2021天皇賞(春)

全頭レビューのお時間

1枠1番　ワールドプレミア
戦績、血統的には距離も馬場が悪化しても悪影響は無さそう。
G1でも大負けしていないところはこのメンバーでは上位だし、前走の差は斤量差。
これがロスの少ない最内枠なら買わない理由が無い。
馬主の炎上など(ここでは触れません)で人気が落ちてるならむしろ買い。

1枠2番　アリストテレス
前走の大敗は恐らく馬場ではなく折り合い。
G1に向けては賞金を持って間隔を空けて本番、のノーザンの仕上げ的には、ここよりむしろ前走が狙いだった可能性はある。
勝ったAJC杯の相手には日経賞勝ちのウインマリリンや大阪杯2着のモズベッロがいたり、案外メンバーは悪くない。低レベルメンバーを選んで勝った感じではない。
抑え程度。嫌うなら嫌い切る手もある。買うなら、馬でというよりルメールで買う感じ。

2枠3番　カレンブーケドール
相手なりに走る馬。こういう馬は戦ってきた相手が違うとかは通用しない。
東京とか京都で切れ勝負するよりは、こういうコースの方がいいかもしれない。
戸崎に長距離の印象はあまり無い。そこは微妙。

2枠4番　シロニイ
このメンバーで何かできる感じはしない。
時計がかかる時の方が良いタイプたろうが、その要員にももうちょっといいのがいそう。

3枠5番　ディアスティマ
前走そこまでの高速ではなさそうな馬場で自力の競馬で3200mを3分14秒台は評価に値する。京都と阪神で違うものの春天の勝ちタイムにもなるタイム。シロニイをものさしにしたら、阪神大賞典でも2着に近いところにいる。
古馬オープン級は初めてだけど、壁の一つになる斤量面では、一応56キロでは走れている。
いきなりのG1でも戦えるだけの素地はあると見る。

3枠6番　マカヒキ
距離延長が良さそうには見えない。全盛期でもきつい距離。
4年ぐらい前が旬の馬。好転している様子もない。

4枠7番　ユーキャンスマイル
距離、コースに不安は無く、前年4着から力を落としている感じも無い。有力候補。
G1になると着拾って掲示板の下の方みたいな感じがしなくもない。そこは気がかり。安定してそうでいながら軸にはしづらいタイプ。
大舞台での藤岡に良い印象は無い。むしろ悪い。

4枠8番　ディバインフォース
ここを勝つための臨戦過程とは思えない。出走しただけっぽい。

5枠9番　ジャコマル
流石に力不足か。
レースのペースにのみ影響を与えそうな存在ではある。

5枠10番　ゴースト
このメンバーでどうこうできる馬でも騎手でも無さそう。
前走の競走中止の影響の可能性も考えると、とてもじゃないが手が出ない。

6枠11番　メイショウテンゲン
好走はあがりがかかった時のみで、そういう時の穴馬要員にはなる。
58キロでも宝塚記念5着がある。見限るには早い。結局買ってなさそうな気はするが。

6枠12番　ディープボンド
上がりに限界があるタイプ。キズナ産駒は案外そういうの多い。
ディアスティマがそこそこ行くだろうから上がり勝負にはならなそうではある。
全く調子を落としたとかで無ければ中心的存在。何かを軸にするならこれか。

7枠13番　ナムラドノヴァン
無欲の追い込み系が好きな人であれば、穴馬候補に買っておいてもいいと思う。
あまり多くのことをしない(できない)タイプの騎手だし、そういうのは合ってる。

7枠14番　ウインマリリン
ロベルト系は小回りタイプが多く、阪神でできる今年はプラス。
斤量差があったとはいえ、前走でここでも上位人気のワールドプレミアやカレンブーケドールに勝ててるし、力不足ということはない。
騎手も勢いあるし面白い存在。斤量3キロ増だけが気がかり。

8枠15番　オセアグレイト
3000以上なら安定勢力。そういうタイプはメンバーの集まるG1ではスピード不足になったりするのだが。
長距離の適性もにが問われる展開になればチャンスはある。
今年の成績めちゃくちゃな横典を買う気になるかどうかの問題はある。

8枠16番　メロディーレーン
超小型馬にこの斤量では……
もし買うなら馬より騎手で買うイメージで行こう。

8枠17番　オーソリティ
このメンバーの中において数少ない上がりが速くなった時に浮上するタイプ。
ノーザンがG1を狙ってくる時のレース間隔ではあるし、川田を乗せてきているし、あまり人気が無いなら狙ってみたい一頭。