内ではインディゲーム開発者向けのイベントや展示会が頻繁に開催されており、これが新しい才能の発掘とコミュニティの形成に大きく寄与しているとのこと。
デジゲー博やビットサミットのようなイベントは、インディゲーム開発者が自らの作品を発表しユーザーや他の開発者との交流を深めるための重要な場となっているのは僕自身様々なゲーム系のイベントに参加して身をもって実感している所です。

インディゲーム開発者が直面する課題

さて、ここからが本題になりますが。
インディゲーム開発者が直面する課題は非常にたくさんあるかなと思います。特に資金調達の難しさ、知名度の低さ、ビジネス知識の不足などが挙げられていました。

多くのインディゲーム開発者は、自分たちの作品を制作し、販売するための資金を自己資金やクラウドファンディングで調達していますが、それだけでは十分ではないことが多いです。(ここは僕も痛感しているところ……)

また、知名度の低い開発者が作品を広く知らしめるためには、効果的なマーケティング戦略が必要であり、そのためのリソースや知識が不足しているケースも多いです。

さらにインディゲーム開発者にとっては、ゲーム開発以外のビジネス面での知識も求められてますよね。
パブリッシャーとの契約交渉、法律的な問題、マーケティング活動など、ゲームを成功させるためには多岐にわたる知識が求められます。。。

多くのインディゲーム開発者は、こうしたビジネス面での経験や知識が不足しており、結果として市場での競争力を持つことが難しくなっています。

インキュベーションプログラムとアクセラレーションプログラムの役割

これらの課題を克服するために、日本のインディゲーム業界ではいくつかの支援プログラムが導入されています。その代表的なものが、インキュベーションプログラムとアクセラレーションプログラム「創風」です。

インディティベーターは、インディゲーム開発者に対して、技術的なサポートやビジネス知見の提供、パブリッシャーとのマッチング支援などを行うプログラムです。
このプログラムは、特に開発初期から中期にかけての支援を目的としており、開発者が直面する技術的な課題やビジネス面での困難を解決するための包括的なサポートを提供しています。プログラムに参加することで、開発者はプロジェクトの質を向上させ、成功への道筋をつけることができます。

一方、創風は既に独立しているゲーム開発者を対象にした支援プログラムで主に開発後期の段階でのサポートを行っています。このプログラムでは開発資金の提供やグローバルな展開を見据えたサポートが行われており、開発者が国際的な市場で成功を収めるための支援を行っています。特にパブリッシャーとの契約交渉やマーケティング戦略の立案など、ビジネス面での支援が重視されています。

日本のインディゲーム業界の未来と展望

日本のインディゲーム業界は、これらの支援プログラムを活用することで、さらに発展する可能性を秘めているとのこと。

インディゲームは、新しいアイデアやクリエイティブな発想を取り入れたゲームが多く、既存の大手スタジオでは実現できないような独創的な作品や、開発サイクルが比較的早いところとかが強みかなと思っています。基本小規模なので短いスパンでゲームを出していくことが出来る。

将来的には、日本のインディゲームが国際的な市場でさらに大きな存在感を示すことが期待されているとのこと。

まとめ

インディーゲームに関する注目度はこれからも強くなって行く気がしますね。こういった国の公的資金の支援などが受けられる方は沢山応募などして行くのがいいかと思います!

僕的に気になる点はゲーム開発って小規模でも結構お金かかるとは思うので。支援金が数百万レベルだと支援が受けれるのは基本的には個人開発者さん向けになるのかなという印象でした。
ただ、支援はお金の部分だけではないと思うのでローカライズやプロモーションのバックアップなど開発者さんの目的に合わせて支援していただけるところが増えればよりインディーゲームへの参入や広がりも増えていくのかなと思いました。

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