見出し画像

技術派遣・技術請負って何?技術サービスだからこそ実現するマイスター流「社員ファースト」について徹底解説!

マイスターエンジニアリングでは技術パートナー事業をグループの中核事業として展開しています。
技術パートナー事業には技術派遣、技術請負という二つの形態がありますが、特に「派遣」という言葉には漠然とした不安やネガティブな印象を持つ方も多いかもしれません。しかし、株式会社マイスターエンジニアリングは、そうした誤解を解消し、これらのキャリアパスの本当の魅力をお伝えしたいと考えています。

本記事では、技術派遣や技術請負を行う「技術サービス」業界の構造や歴史、マイスターエンジニアリングが提供する幅広い技術サービスの詳細、そして技術派遣と技術請負の違いについてご紹介します。また、マイスターエンジニアリングが「社員ファースト」の企業文化を大切にし、技術者一人ひとりの成長と長期的な活躍を支えるための具体的な取り組みについても触れています。

▼弊社取締役の「社員ファースト」にかける想いと展望についてはこちらの記事で解説していますので、合わせてご確認ください!

「技術サービス」を提供する業界の構造や歴史

まずは、「技術サービス」の意義についてご説明します。

モノづくりには「バリューチェーン」と呼ばれる一連の流れがあります。
製品の企画や要素研究、開発設計、詳細設計、試作評価、生産技術の確立、製造、販売、そしてメンテナンスという様々な機能の流れを経て製品は納入、活用されていきます。この全てのプロセスが繋がっており、どれか一つでも欠けるとモノづくりは成り立ちません。

1990年代や2000年以前の大手メーカーは、これら全ての工程を自社で行うケースも少なくありませんでした。しかし、この体制では自社のリソース(人手)だけに依存してしまい、環境変化が急速に進む中でリスクが高くなり、開発・生産スピードが遅れることもありました。
そうして時代が進むにつれて各機能を外部にアウトソースするという発想が生まれました。メーカーは秘伝のタレのようなコア技術は自社で保持しつつ、それ以外の技術力を要する領域については「技術サービス」企業に外注することで、効率的に業務を進めることになりました。

そうした背景もあり、当社のように技術者を抱える企業の需要は伸び続け、市場も拡大中。
2011年には8000億円規模だったものが、2022年には1.3兆円規模に達しており、今後も大きな可能性を秘めた領域となっています。
当社はメンテナンス領域と設備系の設計領域、生産技術の領域に対して強みを持っており、幅広い業界の企業からご相談・ご依頼をいただいています。

技術派遣と技術請負の違い

技術サービスには「技術派遣」と「技術請負」の二つの形態があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

■技術派遣
「人材不足」に対して、マイスターエンジニアリングが正社員として雇用している技術者を派遣し、クライアント企業の指示系統のもとで働き、労働時間に応じて報酬をいただく形態です。クライアント企業の中で働くので、場合によっては大企業の環境下で働くこともでき、最先端の技術に触れられる可能性もあります。

「派遣」と聞くと「派遣切り」のようなネガティブなイメージがあるかもしれません。一方でマイスターエンジニアリングの技術派遣は上述の通り「正社員雇用される常用型派遣」で、一般的にイメージの強い派遣中のみ契約社員となる「登録型派遣」とは異なります。
常用型派遣では万が一派遣先から帰任となった場合でも「正社員」のため雇用され続け、しっかりとお給料を受け取り続けることができ、また新たな活躍の場となる配属案件の提案を営業スタッフから受けることができます。

■技術請負
クライアント企業が必要とする技術サービスをマイスターエンジニアリングが提供する形態で、サービスごとに単価が設定されます。例えば、一件当たりのメンテナンス作業に対して料金が決まっており、クライアント企業はその単価に基づいて支払います。技術請負の場合、指揮命令権はマイスターエンジニアリング側が持ち、技術者はマイスターエンジニアリングのチームに所属して業務を遂行します。

当社の案件比率は技術請負が「60%」。請負比率が多いということはクライアントから高い技術力に信頼をいただいている証でもあります(業界の一般的な水準として技術派遣が90%の割合を占める企業が多く存在します)。

また、請負比率が高いと様々なメリットがあり、例えば配属事業所内で実践的な研修をする機会も多く、座学以外にも様々な腕を磨くチャンスに恵まれます。

特に請負系の事業所では、例えば機械設計の領域で「2年間で一人前の設計者に育てる」ための長期カリキュラムを組んでいます。これは、実直に取り組んでいけば着実に階段を上っていける内容であり、先輩の背中を見て学ぶというよりも、具体的な指導と研修に落とし込んでいるので、非常に効率的です。

技術サービスを提供する会社の「社員ファースト」とは

当社のように技術サービスを提供する会社は「製品を持ってビジネスを展開している」わけではなく、技術力を持った社員そのものが財産であり、そこから価値が生み出される企業形態です。
そのため、社員数が増えるほどビジネスが拡大できるとも言え、「社員が働きやすく辞めようと思わない環境を作ること」は会社にとっても社員にとっても、非常に重要なことなのです。
当社は、この「社員ファースト」な環境を作れるよう、構造変革を進めてまいりました。特に2020年に行った「株式非公開化(上場廃止)」は「株主ファースト」から「社員ファースト」に転換する大きな軽々となりました。

