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熊川哲也の世界に浸るKバレエ「シンデレラ」が生んだ特別な体験
8歳の娘と観た「シンデレラ」
8歳の娘と一緒にKバレエカンパニーのシンデレラ公演を観に行きました。娘はバレエを始めて4年が経ち、最近では「楽しい」だけでなく、「もっと上手になりたい」という気持ちが芽生えてきています。そんな娘にプロの踊りを間近で見せ、新たな刺激を与えたいと思い、この観劇を計画しました。
非日常の空間で始まる特別なひととき
劇場に到着した瞬間、娘の目はキラキラと輝きました。豪華なシャンデリアに照らされたロビーの雰囲気、観客たちの期待に満ちたざわめき――すべてが非日常で、特別な冒険の始まりのように感じました。
いよいよ緞帳が上がり、シンデレラの物語が始まると、舞台は魔法の世界へ。熊川哲也さんの演出が生み出す緻密で美しい空間に、娘も私も一瞬で引き込まれました。プロのダンサーたちの動きには一つ一つに魂が宿り、セリフがなくても感情が伝わってくる。特に舞踏会のシーンでは、娘が夢中になって踊りを追う姿が印象的でした。
舞台の魔法に圧倒される娘
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音楽、照明、舞台装置が一体となって生み出す舞台の魔法。セリフはなくても、ダンスだけで物語が語られるその表現力に、娘は終始釘付けでした。とりわけシンデレラが舞踏会で踊るシーンでは、息をのむような表情でその姿を見つめていました。
新たな目標と憧れが生まれる瞬間
公演が終わると、娘は興奮した様子で「すごかった!」「あんな風に踊れるようになりたい!」と話してくれました。その瞬間、今回の観劇が彼女の心にどれほど深く響いたのかを実感しました。
映像や写真では伝えきれない、生の迫力。そして、プロフェッショナルの技術や情熱に触れることで、娘の中に新しい目標と憧れが生まれたのです。
「本物」に触れることの大切さ
今回の観劇を通して、改めて「本物に触れること」の大切さを感じました。それは、ただ楽しいだけでなく、子どもの心に響き、未来への力を引き出す体験です。
この公演をきっかけに、娘のバレエへの意識がさらに前向きに変化し、日々の練習にもより真剣に取り組むようになると期待しています。
特別な時間をこれからも
「やってみたい」「もっと知りたい」という気持ちが芽生える瞬間を、娘と共有できたことは、私にとっても大きな喜びでした。日常の中で過ごす時間は大切ですが、「本物」に触れる機会はまた格別です。その一つ一つが、子どもだけでなく親にとっても学びと感動の連続だと実感しました。
これからも、忙しい日々の中で意識的に特別な時間を作り、娘と一緒に新しい世界を楽しみたいと思います。
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そして、いつか娘が自分のステージで輝く日を夢見ながら、親としてできる限りのサポートを続けていきたいと思います。