【先輩インタビュー/医療(装置メーカー)×フィールドエンジニア】「多彩な技術に触れたい!」好奇心旺盛な女性エンジニアが見つけた新天地
マイスターエンジニアリングは、これまで様々な背景を持ち転職活動をされている方を採用してきました。
今回は、「携われる機械や技術の選択肢の豊富さに魅力を感じて転職した」Yさんにお話を聞きました。
Yさん / 医療機器×フィールドエンジニア
マイスターエンジニアリングの魅力は「選択肢の多さ」
ーーそれでは、簡単に自己紹介をお願いします。
Yと申します。大学では医療機器の勉強をし、その分野で働きたいという想いから、前職では医療機器の点検とメンテナンスを行う企業に就職しました。経験を積む中で、触れてみたい機器が増え、より多様な技術に携わりたいと考え、マイスターエンジニアリングに転職しました。昨年の3月に入社し、現在で入社して1年半ほどになります。
ーー医療機器にはなぜ興味を持ったのでしょうか?
元々、幼少の頃から機械いじりや手作業が好きでした。特に物を分解するのが好きで、車のタイヤ交換も自分でできるほどです。また、親も似たような仕事をしていたため、大学進学の際に「医療機器の点検・メンテナンス」という進路を勧められました。そのアドバイスを受け、医療機器について学べる大学に進学しました。
ーー前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。
前職では医療機器の点検とメンテナンスを担当していました。具体的には、生態情報モニターや血管造影装置の点検を行っていました。生体情報モニターは患者さんのバイタルサインを監視する機器で、ICUや手術室で使用されます。血管造影装置は血管内の様子を確認するための装置で、心臓病や脳卒中の診断や治療に使われます。これらの装置が正常に動作するよう、定期的な点検・メンテナンスと必要な修理を行っていました。
ーーそれでは、前職からマイスターエンジニアリングへ転職した理由をお聞かせください。
前職では3年間勤務し、多くの経験を積むことができました。しかし、その中で特定の機械に特化するだけでなく、より幅広い技術や装置に触れてみたいという気持ちが強くなりました。
複数の会社を検討した結果、医療機器を扱えることはもちろん、将来的に他の技術分野に興味を持った場合でも幅広くエンジニアとして活躍できる「選択肢の多さ」が魅力的で、マイスターエンジニアリングを選びました。もう1社検討していた会社は医療機器のみを扱っていましたが、マイスターエンジニアリングには様々な技術職の選択肢があり、常に新しい技術に触れてスキルを磨くことができます。飽きっぽい性格の私には、様々な技術に挑戦できる環境がピッタリだと感じたため、転職を決意しました。
包括的な視野を持ったエンジニアに成長
ーー改めて、現在のお仕事内容についてお教えください。
現在は、大手医療機器メーカーに派遣され、レントゲン装置や超音波装置の定期点検や修理、新規設置などを担当しています。前職ではメンテナンス業務が中心でしたが、こちらでは設置業務にも携わるようになり、楽しんで取り組んでいます。
医療装置は非常に大きく、輸送の際には「電気を生み出す装置」や「X線を出す装置」など、それぞれの役割ごとに分かれて運ばれます。それらを現場で組み合わせ、配線を繋ぎ、一つの装置として完成させる作業を行っています。
装置や配線が完成し、クライアントがどのような反応をするかを考えながら作業する時間がとても好きです。
ーー前職と現在のマイスターエンジニアリングで、業務上の大きな違いはありますか?
