時間がないワーママにも、さらっと読める!『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』
ミステリーファンの、フルタイムワーママ、みりーほです。今日も素敵な一日でありますように。
義父から、『ブラックショーマンと名もなき町な殺人』を借りて読みました。
文庫版が出ていて、買おうかなー、読みたいなー、と思っていたら、義父が持っていたので借りました。ラッキー!
ネタバレなしですので、ご安心ください。
主人公は、結婚を間近に控えた、バリキャリの真世。
元教師の父が、自宅庭にて変死体で発見され、慌てて帰省した真世は、気持ちの整理がつかないうちに、父が殺されたと知らされます。
さらに、アメリカに長く住んでいて、今は帰国している、マジシャンの叔父、武史が急に現れ、強引に父が殺された真相を探り始めます。
この、武史おじさんこそが、タイトルにある、ブラックショーマンなのですが、とにかく破天荒で、真世を振り回しまくります。
武史おじさんは、マジシャンなので、刑事のポケットからスマホを抜き取り、データをゲットしたり、刑事や関係者に誘導尋問をして情報を得てしまいます。
違法行為スレスレなことばかりする、ブラックショーマン武史と真世は協力し、真犯人にたどり着きます。
最後に、武史は、真世の抱える問題にも、解決策を示唆し、去って行きます。
終わりぎわに、主人公の問題に触れて伏線を回収するあたりが、さすが、東野圭吾さん!と感服しました。
武史おじさん自身がミステリアスで、アメリカで何があって帰国したのか等、今作では不明ですが、とても賢こく、魅力的な人物として描かれています。
次作の『ブラックショーマンと覚醒する女たち』もぜひ読みたいと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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