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ツイステ考察してみた~〈魔術師〉~



別の考察を進めていましたが、それはキャラ本人の誕生日にあげる予定です。


さて、今回は、自分としては珍しい?他の方の考察を踏まえたものになります。

一応同意をいただけていますが、貸してくださった方に迷惑をかけないようお願いします。


読む前の前提条件

ツイステに関するあらゆるネタバレを含みます。(今回は特に1,5章。ゴスマリも少し。パソスト穴あき)
今回、少し私事や解釈も混ぜてしまいます。

今回はXyca.様のこちらの考察を軸に、というより、こちらに出てきたものを前提と致します。URLを貼っておきますので、そちらを先に見ていただけると幸いです。


〈魔術師〉はメスの役割!?

まず、タロット知識はネットでしか知りませんので、それに関する考察はできません。


ですので、前述の記事は、タロットの話は聞いたことがありましたが、実際に聞いてへえと納得してしまいました。


考察を読んで「魔術師」についてひとつだけ思い当たる節がありました。


一応、説明しておくと、〈魔術師〉は、自分の最推しの片割れでもある、裏切り説のよく出るエース・トラッポラです。

Xyca.様の文に「ハート、スペード、クローバー、ダイヤモンドを姓に持つ彼らは、〈魔術師〉の手によって・・・?」とありました


ゾゾッとしたのは間違いありません。

が、少し、ゴスマリも踏まえて思ったのですが、



もしかしてこれらの人物は、エースによっていい意味でも悪い意味でも、「自己」に何かしらのメスを入れられた人間なのではないでしょうか?



エース・トラッポラという「次男らしい」男について


根拠を話す前に、というか、根拠について話すため

まず、自分のエース解釈を言いましょう。

エースは次男坊ということもあり、兄や周りをよく見ており、世渡り上手で世間をうまく、逆に言えば少し斜めに捉えているという印象を持ちます。

人の顔と名前を覚えるのは得意なのか苦手なのかわからないレベルで興味のないことは記憶から消してしまいます。

甘えるのは得意だが、愛され上手な分、他人をどうしても自分の尺度で図ってしまい、空気の読めない発言をがちです。


(個人的な話ですが、下の子あるあるなんです。これ……。私自身も妹の立場で周りに姉の友人の年上か、年上の従姉たちか、大人に囲まれていたので、「達観している」とか「空気読め」とか言われます。)


1章で入れたメス


エースは、序盤は監督生のことをからかったり、タルト食べたりとやりたい放題ですが、……1章で、言いたいことをはっきり言うタイプなだけだとわかります。


1章でエースはトレイ、リドルに容赦なくつっかかっていきます。


「そんなんダチでもなんでもねえわ!!!」(1-19「増長ジャッジメント!」)


「何が赤き支配者だ!お前は魔法が強いだけの、ただの赤ちゃんだ!」(1-22「正論レジスタント!」)


これらの言葉の印象が強くて勘違いされがちですが、

ちゃんとリドルが「教育ママ」に育てられて、ああなったことは受け止めています。


「リドル寮長が親を選べなかったのはしょうがない」
「そりゃお前はガッチガチの教育ママにエグい育て方されたかもしんないけどさ。」

でも、それとこれは話が別だ。ときっぱり分けています。

「何も知らないくせに……ボクのこと何も知らないくせに!」       「あ~、知らないね。知るわけねぇだろ!あんな態度で分かると思うか?甘えてんじゃねーよ!」(1-22「正論レジスタント!」リドルとエースのやりとり)

やられたからってなにをやっていいわけでもない。


確実に、リドルと親の関係に、リドルの「自己」にメスを入れにかかっています。

そして、「トレイ」を中心とした傍観者だった寮生たちにも、特に一番近くで見てきたトレイの「自己」にもメスを入れていっています。


あ、このメスは、医療器具のメス、ですからね!(遅い)