メーカーでは商品が主役となりますが、私達のような技術サービスを提供する会社では「人材」が主役です。商品ファーストではなく、社員ファーストの環境づくりは、技術サービス業界だからこそ実現できる魅力と言えるでしょう。

マイスターエンジニアリングの「社員ファースト」な活動

私達は「お金を稼ぐ力」、すなわち技術力を身につけられる環境を作ることが真の「社員ファースト」だと考えています。社員それぞれが市場価値を高め、仮に弊社を卒業したとしても成功できるよう、技術力をしっかりと身につけさせる環境が社員ファーストとして必要なことだと考えています。
そんな当社が具体的に整えた環境の一例をご紹介します。

■入社時研修
新卒社員は最大2カ月間、中途社員は最大1ヶ月間入社時研修を行っています。特に新卒社員研修は、現社長の平野が就任してからより強化し、平野自身がカリキュラムを研修室と一緒に組み立てるほど、力を入れています。
研修内容は非常に実践的です。技術センターと呼ばれる研修に特化した設備を持ち、合宿型で研修を行うことで、実践的なスキルを身につけることができます。

ME技術センター

■配属後のケア体制
育てて配属して終わり、ではなく、それ以降のケアこそ重要だと考えています。特に派遣形態では、クライアントの現場で働くため、人間関係が上手くいかないなどのリスクもあります。

正社員としてメーカーなどに入社すると、部門が合わないと感じてもすぐに抜けられないことが多いです。しかし、当社では様々な現場の案件を持っているため、その案件に対して不安がある場合、営業担当者がヒアリングを行い、別案件への異動等の相談に乗っています。

営業担当者はエージェントのような役割を果たし、技術者が本来の価値を発揮できるようにサポートしています。現場が合わない場合は、別の案件に異動するなど、ケアしながら伴走パートナーとして働いています。

▼詳しい社員ケア体制についてはこちらの記事をご参照ください!

とはいえ、営業担当者のリソースも有限であるため、受け身ではなく技術者が自ら不安を発信できる仕組みも重要。そこで若手を中心にGeppoというモチベーションの可視化ツールを導入しています。
これにより、自身の状態をクイックに報告でき、急激な変化があれば営業担当者からフォローを受けることができます。これも技術サービス事業ならではの取り組みです。

▼詳しいGeppoの取り組みについてはこちらの記事をご参照ください!

■本人希望で拡がるキャリア
当社の特徴として望まない異動がほとんどない点も魅力です。会社都合での転勤が全体の2.6%(2021年実績)と、かなり低い数値となっています。

逆に、本人が異動を希望した場合は親身に相談に乗り、希望を加味した対応を心がけています。例えば、「介護が必要になったから親元の近くに移らなければならない」という場合や、「結婚してUターンしたい」というケースも多くあります。もちろん、全てをすぐに叶えられるわけではありませんが、その近くで案件を探し、提案して異動できるよう取り組んでいます。

また、「グループ公募制度」というものもあり、グループ会社各社や他の案件、管理部門のポジションを半年に一回全社的にオープンにしています。公募制度を使った異動に本人の希望があれば、それに手を挙げてチャレンジすることも可能です。受け入れ部門がOKであれば、今所属している部門は拒否できない仕組みになっています。
例えば、公募制度を使ってフィールドエンジニア職から採用職へ移ったメンバーがいます。技術者のキャリアアップとして専門性を高める道や、社内で全く違うキャリアにチェンジする道も叶えやすくなっています。

■充実した手厚い手当
様々な手当や福利厚生が充実していますが、その中でも特に目玉と言えるのは寮制度です。年齢制限はありますが、条件を満たしていれば自己負担20,000円/月で住むことができます。首都圏であれば80,000円までの家賃が対象となり、差額の60,000円は実質非課税で手当を受けられていることと同義になります。
また、2024年度より昼食代補助として毎月3,500円分のauペイポイントを付与する制度も誕生しました。食費の高騰に対しても少しでも還元できるようにしています。さらに、ジム利用制度もあり、月3回まで無料で利用することができます。

あなたの理想的な働き方を実現!

技術者として働き続けたい方の中には、ネームバリューや「なんとなくの安心感」でメーカー志望の方も多く、正社員だとしても「派遣」「請負」という言葉に抵抗感をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実際に、私達も説明会や面接でそういった質問や相談を頂いています。

今回ご紹介したように、派遣・請負では様々な案件・技術に触れる機会に恵まれながらも、特に当社の場合は私生活や家庭にも配慮された環境の中で、安心して働き続けることができます。技術スタッフの中には、長年同じ事業所でリーダーをしている方もいれば、公募制度を使って新しい領域にチャレンジをする方もいます。エンジニア出身でグループ会社の社長を務めている人材もいます。

技術者としてのキャリアを考えている方、安定した環境で専門スキルを磨きたい方、ぜひマイスターエンジニアリングでのキャリアを検討してみませんか?私たちと一緒に、技術の未来を創りましょう。

▼マイスターエンジニアリングの採用情報はこちら!
https://www.mystar.co.jp/recruit/