インターンシップ紹介~フィールドエンジニア~
マイスターエンジニアリングでは、夏季にインターンシップを開催しております。今年は、オンラインでのオープンカンパニーや仕事体験、対面での2日間のインターンシップ、5日間のインターンシップの計4種類の形式で実施しています。今回の記事では、その中でも5日間のインターンシップで実施するフィールドエンジニアのカリキュラムをご紹介します。
インターンシップ
全体
5日間のインターンシップでは、2つのカリキュラムを体験していただきます。それぞれのカリキュラムを2.5日ずつ体験し、計5日間のプログラムとなっています。今回は、その中で実施するフィールドエンジニアのカリキュラムをご紹介します。
このカリキュラムでは、現場を経験した社員が講師を務めます。そのため、現場で必要なスキルや知識を身につけることができるだけでなく、実際の経験談も聞くことができます。
フィールドエンジニアのインターンシップは、以下の3つの構成になっています。
制御盤の組立
ハードシーケンス、ソフトシーケンス
現場経験者による座談会
① 制御盤の組立と解体では、実際に手を動かしながら工具の使い方や図面の見方を理解します。基本的な技術や知識を身に付けることができます。
② ハードシーケンスとソフトシーケンスでは、装置の制御に関する知識を学びます。ハードシーケンスは物理的な部分、ソフトシーケンスはプログラムの部分を学ぶことができます。
③ 座談会では、実際に現場を経験した社員に直接質問ができるため、現場での働き方や業務内容についてのイメージを付けることができます。
このようなカリキュラムで、フィールドエンジニアとしての基本的なスキルや知識を身に付けるだけでなく、現場での実践的な経験も積むことができます。
前半 ~組立、ハードシーケンス~
まず、フィールドエンジニアの働き方についての説明があり、その後カリキュラムの内容に入っていきます。前半では、主に制御装置の組み立てから始まり、その後に実際にその装置を制御する流れです。参加者は2人1組になり、以下のような装置を組み立てていきます。
この実践的なカリキュラムを通じて、フィールドエンジニアとしての基礎的なスキルや知識を習得することができます。また、実際の装置を操作することで、理論だけでなく実践的な技術も身に付けることができます。
組み立て作業の際には危険な作業も含まれるため、KY(危険予知)を行いながら実践的に進めていきます。また、2人1組での作業となるため、作業仲間と分担し合いながら効率よく組み立てていく必要があります。
組み立ての際には六角レンチやプラスドライバーなどの工具を使用しますが、工具の使い方についての説明も行います。工具を使ったことがない人でも安心して取り組むことができます。このような実践的な体験を通じて、フィールドエンジニアとしてのスキルを着実に身につけることができます。
組立が終わり、実際にその装置を制御させていくのですが、配線なども実際に電気図面を見ながら行っていきます。
実際にどのように配線するかは、是非参加して経験してみてください!
配線作業が完了した後、実際に装置が稼働するかどうかの動作確認を行います。自分たちが一から組み立てた装置が動く瞬間は、非常に緊張感が伝わる場面です。
しかし、ここからがフィールドエンジニアのカリキュラムの最も醍醐味の部分です。今回組み立ててもらった装置は、実は正常に動作しないように細工がされています。フィールドエンジニアの実際の業務でも、装置に不具合が生じ、それを解決して動作させるという「トラブル対応」が重要な業務の一つです。このカリキュラムでは、そのトラブル対応を疑似体験してもらいます。
自分たちが組み立てた装置が仕様通りに動くように、どの部分で不具合が生じているのかをグループで話し合いながら解決し、実際に仕様通りに動くまで取り組んでいただきます。このプロセスを通じて、問題解決能力やチームワークの重要性を学び、フィールドエンジニアとしての実践的なスキルを身につけることができます。
後半 ~ソフトシーケンス、解体~
前半では実際に配線などを使いハードでの制御を行いましたが、後半ではプログラムロジックコントローラー(PLC)を使いソフトで制御を行います。ラダー図と呼ばれるプログラムを書き、制御を行います。
C言語などのプログラミングとは少し異なるため、初めての方には少し難しく感じるかもしれません。しかし、各記号の意味や見方についてもカリキュラム内で丁寧に取り組んでいくので、安心してください。PLCについても理解できるようになります。
このカリキュラムでは、基本的な知識から実践的なスキルまでを網羅しており、初心者の方でも確実にステップアップできる内容となっています。フィールドエンジニアとしての基礎をしっかりと学び、実践的なスキルを身に付けることができます。
ソフトシーケンスにおいても、問題解決のワークがあります。ラダー図と実際に動く装置を照らし合わせながら、どの部分に不具合があるかを探し出し、その不具合箇所をどのように修正すれば仕様通りに動作するかを考えます。この作業もグループワークで行い、最後にはグループごとに成果を発表してもらいます。
ワーク終了後、組み立てた装置を解体します。ネジ一本も無くさないように注意しながら、チェックしつつ解体作業を進めていきます。現場でもネジ一本が無くなれば見つかるまで探す必要があるため、この解体作業も現場に近い形で体験していただいています。
座談会
カリキュラムが終わると、講師の座談会が行われます。この座談会では、主に参加している学生の皆さんからの質問を受け、それに対して講師が答える形で進めていきます。現場での具体的な話や、少しプライベートな話まで、インターンシップに参加したからこそ聞ける話が盛りだくさんです。
おわりに
以上がマイスターエンジニアリングで実施しているフィールドエンジニアのインターンシップとなります。
実際の業務で必要な知識やスキルが身に着くようなカリキュラムに加え、現場の話も聞くことが出来るので、仕事のイメージが付きやすい内容になっています!
マイスターエンジニアリングでは他にも様々なカリキュラムのインターンシップや仕事体験をご用意しておりますので、少しでも気になった方は是非、マイスターエンジニアリングのインターンシップにご参加ください!