エースは、こうして、ハーツラビュルにメスを入れていきます。


これ以降、本編ではその部分はなりを潜めてしまいます。

ですが、これが発揮されたのは、1章だけではありません。


……そう。5章での、エースとデュースの喧嘩です。



デュースへのメス


喧嘩については、5章見てください。結構、これは部分的に話すものではないからです。


まあ、言えることとしては、5章まで、約5か月彼らは行動を共にしています。

プロローグではブロットモンスターに襲われ、初めて共闘しました。

1章では、ハーツラビュル寮の圧政の現状に不満を持った二人がリドルに決闘を挑みます。

2章では、マジフト大会の出場枠を狙って事件解決に動き、オンボロ寮チームとして出場します。

3章では、自分たちのせいとはいえ、イソギンチャク解放を求め、監督生に協力します。


4章では、ホリデー期間中に送られてきたSOSのメッセージに、二人で、公共交通機関を乗り継ぎ、スカラビアまで来てくれます。


その流れで5章。彼らは行動を共にしてきました。実際はプレイヤー視点よりももっと長い時間一緒にいます。エースとデュースは同じ寮の同じ部屋でもあるので、むしろ離れるのは部活や個人的な用事などのみ。お互いのことはつかめてきているでしょう。


つかめてきているからこそ、エースは少し、1章の頃よりマイルドに忠告(メス)を入れます。デュースが後に言うように、エースの言うことは、別に間違ってません。むしろ、正論まであります。でも、言い方やタイミングを少しつかめなかった。結果として、海に行き、デュースは「自己」にメスを入れ、ユニーク魔法が発現?します。

エースは、デュースが怒った理由も、無自覚にメスを入れていることも、宣戦布告された内容もその時点でわかっていませんでした。


だから、結果的に、そのメスが、デュースのユニーク魔法が先に覚醒するということで、自らに返ってきました。

エースはそのメス部分に蓋をするのか、それとも責任転嫁するか、向き合えるのか。6章からの注目はそこですね。



ここまでで、〈魔術師〉の操りは、キャラ各位に入れているメスだとわかっていただけたかと思います。


でも、皆さん、何か足りないと思いませんでしたか?

そう、闇を感じるハーツラビュル(?)の、ケイトです。



ケイトへのメスは?



ケイトもまた、下の子ゆえの性格というか性質に生きています。エースが、年の離れた兄だったら、ケイトはそこそこの年差の姉二人。エースとは全く世の渡り方が違います。彼の問題は、パーソナルな問題ですし、家庭事情などそこまで闇が深いわけではありません。一種の処世術です。


各イベントやカードが解放されるたび、彼は生きやすく、生きにくそうだと感じています。それに気づいているのは「星に願いを。」のイベントからしても、トレイのみです。


恐らく、今後のストーリーで、メスを入れられると思っています。


エースの入れたメスが作用して、トレイが動くのか。

はたまた、エースがまた動くのか。


いずれ来る進路の話にでも関わってくるのでしょうか……?


おまけ:ゴスマリのメス


蛇足なおまけ、ですが。

このメスはなにも寮内には留まりません。7/9現在、復刻開催されている「ゴーストマリッジ」でも、それは発揮されています。


元々、絶対的王者(リドル、イライザ姫)がいて、それに従ってしまう人(ケイトや寮生、じいややばあや)がいて、一番傍にいるのに想いを伝えられない人(トレイ、チャビー)がいる。という構図が似ているということもあります。


彼らゴーストは、結婚式に乱入してきた〈魔術師〉によってメスを入れられます。


結果、本当に近くにいる人に気付きました。


これから、エースは、恐らく、ユニーク魔法の覚醒など、大きく成長すべきステップが待っています。


その時、どんなメスを入れられるのでしょうか?見守っていくことしかできませんが、見届けたいと思います。






おわりに


今回はタロットの考察を踏まえて、エースの魔術師としてのメスの入れ方について考察、というより語りました。


快く許可をくださったXyca.様、ありがとうございました。





次回は、リドルのことか、ゴーストカメラについて掘り下げたいと思います。



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