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遊戯王SEVENS一口感想台本【89話】


どうも、”自称”アニメ遊戯王キャラクターの僕乃他案です
今週も遊戯王SEVENSの一口感想を始めて行きたいと思います

さて今回の89話ですが、遂に姉を乗り越えたルーク!
パウリエフェクトの真実も明らかになり、ルークの総括的な回でしたね!

まずはパウリエフェクト、いやルークデビール!
クォーツ時計にも負けない精度を出すためゴーハニウムを用いたKGC特注腕時計。
その腕時計は上城家など特定の因子を持つ人間が手に持つとパウリエフェクトが発生してしまうから欠陥品だった、という種明かしがされました。
パウリエフェクトが腕時計によるものなのは想定通りでしたが、発生条件は結構ふわっとした感じでしたね。
タイガーの計らいでルーク、そしてタイガー・ギャバンの3人の因子と腕時計が呼応し、ハイパーパウリエフェクトが発生!当初の計画通りなんとかゴーハ市のインフラシステムダウンに成功しました(アナウンスもなく突然起こったので市民的にはめっちゃ怖いですね!!)。

次にタイガー。
突然ルークを煽り、デュエルに誘導した真意が明かされました。
前述の通り、上城家と腕時計が呼応してパウリエフェクトが発生するように仕向けた、という感じですね。
しかし、敗北までは計算外で「強くなったな」とルークに感心し称えつつも「弟に負けて悔しい!」と羽交い絞めにしたタイガーさん。最後のこのくだりでようやく、いつものタイガーに戻ったな!と安心できました。
タイガーは2年目では立ちふさがる側としてのポジションで、「社会の歯車になりたくない」と主張するルークに対して「現実を見ろ」という立場で対立し、ルークメン戦では「立派なことは一丁前になってから言え!」や遊我2戦目では「甘い友情ごっこに流されず手を引け」というニュアンスの言葉を投げかけていました。今回も同じように「一点突破。現実での勝利を掴み取るために他の全てを切り捨てる」という思想をぶつけます。
しかし、遊我2戦目ではグルグルの事情が明らかになった今となっては言葉足らずでしたし、前回の感想でも言いましたがタイガー自身もまだ子どもなんだから、そういった(SEVENSでは大人ポジがやる)汚れ役やるのはなあ…という違和感も持っていたのですが、ルークの指摘によってそれが払しょくされました。
それは「タイガー自身もどうしたら良いのか分からなかった。現実から目を背けていた」というものです。
タイガー自身も迷っていたから、だから最適解とは言い難い行動をとり、だから「現実を見ろ」とまるで自分に言い聞かせるように執拗に言っていたのですね。
それを指摘され、ルークの成長を目の当たりにし、やっといつもの調子に戻ったタイガー。
壁としての振る舞いを上手いこと清算してほしいなと思っていたので、個人的には納得のいく、少なくとも筋は通った結末だったかなと思います。

そしてルーク!
一点突破という姉の言葉を真っ向から受け止め、それをぶつけて見事に勝利しました!
今回それに対応する形で「夢を諦めたら夢のまま、夢を現実にしてみせる」という信念を語ったルーク。
ここでいう夢とは今回の話では「デュエルを救う」が該当し、ルークの人生観では「社会の歯車になりたくない、自分のドーロを歩みたい」がそれに該当するのだと思います。
デュエル終盤、ルークは明鏡止水”クリアマインド”の境地に達し、「オレは立ち向う、夢を現実にする為に!」と宣言。
「現実的には実現困難だから諦めろ」という言葉に「それでも!(オレは諦めない)」と意思表示するのは鉄板ですよね。
今までルークは精神面で揺さぶられてピンチになることが多かった印象ですが、今回その面でも成長し、姉ともども自分を見つめなおすことができました。
また、最後に曾祖父のギャバンは「社会の歯車になりたくないとは言うが、デュエルを救ったのもまた歯車」というコメントを残します。デュエルを救う、つまり夢を救うのもまた歯車。現実的な積み重ねがあってこその夢なんだよと大人目線の補足が入ってバランスが取れたな~と感じました。(みんな聞いてなかったところも踏まえて(笑))

次回は「宇宙(そら)へ」。遂に宇宙へと赴く遊我達。物理的にどうにかするという流れなのでしょうか!?そしてガクト、ロミン、ルークの総括が達成された今、遊我にどのような問いかけがなされるのかワクワクが止まりません!

こんなところでしょうか。以上!次回もお楽しみに~!

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