サラブレッド

サラブレッド(thoroughbred)とは。thorough(完全に)bred(育てられたもの)を語源とし、走るために徹底的に品種改良された競走馬の品種としてこの言葉が当てられている。
現にサラブレッドという品種は、先述の通り速く走るためだけに品種改良が成され、育成されていった結果、野生の馬では考えられないレベルで故障し、野生の馬では考えられないレベルで気性が激しい。サラブレッドが故障する割合で野生の馬が故障していたら恐らくウマという種は絶滅しているだろうし、速く走らせるために大人しさを捨て、競争を勝ち抜く激しさを求められたのは品種改良としては自然の流れである。この代償は近交の影響もあるとは思うが。
この研ぎ澄まされた美しさに、人が競馬というものにロマンを感じているという部分はあるはずだ。F1を見てるようなものと言ってもいいだろう。

さて、ここで皆さん、ブタとイノシシの違いはご存知だろうか?
正解は「ない」。厳密に同じというわけではないが、イノシシが家畜化されていったものがブタとなっているだけで、遺伝子的にはあまり違いはなかったはす。この辺あまり詳しいわけではないのでご指摘があれば。
ここで何を言いたいかというと、ブタはイノシシのサラブレッドと呼ばれるではなかろうか?
走るために品種改良されたウマのサラブレッドと、イノシシを家畜化し食肉しやすいように品種改良されたブタ。ここに違いはあろうか?(反語)
さあブタにロマンを感じようではないか!