
あのエリザベス女王杯を思い出して
毎年「小粒」とか「G2レベル」とか、色々言われているエリザベス女王杯。
とは言えメンバーが落ちるのは仕方ない。牡馬と戦える牝馬は天皇賞やJCに行くし、距離適性に不安があればマイルCSに行く。そんなにポンポン牝馬のG1馬が現れるわけでも無いし、外国から参戦が無ければ今年と同じくらいのメンバー構成で行われるのがエリザベス女王杯。
だから牡馬一戦級と戦えるレベルの馬が出てくれば当然上位争いなわけで、レガレイラは皐月、ダービーと連戦しているし当然注意が必要。
あとの馬は牡馬混合G1に出ていても二桁着順とか、ローカル路線の牡馬と走っていた馬ばかり。
格というか一流の雰囲気はレガレイラが1番だが
問題は牡馬一戦級と戦えていたのか?というところ。
今年の3歳のレベルは高そう。富士Sのロジリオンや、スワンSの結果から見ても短距離では通用するレベル、むしろジャンタルマンタルなら圧倒してしまうのでは?と思うほど。
中距離でもシックスペンスが毎日王冠で勝っていて、評価せざるを得ない状況だ。
レガレイラのダービーでの豪脚は一際目立っており、能力的にはここでも上位の評価が妥当だろう。
あとは、スタートと脚質。出遅れ追い込み一辺倒の競馬になりやすく取りこぼしが多い本馬。
エリザベス女王杯もスローペースが必至なため、脚質的に展開は向かない。
天才ルメールがスローを察して動いたとしても、それが豪脚に繋がるのかは疑問。
ここは▲の単穴評価としたい。
もう一頭のG1馬スタニングローズはどうだろう。
馬柱を見ると掲示板外が多く、手を出し辛い。
しかもCデムーロ騎乗で人気になるし、人気と実績のバランスが悪く見える。
ただ馬柱を眺めると見えてくるものもある。
浮かんできた疑問、それは
「この馬はマイラー?」
そう思っても仕方の無い使われ方をしている。
ただこの馬ベストパフォーマンスはオークスか秋華賞ではなかろうか。
重馬場のエリザベス女王杯の大敗でイメージが悪くなっているが、この馬のベストは2000m〜2400m。それならばこの馬柱も納得である。
直近の2000mのレース大阪杯は8着だが、上位7頭に勝てる馬が今回のエリ女のメンバーにいるのだろうか。タイム差無しの7着はソールオリエンスである。
牝馬同士の中距離ならまだまだやれると見る。
あとはオッズ。
ここ最近の成績が単純にピークアウトの可能性も有り、人気するのであれば少し考えたい。また、雨にも弱いイメージなので条件付きの◯、対抗評価である。
では本命は何か。
能力上位馬に不安があって、その他の力が拮抗している場合、セオリーとして「展開」の利がありそうな馬から入りたい。
今回のメンバー構成、枠順で1番展開の利がありそうなのは単騎逃げ濃厚なコンクシェルだ。
有力馬は後方組が多く、しかも外国人騎手が多い。
早めの位置に付けるとしてもスタニングローズくらいである。
2009年エリザベス女王杯、クィーンスプマンテとテイエムプリキュアの伝説の前残り。あの結果の要因として3番手にいたスミヨンが動かなかった事。捕まえにいけば目標になるし、まさか前の2頭が残るとはの油断。それより後ろ馬は前の2頭の存在すら把握できない距離。
3番手以下の馬が動きたくても動けない金縛のよう現象が起きたのだ。
今回はそこまでの大逃げにならないとは思うが、番手につけたデムーロが動かず、コンクシェルの楽逃げを誘発する可能性は十分にある。
血統面も面白い。菊花賞のときも触れたが、これからの京都はキズナ産駒が狙い目だ。
メンバー唯一のキズナ産駒。
そして鞍上の岩田望来。
今年は若手からベテランまで初G1を取りに取り、次は自分が....と強く思っているはず。
騎手の京都での複勝率も良く、枠も絶好。
エリザベス女王杯は外国人騎手が強いけど、望来君もフランスに武者修行に行ってたわけで、技術はしっかり習得してきたよね!?
得意の京都で一発決めて欲しい!
◎コンクシェル
親父の横で派手なガッツポーズ決めてくれ!
◎コンクシェル
◯スタニングローズ
▲レガレイラ
買い目
単勝 4
複勝 4
馬連・ワイド 4 - 7、11
計 6点