アラフィフ女の心のつぶやきーその6
以下はフィクションです^_^
自分のために書いております。
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黒岩という執事は、週3回プラスα、家事手伝いや、カンタービレの施術(黒岩は鍼灸師、整体師)やら、カンタービレの話し相手や、運転手、つまりはカンタービレのお世話をしにきているのです。
最初は毎日来てもらっていましたが、1日おきでも、十分なのと、黒岩も知り合いの鍼灸院の手伝いに出かけたいとかで、週3回になりました。
黒岩が来る日は、
掃除、片付けをしてもらい、作り置きできるおかずをいくつか作ってもらい、そして、カンタービレの話し相手と、施術と、散歩への促しをしてくれています。
黒岩、あなたのおかげで、家も片付いたし、綺麗になったわー。ありがとう😊 あなたには本当に感謝しかないわ。施術もうまいし。私1人じゃ、家をきれいにできなくて、今も、ゴミ屋敷のままだったかもしれないわ。
カンタービレ様、喜んでいただけて、黒岩も嬉しいです。だいぶ、スッキリされましたね。お顔も、なんだか透明感が。ゴミ屋敷までとはいかないものの、片付かないものが溢れ出しておりました。それも、カンタービレ様のお心のままが、外に現れているかのようでございました。
そうね、そうね、耳が痛いけど、認めるわっ。私の心の中も、片付かないもので溢れていたわ。
親のことも、子どもとのことも、、、
言っても仕方ないから、言わないでいたら、体に良くなかったわね。黒岩に話せて、聞いてもらえて、心が
少し軽くなったわ。そして、体も、軽くなっていったようね。
それは、ようございました。
黒岩の施術は体と心をほぐしてくれていたのね。
そのように努めてまいりました。
きっと、施術されながら、あれこれ、しゃべって相談している人って多いでしょうね。
そうでございましょうね。
黒岩みたいに、聞き上手だといいわよねえ。なんか、下手にアドバイスされると、イラッとするのよねえ。あなたに、なにがわかるのよ、って感じになるのよ。答えなんて、その人の中にしかないんだから。ただ、聞いて欲しいだけなんだから。
そうでございましょうね。でも、人はとくに、援助職についているものは、つい、なんとかしたくなるものなのですよ。その人にしか、その人は変えられないのに。
ああ、たしかに、そうね。役に立っているとか、助けたいとか、援助職の人は感じたいわよねえ。私もカウンセラーのはしくれだったから、わかるわあ。でも、ほんと、自分を助けるのは自分だし、自分を変えられるのは自分でしかない、ただ、そこに、人との出会いや、なにがきっかけというのは、必要でもあって、1人じゃ難しいこともあるのよね、、、私が黒岩と出会ったみたいに。
そうでございましょうね。出会ったタイミングや、意味が、それぞれにあるのでございましょうね。
黒岩、ありがとう、私と出会ってくれて。
こちらこそありがとうございます。
カンタービレ様のお手伝いは、大変楽しいものでございました。
やっぱり、あなた、面白がっていたのね。
続く