重ねる事。消す事。
今日は絵画教室のレッスンだった。
曜日ごとに講師の方が違っていて、講師の方同士はそれぞれの生徒さんの授業内容の進捗を共有しているので、講師の人が前回と違くても段階を踏んでレッスンしてくれるって寸法です。
体験レッスンの時に教えてくれた講師の方がとても優しく、褒めまくってくれたので「俺ってもしかしたら才能あるのかも…新しい自分に出会いたい…」と思って入校したってワケ。
これがその時描いたりんご。
初回のレッスンの講師の方がその前回の講師の方と全然違うプロセスで描いた方がいいと言ってくるし、何を描いても「うーん全然違うんだよなぁ…」という感じなので怖くて鉛筆が進まなくなってしまい、「絵描くのつまんないかも…」と思ってしまった。
これがその時描いた立方体。なんとなくふてくされている。
でもこの時に教えてもらったことはめちゃくちゃ有用だったので、要するに絵の描きかたは人それぞれで流派みたいなものが講師の人毎にあるということだと思う。
そして今日は体験レッスンの時の講師の方の日に来たのだけど、やはりとても楽しく描けた。
今日描いた円柱。上手いかどうかは置いておいて、何となく軽やかだ。
絵を描いてても曲作り、MIX作業なんかをしていても思うのは、極端な部分と繊細な部分、いっぱい描き込んで消したり、沢山楽器を入れたりした後に結局抜いたりする事は大事ということだ。試行錯誤の跡っていうのは必ず作品に残るし、アレンジや筆致の変遷が人に想像力を掻き立てさせる。
でも試行錯誤ってめっちゃめんどくさい。ヤバい。
大事なのは「楽しい」という事だと思う。
やっぱり描きたくないものや歌いたくない事を形にしようと思ってもゴールが見えてないので手が進まない。手を進めたらゴールが見える事も多々あるけども。
めんどくささも楽しめるような事は好きな事だと言えるのかもしれませんね。
好きならね、割と遠くても簡単に会いに行けちゃうじゃないですか。
最近奮起して打ち込みのドラム音源ソフトを買ったんだけどこれがマジで音の設定から実際の打ち込む作業から何からめんどくせぇんだ。でも曲って3分くらいしか無いんだ。ミュージシャンって尊すぎる…。俺今高校生だったらミュージシャンになろうって思ってないだろうなあ…。
でも朝6時まで試行錯誤出来たから俺まだやっていける気がする。やらせてください。
それでは、さよなら。僕は東京のどこかにいます。