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【番外編】And having fun.
今もなお"出会い"に感謝し続けている。
少年は、当時TV番組で放送されたダンスバトル
(めちゃイケ内のナイナイの岡村さん)を観て
ブレイクダンスにのめり込んだ。
独学で情報を集めて中学校の廊下でのたうち回るようにウインドミルを練習した。
人から笑われても夢中なので関係なかった。
彼にとっては、サッカー、野球、バスケ、メジャースポーツよりもカッコよかった。
そこから23歳あたりまでダンスをする事は毎日のルーティンで歯を磨くのと同じ感覚のように当たり前だった。
HIPHOPにはELEMEMT(4大要素)がある。
そのうちの1つである
BBOYING(ブレイクダンス)には
TOPROCK、FOOTWORK、FREEZE…などのFoundation(基礎)によって構成される。
その上に、それぞれのSTYLEやGROOVEなどの個性が乗っていく。
さらにその個性は、
show、cypher、battle…といった
"場"において武器にも玩具ともなる。
"場"によって目的が異なるので
目的が違えば、当然手法も結果も変わる。
闘ったり、遊んだり、chillしたり…
お互いの理解を深めていく。
"一体、HIPHOPが何であるのか"
その実態を捉えるのは非常に難しい。
アート的な側面があったり、アスリート的な側面があったり…サイコロの面のように様々な顔がある。
まぁ…間違いないことは、クリエイティブでエキサイティングな体験がそこには在るという事。
いささか抽象的な表現が続くが、さらに言ってしまえば、そもそも正解なんてないのだ。
しかし、これは実は1番大切なことで、終わりなき探究を許す余白こそがカルチャーとして発展した所以ではないかと考える。
全くHIPHOPに触れたことないひとからしたら
こんなに深くて豊かなものとは想像もつかないだろう。
当然、当時の少年にとっても。
その点では、自営業の世界もよく似ている。
起業して6年、こちらの世界も病み付きになるほど楽しい。
お金を儲けることや、ビジネスについて誤解してはいけない。私は、ビジネスを単なる金儲けとして捉えていない。
言わば、社会に対する自分のスタンスを証明する手段だと思っている。
"儲け"すなわち収益は結果であり、副次的産物なのだ。そもそも必ず儲かる商売なんてない。
そこで面白いのは、どんなスポーツにもルールや一定の基礎があり、鍛錬によって能力や武器は磨かれる。最低ラインは押さえないとクラッシュするだろう。逆に言えば、訓練次第で上手くいくこともあるのだ。
イメージのみで物は語らない方がいい。
決めつけない方がいい。
持論だが、世の中を捉えるコツというのがあって、特定の世界では、言語が生まれ、文化が形成される。言語を獲得することによって世界を区別できる。狙うは、言葉。
ご存知だろうか?
民主主義という言葉の定義は20個もあるそうだ。立場や目的によって、また人によって、1つの言葉に対する密度が異なる。
正しく世界を捉えるには、言葉の意味を豊かにすることが1番の近道だと思う。
HIPHOPもビジネスもハマるとマジでおもしろいから👍
-最後に-
正解なんてあったら退屈だ。
…And having fan.
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