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まいたく名画座No2 - INNOCENTS (イノセンツ)

どうも、まいたくです。
ようこそお越しくださいました!今回2回目の上映となります!🎥

今回上映される映画は、、、、

『INNOCENTS (イノセンツ)』 です!!

「殺すべきかな?」

◇監督・キャスト&あらすじ

  • 原題:De uskyldige

  • 制作年:2021年

  • 制作国:ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデン合作

  • 監督:エスキル・フォクト

  • キャスト:※太字 主人公
    ラーケル・レノーラ・フレットゥム
    アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ
    ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム

    サム・アシュラフ
    エレン・ドリト・ピーターセン/モーテン・シュバラ 他

  • あらすじ:
    夏休みに郊外の団地に引っ越してきた姉妹が同じ団地の2人の子どもと仲良くなるうちに、それぞれ不思議な力に目覚めていく。
    遊びはやがてエスカレートしていき、その中の一人の子の力が他の子どもやその関係者、団地の住人たちに、とても静かに、だが確実に狂気の牙となり恐怖へと化していく。

◇感想

この作品は「サイキック・スリラー」ということで、念動力や思念の共有といったいわゆる「超能力」が物語の核に添えられているのですが、こういったジャンルにありがちな「ド派手な事件や戦い」ではなく、あくまでも子どもたちだけの「閉ざされた世界の中での事件や戦い」が終始繰り広げられているのが印象深かったです。この点は非常に新しいと思います。

また、純粋な子どもだからこその好奇心や小さい世界での秘密めいたものが、目覚めた力をさらに強くさせ、とても危険で残虐を帯びたものに変貌していくことに、私まいたくは恐怖を感じました。
まさにタイトルのとおり、De uskyldige(=無垢な人)/INNOCENTS(=無邪気)であるがうえの怖さや狂気を描いた作品ですね。

あとは主役の子ども達の演技が素晴らしかったです。
主役の4人とも、ノルウェーのアカデミー賞と称されるアマンダ賞の最優秀主演女優賞/最優秀主演男優賞にノミネートされたのも納得です。
その中でも特にアナ役のアルヴァ・ブリンスモ・ラームスタの演技が素晴らしかったので、私の推しどころとして紹介しておきます。

◇映画の見どころ

  • 4人の子どもとそれ以外の人々とのギャップに注目!
    この映画で繰り広げられる事件や犯行の背景にある真実は、主役の4人の子ども以外に、劇中では明かされることはありません。
    そのギャップが4人だけの世界をより色濃いものにすることで物語の閉塞感をより強くし、それが恐怖へと繋がっていきます。そこは注目です。

  • ベンの感情の動きに注目!
    唯一の男の子の主人公であるベンですが、全体の中で数回ほど力を使った後に感情をむき出しにするシーンがありました。
    正直、私はどうしてその感情が現れたのかが理解しきれなかったので、みなさんもぜひ注目していただき、何か考察があればコメント頂けると面白いかなと思います。

  • アナの内面を意識してみよう!
    主人公の一人であり、重い自閉症を患っているアナですが、病気により感情を表現することが出来ません。
    ただ、内面は非常に様々な感情が溢れているはずですので、彼女の登場シーンの際には彼女の内面に表れている本心を想像しながら観るのも楽しいと思います。

◇Next step

今回からNext stepということで、この映画に繋がりそうな作品を紹介してみようと思います。ご参考ください!

  • わたしは最悪 
    本作の監督であるエスキル・フォクトが脚本した作品。私も映画館で鑑賞した作品ですので、機会があれば投稿しようかなと考えています。

  • 童夢 ※こちらは漫画のようです。
    本作は大友克洋の傑作漫画「童夢」からインスピレーションを得たとのこと。結構怖いとのうわさですが、興味があればぜひ!

◇おわりに

今回は「INNOCENTS」を紹介しました!
あまりホラーものは観ないワタクシですが、これはすんなり見られましたね。グロテスクなシーンもほぼありませんでしたし、どちらかというと心理戦の要素が強かったので、サスペンスに近い感覚で鑑賞できたからかもしれません。面白かったっす。

ということで、この映画に対する感想などありましたら、コメント頂けると幸いです。(でも、ネタバレはやめてね(^^;))

以上、ご愛読ありがとうございましたー!!


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