決めない勇気。
思いきって覚悟を決めたほうがいいときはある。
ただ、その判断の基準を「正しさ」だけで決めてしまうと、のちに重苦しさと闘う場合がある。
例えば、その問題はいますぐに白黒をつけないといけないことなのか。なにを持って、その結論に至ったのか。それはこころの底から望んだ選択なのか。その決断は自分に嘘をつくことにならないか。
など…
選択に対して、頭の中がぐるぐるしているときにタロットに問うと、だいたいはこう諭される。
「ハッキリさせたい気持ちはわかるけど、そんなに急いで決める必要はないよね」
もちろん、先延ばしにすること自体が無意味なときもあれば、期限などの問題があれば別の話だ。
それ以外のことで、考えても考えても答えが出ないのなら、一度その課題(ものやコトや人)から離れてみればいい。逃げることも含めて、ありだと思う。
「グレーなままの自分でいる」
と、決めればいい。
しらけムードのお月さんが、見栄やプライドを捨てて、慌てずに待ってみればと教えてくれている。
目に見えているもの。
目には見えないもの。
そこにあれやこれやと意味づけをするよりも、目の前のことをたんたんとこなしながら、少しずつ覚悟を決めていけばいい。