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『女大学評論 新女大学』福澤諭吉著 読了

『女大学評論 新女大学』福澤諭吉著 現代語訳 加藤紳一郎訳。
この本が書かれたのは福澤先生が一度目の脳溢血で倒れた時から次に脳溢血で亡くなるまでの3年間のこと。
この本はある教育者によって読書が禁止されていたとも聞く。
訳者は名古屋文化学園の理事長。幼稚園や保育専門学校を経営している。

旧来の女大学がこれほどまでに男尊女卑だったことに驚き、
それを福澤先生が1890年代にひとつひとつ論破し、女性を百年来、千年来の憂鬱から救い、自信を持たせ、社会の平等の上に立たせようとしていることを有難く思う。
これが男子にとっても福をもたらす方法であるという。

女子も元気に活発に育てる。
女子の安定のためには教育が最重要。経済、法律など、実学を学ぶ。
優美なこころも大切に。
両親とは別居、せめて二世帯住宅を。
婦人も外出のススメ。

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