物語の導入
バイロゲイザーは激怒した。必ず、ライトノベル特有の導入を除かねばならぬと決意した。バイロゲイザーには冗長な導入の良さがわからぬ。バイロゲイザーは、府内の社会人である。ホラを吹き、麻雀で遊んで暮らしていた。けれども事の面白い・面白くないに対しては、人一倍に敏感であった
いやまあ別に激怒してるわけではないし、決意してもいないんだけど
ただ、私はライトノベルによくあるというか、主人公の説明口調のような状況説明のような導入ってやつがどうも肌に合わなかった
表現の幅を広げようと思って挑戦していた際、大体この壁にぶち当たって(とはいっても開幕数ページのことなのだが)、微妙にもんにょりしながら読み始めていたのをよく覚えている
勿論あれが好きな人だってたくさんいるのだと思うが・・・うーん