そろそろ滴る季節
みなさまこんにちは。
さて、GWからググッと気温が上がって「今年もこの季節が来たか・・」と思っている方も少なくないでしょう。例にもれず私も自分の手足から滴る汗を見てもう夏が近いことを風物詩的に感じています。
昨年11月にatheをオープンして早半年・・!
noteで報告していなかったことに気づき今更ながら書いて行きたいと思います。汗ばむ時期に突入したからか、最近購入してくださる方が増えてとても嬉しいです。ありがとうございます!
では、アセソクの成り立ちをお話ししていこうと思います。昨年11/3、3年の研究開発を経てついに納得のいくプロダクトが完成し、販売を開始しました。
ここに辿り着くまでが本当に長かった・・
クラウドファンディングに始まり、失敗と挫折と予期せぬトラブルなどなど、今のくつ下が完成するまでにはとてつもなく濃い背景があるのですがそれはまたの機会に。
当初期待していた繊維開発がうまく行かず、その後ついに納得のいく繊維が見つかるというミラクルを経て、現在の形となりました。
内側5本指、まじでいい。そして使ってる糸の構造が最高。
吸水速乾に徹底してこだわりました。
特に多汗症患者さんは騙されたと思ってぜひ履いて欲しい。力作です。
もちろん「ちょっと人より汗かくなぁ〜」という汗っかきレベルの人にも納得して使って頂けます。実際の吸水感などは動画をチェック!
自分自身がレベル3の重症患者であることから、まるで被験者実験のようにサンプルを履き比べて最適解を導き出しました。はじめてサンプルが出来た日は、大学院の成果発表会の2日前。その数ヶ月前までは本当にプロダクトは出来ないと諦めてすらいました。しかし、いろんな奇跡が重なって、協力企業様のおかげでものすごいスピードでサンプルを作成して頂けることになり、初めてサンプルが手元に届いて試着した時の感動は、一生忘れられない経験です。既存の吸水速乾製品にはずっと疑問があり、納得がいかない点が多かったこともあって、重症患者のかゆい所に手が届くプロダクトをつくるのが夢でした。この時はまさにその夢が1つ叶った瞬間です。
同時に、モノづくりの難しさも改めて痛感。
選んだ糸は長年の職人さんからしても扱いが難しいかなりの厄介モノ。
今も試行錯誤しながらの生産が進められています。
学部時代にアンダーウェア、ルームウェアの生産をした経験があるのですが、今回それ以上に難しかったと思います。実際にモノをつくるって、複数の企業や色んな人たちの手が加わってはじめて出来るので、その分のコミュニケーションも密に取らないと齟齬が発生したり、軌道修正に時間がかかったり、本当に大変。糸の仕入れから何から全てが未知の領域でした。「これがやりたい!つくりたい!」というド素人の声に耳を傾けてくださった大人の皆さまに感謝です本当に・・!
普通のくつ下の生産工程よりもめちゃくちゃに時間がかかる且つ、1足編み上げるのも至難の技なのでお値段は少々張りますが、品質・機能に関しては自信があるので騙されたと思って買ってみてください。(念押し)
そんなこんなで、研究のまとめとして昨年は発汗学会という医療系の学会にも登壇させていただきました。その様子はこちらから。
そもそもの開発への思いなどはこちらの動画をご覧ください。
案外この動画を見てる人少ないですが、結構見て欲しかったり。ぜひです。
短いので!笑
そして、もうご覧になった方も多いはず。
多汗症ドキュメンタリームービー『Voice』にも出させて頂いてます。
こちらは患者さんはもちろん、疾患を知らない方にもぜひ見てほしいですね。監督の本間さんからお声がけ頂いたのが本当に懐かしく、もうすでに3年前ぐらいの気持ちです。主演のmo.kaちゃんをはじめ、このドキュメンタリーがきっかけで出会えた方もたくさん居たり、本当にありがたい企画に参加させてもらったなぁと思っています。お時間ある時にゆっくり見てみてください。
さて、そんな感じでまとめにしたいと思います。
これから先もプロダクト開発は進めていきたいと考えているので、お楽しみに。くつ下まだトライしていない方は実際に履いて、吸水速乾を体感してみてください!
atheのインスタもぜひフォローして頂けると嬉しいです!
ではまた〜〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?