プラント設計職(MEグループ/東日本エンジニアリング株式会社) 社員インタビューVol.1『知識ゼロの状態から設計職に!新たな知識やスキルを獲得できる仕事』
マイスターエンジニアリンググループの東日本エンジニアリング株式会社は、プラント設備の設計・施工管理や定期保全・メンテナンスサービスを提供するトータルエンジニアリング企業です。
そんな東日本エンジニアリングでは、現在新卒採用・中途採用を行っております。本日は、エンジニアとして活躍されている入社4年目のNさんに、東日本エンジニアリングでの働き方や仕事のやりがいについてお伺いしました。
野外での研究作業経験を活かせる仕事
―—本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介をお願いいたします。
入社4年目、プラント設計職のNと申します。現在は主に新設する配管やタンク、ポンプの設計をしています。趣味は野球観戦です。
―—ありがとうございます。Nさんが東日本エンジニアリングを受けようと思ったきっかけを教えてください。
私は大学時代、生物学を専攻していました。就活をしていた時は、学んだことを活かせそうな生物やバイオ系の研究職も検討していたのですが、上手くいかなくて。
「視野を広げなければ」と考えていた時に思い出したのがフィールドワークの経験でした。専門としていた植物の研究では、外に出て作業することも結構多かったんです。現場で測定などの作業を行うことが多い東日本エンジニアリングであれば、フィールドワークでの経験を活かせるのではないかと考えました。また、父親が設計関係の仕事をしていることもあり、実は幼い頃から設計の仕事に少し興味もあったんです。
―—現在の働き方、大まかな仕事のスケジュールについて教えてください。
基本的に週2日は終日現場で作業をして、残りの3日は事務所で作図しているようなイメージです。大規模な現場や、例えば足場が組んである間しか見られないような高所の現場を担当する場合は、1週間現場に通い続けることもあります。設計の仕事は事務仕事ばかりではなくて、現場での仕事も多いんです。事務所と現場にいる時間の割合は6:4くらいだと思います。
―—高いところで作業をすることもあるんですね。
はい、10mくらいの高さの場所で作業することも多いので、高所が苦手な人には大変かもしれません。ただ、もちろん命綱も足場もあるので安心してください。(笑)
私も最初の方は「高いところにいる」という事実に意識が向いてしまい、怖いと思っていたのですが、最近は「配管ルートどうしよう」と仕事に意識を集中させているので、あまり高いところにいても気にならなくなりました。
知識ゼロの状態から設計の仕事に挑戦
―—入社後、どのようにして仕事に必要な知識を身に付けられたのでしょうか?
当然、入社後にいきなり新設の設計はできないので、まずは座学研修やOJT研修の場でCADの基本的な操作や用語の勉強、先輩の仕事の進め方を学んでいきました。
研修後にまず担当させてもらったのは、既存の配管を調査し、配管図を作成する仕事です。すでに基礎的なことは知識として頭に入っている状態だったので、それをもとにスムーズに実務に移行できました。
ただ、必要なスキルは実際の業務や先輩からの指導を通じて徐々に身に着けていった感じですね。最初のうちは先輩が付きっきりで仕事を教えてくださったので、そこで学んだことが今に繋がっていると感じています。
―—設計に関する知識や経験がまったくない状態から仕事に慣れるまでは、苦労も多かったのではないでしょうか。
CADで図面を描けるようになるまではやはり苦労しました。最初は1つの図面を仕上げるまでにかなり時間が掛かってしまっていたんです。私はコツを掴むまでにかなり時間を要した方ですが、入社3年目でようやく新設の設計を任せてもらえるようになりました。
―—大変な努力があったのですね。
2年目くらいになっても作業がなかなか早くならなかった時が一番つらかったのですが、仕事が嫌になるというよりも「やってやる」という気持ちの方が強かったんです。「転んでもただでは起きないぞ」と思いながら頑張ってきました。
指導してくださる先輩が「お前が頑張ってるのはよく理解しているから、俺は絶対に見捨てないよ」と声を掛けてくださったのですが、その言葉でかなり心が楽になりました。
日々、新たな知識を身に付けられるのが仕事の面白味
ーー現在、Nさんが仕事で困難を感じるのはどんな時ですか?
お客様に合わせた臨機応変な対応が求められることでしょうか。例えば工事に入る前の打ち合わせでは、希望がかなりアバウトな方もいれば、具体的に伝えてこられる方もいらっしゃいます。細かい要望を伝えてくださるお客様の場合は、そのご要望に合わせる形で進め方を決めていけるのですが、意外と大変なのは打ち合わせの場であまり細かいオーダーがないケースなんです。「本当にこれでいいのかな?」という迷いも生まれますし、実際に工事が始まってから変更が発生することも多くて。お客様のご要望を正しく理解する力が求められると感じます。
―—反対に、お仕事をされていて楽しさ、やりがいを感じた瞬間はありますか?
仕事を覚えたてだった頃は、上司に出来上がった図面をチェックしていただくと、ダメ出しがたくさん返ってきていたんです。そのダメ出しの数や頻度が目に見えて少なくなってきた時には自分自身の成長が感じられて嬉しかったですね。
図面がしっかりと描けるようになった後は、効率的に作業を進めるための短縮コマンドを覚えていきました。コマンドの操作に慣れるとどんどん作図のスピードが上がるので、成長が実感しやすいんですよ。今後も上司に知っていると便利なコマンドを率先して聞いて、さらに作業スピードを上げていきたいです。
―—積極的に先輩や上司の方から学ぼうとされている姿勢が素敵ですね。
ありがとうございます。先輩も上司も質問をすると丁寧に教えてくれるので、質問しやすいんですよ。
現場での調査や測定は人によってやり方が全然違います。それに、例えば同じ作図でも平面図を描くのが得意な方もいれば3Dが得意な方もいて、得意分野も人それぞれです。いろいろな人と一緒に仕事をして、そこでさまざまなことを学ばせていただくことで新たな知見を得られるのがこの仕事の面白さの1つでもあると思います。
コミュニケーションスキルも磨いていきたい
―—近い将来の目標はありますか?
お客様との事前の打ち合わせから請求まで、一連の業務を自分1人でできるようになりたいですね。そのためには、お客様との折衝や工事内容のご提案などをスムーズに行うためのコミュニケーションスキルを磨く必要があると感じています。今はまだお客様とのやりとりに関して、上司にフォローいただいている部分が大きいのですが、今後は1人で担当できるように頑張りたいです。
また、実際の業務に役立てられるかどうかはわかりませんが、安全衛生管理者の資格にも興味があるので、勉強したいと考えています。
―—東日本エンジニアリングでの働き方はどのような方に向いていると思いますか?
外に出たり、身体を動かしたりするのが好きな人、フィールドワークが好きな人には特に向いている仕事だと思います。設計職は現場でスケッチをする機会が非常に多いので、絵を描くのが得意な人もこの仕事に向いているのではないでしょうか。
―—Nさんは、どのような方と一緒に働きたいですか?
わからないことは迷わずすぐに聞いてくれる方、それから実行力がある方と一緒に働けたら嬉しいですね。
―—最後に、就活生の方へメッセージをお願いします。
学生時代、何か1つのことに集中して取り組むのももちろん間違いではありません。ただ、個人的にはいろいろなことにチャレンジして、その後に活かせるような経験を貯めていくのがいいんじゃないかなと思います。直接仕事に活かせるようなことではなくても、話の引き出しを増やすつもりで、ぜひさまざまなことに取り組んでみてください。