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社員の声に耳を傾け、成長を支援~MEの社員ケア体制~

MEグループでは、すべての社員が「働きがい」と「働きやすさ」を感じられる職場づくりに向けた取り組みを進めています。

前回は、ケアを必要としている人を素早く見つけだす「Geppo」のシステム運用についてご紹介しました。今回は、メカトロ事業部内で技術者のケアを担当するOさんにインタビュー。具体的な取り組み内容や、社員ケアを重視する理由についてお話を伺いました。



社員一人ひとりと向き合う仕事


―—まずはOさんのこれまでのキャリアや、現在ご担当されている業務内容について教えてください。

メカトロ事業部のOと申します。私は、もともと機械設計の会社に就職後、長年にわたって設計の仕事をしていました。その会社がMEと合併したことを機にMEグループの一員となった後は、採用業務のサポートをはじめ、あらゆる業務を経験してきました。10年ほど前からは、メカトロ事業部の本部スタッフとして社員のケアやお客様対応、収支確認などの業務を担当しています。

―—今回のテーマである社員ケアについて、Oさんはどのようなことに取り組まれているのでしょうか。

主な取り組みとして挙げられるのは、社員との定期面談です。頻度については社員の方の状況によって異なりますが、目安として3ヶ月に1度もしくは半期に一度のペースで実施するケースが多いです。

定期面談の一番の目的は、社員一人ひとりの状況確認です。ストレスを溜め込んでいないかどうかや、職場環境に問題がないかなど、話をじっくりと聞きながら状況を把握していきます。また、定期的に行う面談以外に個別の相談にも応じることもあります。

ひとりひとりの社員の元に赴き、直接相談に乗っています。

エンジニアの活躍を支える


―—ケアの対象となるのは、どのような方ですか?

私が担当しているフィールドエンジニアのメンバーは、業務の特性上、現場で体を動かす仕事が多く、長期にわたる出張が発生するケースもあります。そのため、心身ともに負荷がかかりやすい業務にあたる社員を中心に、定期的な面談を行うようにしています。特に1人で現場に常駐している社員については、できるだけこまめに連絡を取り、状況を確認するようにしています。

一方で、チームで働いている社員に関しては、リーダーや先輩社員に任せられる部分も多いため、私のほうで実施する面談の頻度は比較的低くなります。ただし、社員からの連絡があった際には、すぐに面談を設定するなど、適切な対応を心がけています。

―—昨年度、Geppoの運用体制が見直しされました。新体制での運用開始以降、Оさんが感じている変化はありますか?

データをモニタリングすることで、体調やメンタルに良くない変化が見られる社員をすぐに見つけ出し、対応に移れるようになりました。

また「直接誰かに相談するのは気後れするけれど、Geppoには正直な気持ちを書ける」という方もいらっしゃるようです。これまでケアを届けられなかった方と話をする機会ができたのはいい変化だと感じています。

今後も自分の状態を周りに知らせるための一つの手段として、システムを活用していただけたらと思います。

聞き手に徹し、相手を理解する


―—Oさんが面談の場で意識していることがあれば教えてください。

考え方や抱えている悩みは人それぞれなので、まずは聞き手に徹して、面談相手である社員の方の状況をきちんと理解しようと意識しています。

お話をお聞かせいただいた後、私の経験からアドバイスをさせていただくこともありますし、その場では解決できないことがあれば、一度持ち帰らせていただくこともあります。社員がお客様との人間関係に悩んでいる場合は、必要に応じてお客様側ともコミュニケーションを取ります。

―—これまでのご経験のなかで、何か印象に残っているエピソードはありますか?

社員とのコミュニケーションのなかで「私生活の都合上、他の地域に転勤したい」との相談を受けたことがあります。たまたまタイミングが良かったこともあり、お客様との調整を経て、希望通りの異動を叶えられました。

また、今とは違う業界の仕事に興味を持ち始めた社員からの相談をきっかけに、他部署への異動を実現できたケースもあります。その方は当初、転職も視野に入れていたそうなのですが、社内での新しいチャレンジを選択してくれたことは私にとってうれしい出来事でした。

社員ケアで、「働きやすさ」と「働きがい」を追求


―—ズバリ、社員ケアが目指すゴールはどこにあるのでしょうか?

MEで働く社員の方に対して、常に働きやすい環境を用意することが一つのゴールです。

そのため、何か問題が起きていることがわかれば、すぐに解決に向けたアクションを起こします。反対に、社員の満足度が高い現場があれば、その要因を分析して他の現場に活かすようにしています。

―—問題に対処するだけではなく、良い点を他の場所にも広げていこうとする姿勢が素敵ですね。ほかに社員ケアを通じて実現したいことはありますか?

社員のモチベーションを維持し、MEの一員としての意識を高めることも、社員ケアの重要な目的の一つだと考えています。

顧客の企業に常駐する働き方では、お客様の仕事に没頭すればするほどMEに所属しているという意識が薄れてしまうことがあります。そのため、社員がMEの代表として働いているのだという意識を持ち続けられるコミュニケーションを心掛けています。

具体的には、お客様から高い評価を得た社員に対しては、ME社内でもポジティブなフィードバックを返すことが一つの例として挙げられます。社内での評価についても、お客様からの声を反映するようにしています。これにより、MEのメンバーとして仕事に取り組む意義を実感していただける状態を目指しています。

―—社員が働きがいを感じられるようにするための取り組みでもあるのですね。MEがここまで社員に対するケアを重視する理由は何でしょうか。

当社は技術サービスを提供する企業であり、人が何よりも大切な資本です。そのため、ビジネスを継続していくためにも、社員を大切にする姿勢が欠かせません。社員ケアは、お客様との関係性構築と同じくらい重視するべき取り組みの一つなんです。

社員がより気軽に面談を受けられる体制をつくる


―—今後、Oさんが社員ケアの分野で挑戦していきたいことはありますか?

まずは、社員面談に対応するスタッフの人数を増やすことで、より安定的に必要なケアをスムーズに提供できる体制をつくりたいです。

もう一つ、面談のオンライン化推進にも取り組む計画があります。個人的には、対面での面談が社員の本音を聞くのに一番適した手段であるとは考えています。一方で、Web会議システムが一般的なものになった今、もっと活用する機会を増やしていく必要性があるとも感じているんです。今後は、一人ひとりの状況や相談内容に合わせて対面とオンラインを臨機応変に使い分けることで、相談する社員の負担を軽減できればと考えています。

―—最後に、就活生や転職を検討中の方にメッセージをお願いいたします。

私だけではなく本部スタッフ一同、より相談しやすい環境をつくっていきたいという想いを持っています。困ったことや悩みごとがあれば、遠慮なく先輩や上司、私たちのような社員ケアを担当する営業スタッフに声をかけていただければと思います。

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MEグループでは、社員の声に耳を傾けるための施策を拡充しながら、一人ひとりに合ったサポートを提供できる体制づくりを進めています。

今後も、すべての社員が活躍できる職場環境の実現に向けて、社員ケアの取り組みを続けてまいります。