マンションの殺人 解答とか感想戦とか色々
前回の記事 マンションの殺人 を見てからの方が良いかと思われます。というかそうじゃないと意味わからないと思います。
解答編にするほど終わりの展開考えてたわけじゃないから、サムテ的に最初の何文字かわからない間に解答を書かないように少しだけ引き伸ばすのが難しい……
基本的にはそんなに難しくすることを意図しないので(後述もしますが)、別に見えても良いと言えば良いのですが、一覧の時点で答えが見えてしまうのは流石に興醒めもいいところなので、このような措置を取らせて頂いています。よし、これぐらいでいいかな?
まず、犯人は、ツイッターのDMやコメントで頂いた回答の通り、管理人です。
・外部犯による犯行は不可能で、
・外部の人間ではなく、
・ある程度以上自由に動ける
これを備えた人物は管理人以外いません。
難易度を抑える工夫として、散々「外部犯はあり得ない」とか「誰一人嘘をついてはいない」と強調しましたが、特に不要だった気がしなくもないです。それでも、管理人を説明側の人間と捉えてしまうと……?
ツイッターのDMで「この環境なら管理人は嘘つけたよね(意訳)」と言われましたが、全くその通りでした。作成時点では考えていませんでした。実は管理人も発言中一切嘘はありません。作為として、”誰一人嘘をついてはいない”を前提にしていたというのはありますが……犯人である管理人の発言に嘘をひっそり混ぜていたら難易度上昇に一役買っていたかもしれません。説明役と思わせて犯人役が状況を後人させる……成立させる方法はパッとは思い浮かびませんが、決まれば面白そうです。
また、「誰も嘘をついていないなら住人に犯人候補はいない」と強調させるようにしていましたが、「嘘は言っていない(本当のことも言っていない)」とか「嘘をついている認識はない(事実を誤認している)」可能性を殊更に強調すれば、発言の方に注視させることもできたかなーとは思います。
あと、難易度を上げられた部分としては、一人称と警部の話をもっと減らして、最初の管理人との話の部分に混ぜ込んで、より説明役であることを強調することが思いついていました。その際に管理人犯人説を気付かせる要因として、外で集まっていた人たちを”男性全員”と”女性の住人全員”と分けて書いていた部分でした。結果的にこの部分はそのまま残って形骸化していますが……
問題として作成する上で、難易度調整ってのは非常に難しいです。作成者は作為など全てを把握できる立場にあるので、回答側がどれだけ情報不足と受け取るとしても簡単に映るんですよね。難易度調整というのは、そこから回答側にどれだけの情報を与えられれば回答に辿り着きやすくなるか?という匙加減なわけですが、これって自分一人でやるの結構難しくてですね……今回はちょっと長くなっちゃったので誰かにぶん投げて読んでみてもらうというのを回避した結果、誰もがあっさりというのは流石に簡単すぎたことになるのかな?という反省もあります。アンフェアよりは簡単すぎるぐらいで丁度いいと思ってる、というのはありますが……うーむ難しい。
あと、コメントで頂いた指摘、
”2文目に「外部からの侵入の形跡がないことなどから、自殺ではないことは間違いなく」ってあるところ、スゲー「逆じゃね!?」ってなりました!「外部からの侵入の形跡がない」ってことは…自殺じゃね?みたいな。”(そのまま引用)
はい、その通りでした。一応コメントで回答はしましたが、
”外部からの侵入の形跡はないが、死体の状況から自殺ではないことは間違いなく”
ぐらいにしておかないと意味がわからないことになってましたね……こういうミスは無くさないと……