一番の違いは、訪問する病院の規模です。前職では大学病院のような大規模な病院がメインでした。そのため、やりとりする相手も現場の看護師さんが多く、「装置が早く、順調に動いてほしい」という技術的なコミュニケーションが中心でした。マイスターエンジニアリングでは、比較的小規模な個人開業の病院が増えています。そのため、やりとりする相手も院長やオーナーが多く、装置の技術的な話はもちろん、費用や営業的な視点のコミュニケーションが増えました。
これにより、技術的なスキルだけでなく、ビジネス全体の流れを理解し、より包括的な視野で業務に取り組むことができるようになりました。
もちろん、病院の規模によって取り揃えられている装置も異なるため、扱う装置の種類も変化しています。
ーー入社当初は、初めて触る装置も多かったと思います。研修はどのように進められましたか。
入社して最初の1週間は、マイスターエンジニアリングでビジネス研修や導入研修を受けました。その後は派遣先である大手医療機器メーカーでの技術研修に参加しています。入社直後は、派遣先の先輩のOJTのもと、作業の流れを実践的に学びました。また、新しい装置に携わる際には、その都度、装置ごとの研修が行われています。こうした研修を通じて、初めて触る装置でも安心して取り組むことができました。
ーー前職を含めて、医療機器のフィールドエンジニアとして働くやりがいはどこに感じていますか?
医療機器のフィールドエンジニアとして働くやりがいは、点検に行って異常を直したときに「ありがとう」と感謝の言葉をもらえることにあります。また、相手が故障と気づいていなかった箇所を見つけて修理し、「動きが良くなった」と喜んでもらえることも大きなやりがいです。これらの瞬間に、自分の技術が人々の役に立っていることを実感し、非常に充実感を感じます。
特に、医療現場では機器の正常な動作が患者さんの安全と直結しているため、自分の仕事の重要性を強く感じます。
これからも、安心して機械と向き合っていく。
ーーお休みをはじめとした働き方についてお聞かせください。
基本的に土日が休みで、点検や設置の案件が発生した日には病院に出向きますが、それ以外の日は社内で事務作業を行っています。
勤務先は東京都で、社宅制度を利用しています。家賃8万円(※地域によって上限は異なる)までであれば自己負担2万円/月で住むことができる点は非常に助かっています。また、自身の意思に拠らない転勤は会社として少ないため、長期的な生活設計が立てやすく、安心して働ける環境です。
より「医療機器×フィールドエンジニア」の業務内容や働き方を詳しく紹介している記事もご確認ください!
ーーその他、働き始めてから気づいた魅力は何かありますか?
当社には「MEワンデ-ワーク」という制度があります。これは、社内やグループ会社の現場で一時的に人手が不足した場合に、他の事業部からお手伝いに行って手当をもらえる社内副業・アルバイト制度です。
携わる業務は未経験でもできる簡単な作業が中心ですし、グループ会社の方やMEの方が教えてくれるので、未経験者クライアントに迷惑をかけることはありません。この制度を利用することで、アルバイトとして手当をもらえるだけでなく、普段は触れることのない機械に触れたり、入ったことのない現場の技術に触れられる機会にもなり、有効活用しています。
例えば、普段は医療装置で100〜200V程度の電圧を扱っていますが、お手伝いに行ったビルメンテナンス事業部では、ビル全体の電気を扱い、容量も機械の大きさも全く異なります。そういった現場に入れるのは、とても楽しく、新たな知識と経験を得る貴重な機会となっています。
ーー最後に、マイスターエンジニアリングに向いている方の特徴を教えてください。
まず、機械いじりが好きな方に向いていると思います。私自身、幼少期から機械を触るのが好きで、現場で黙々と作業し、問題を解決できた時の達成感が今も仕事のモチベーションになっています。
また、手先の技術だけでなく、情報系や電気系の知識も求められるため、日々勉強する意欲がある方が向いていると思います。私も、ITパスポートの資格を取得するための勉強や、最近では超音波系の装置についての知識を増やすための学習を続けています。マイスターエンジニアリングには、勉強する社員を積極的に後押ししてくれる環境が整っているため、自己成長を求める方に最適です。
好きな仕事を通じて病院で働く方々に喜んでもらえることや、新しい技術を学び続けることに楽しみを見出せる方なら、マイスターエンジニアリングで大いに活躍できると思います。
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