ドミナント 速水奏を考える
はじめに
こんにちは。速水奏担当プロデューサーの μ(みゅー)と申します。ドミナント速水奏、ついに来たドミねぇ。担当プロデューサー、はりきっていろいろ考えてみたいと思います。
第一部:「ドミナント」速水奏
考察その一。
まずは見た目から。せっかくのデカ供給、カードイラストを隅々まで鑑賞させていただきまして、思ったことをじゃんじゃか述べていきます。
①赤組
赤組なんだね奏ちゃん。
②2年1組
2年1組なんだね奏ちゃん。
速水奏(17)高2か高3か問題、ついに終結。まぁ高2ですよね。
成績順によるクラス分けではないと思います。いくら優秀とはいえ、アイドルやりながら渋〇のトップ30~40に入るのはしんどいでしょう。クラスの文理分けも高3からですかね。こういう時は大体文系が後ろのクラスに回されるものです。速水さんは文系でしょう。
③クラTの文字
おそらく”Test your self, beyond the limit!”である。「自分を試せ、限界を超えろ!」といったところでしょうか。体育祭全体のスローガンなのか、クラスのスローガンなのか、はたまた速水さん個人のスローガンなのか……。
④激☆デコ メガホン
メガホン、めちゃくちゃデコられている…!こういうのやるんですね速水さん。目元のシールもかわいいね。なかなかにパッションです。もしくは、仲のいいお友達(キラキラ𝑱𝑲)が作ってくれたとか。「私は、こういうのはやらないわよ…..」と言いながら、内心はデコかわいいメガホンもらってウキウキの速水さんが見えますね。
さて特訓後。
①いい笑顔だね~~!!!
いい笑顔です😊どこがいいかと言いますと、とても肩の力が抜けているように思いませんか?速水さんがこんなに緩やかなお顔を見せてくれるとは珍しい。いつもは周囲の期待に応えるべく、背伸びして完璧を演じる速水さんも、誰の目も届かない水中では肩の力が抜けるのか。あるいは、素の自分を見せても認めてくれる人たちがいることを信じられるようになったのかもしれません。速水さんの成長を感じます。
②インナーカラー
『Nightwear』の時のようなインナーカラーが入っています。今回は明るめで、ピンクと紫の中間のような色。インナーカラーって、結構気合いがないとできないことだと思います。優等生速水さんによる、規範に対する反抗であると受け止めました。自分の「好き」と「カワイイ」を通した、強気のインナーカラー。
③ガラスの靴とサンダル
速水さんかわいいサンダル履いてますね。そしてその後ろにはガラスの靴が浮かんでいる。ガラスの靴と対となるものって、確かにサンダルかもしれません。サンダルは、歩きやすさ・機能性重視で見た目は比較的二の次になりやすい。逆にガラスの靴はビジュアル全振り、機能性フル無視です。死ぬほど重くて歩きづらいこと間違いなし。
「呪縛からの解放」……ではないでしょう。速水さんにとってアイドルは決して「呪縛」ではない。それでも、「重荷」くらいではあったかもしれない。完璧な美少女アイドル「速水奏」という、身に纏ったブランド。その緊張からの束の間の解放、そして少女はサンダルに履き替え、ありのままの自分を捜しにゆく……そんなことを思いました。
④ダイヤのペンダント
ガラスの靴と似ています。ペンダントには、古来から「自分の身体を守護する」モチーフがあると言われます。それをあえて外したことに、ありのまま、素の自分のままで世界に相対する速水さんのパッションが伺えます。
⑤色とりどりのガーベラ
色彩豊かで美しいお花が浮かんでいます。これらはたぶんガーベラであるとのこと。花言葉のほう、早速確認していきましょう。
様々ですが、どれもなかなかパッションな感じです。
「このプール全体が 速水奏 である」
なぜ開かれた海ではなく、閉ざされたプールなのか。私は、「この水槽全体が速水奏だからだ」と答えます。なんだかめちゃくちゃに聞こえるかもしれないですが一旦待ってください。速水奏という少女はとても多面的です。年齢の割に大人びた、優等生のスーパー女子高生アイドル。そのブランドに傷をつけまいと、いつも背伸びをして頑張っているけれど、内実「ふつうの」あるいは「年相応の」欲求も持っている少女。素の着飾らない自分をさらけ出したい日だってあるでしょう。それでも、完璧なアイドルへの憧れを失ったわけではない。手を伸ばすのを、やめたわけではない。
そうした多面性、葛藤、矛盾、クール、パッションのすべてが速水さんであり、すべてを抱えながら進んでゆく少女の有様に、私たちは美しさを感じるのだと思います。このプールの中、ダリアの花言葉も、シンデレラの靴も、きっとすべてがすこしづつ、速水奏という少女を成しているのです。
第二部へつづく