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【体験談】現地で500億ジンバブエドル札を手に入れるまで

はじめに


 2024年9月にアフリカに旅行に行ってきて、ナミブ砂漠に行った後、ヴィクトリアの滝に行くために、ジンバブエに入国しました。
 今回の記事では、私が現地で過去に廃止となったジンバブエドル札を入手した経緯についてお話します。

※ジンバブエドルの紙幣自体は廃止されていますが、過去に紙幣であったことに敬意を評し、掲載する写真には敢えてリップスティックを映り込むように撮影しています。ご了承ください。
※この記事にはいろんな国の通貨単位「ドル」が出てくるので、敢えて国名を入れて○○ドルと表記しています。読みにくいですが、ご了承ください。
※この記事は、2024年9月の現地での体験を基に執筆した記事です。

【前提】ヴィクトリアの滝を挟んだ2つの国の通貨の流通事情の違い


 ヴィクトリアの滝の観光拠点となる街は、ジンバブエ側のヴィクトリア・フォールズとザンベジ川を挟んでザンビア側のリビングストンという街がありますが、私はヴィクトリア・フォールズで1泊し、2泊目はザンビア側のリビングストンという街で宿泊しました。


 ザンビア側では、自国クワチャという通貨が流通しており、クレジットカードで支払ってもクワチャ建で決済されます。

 ところが、ジンバブエ側では、ご存じのとおり、ハイパーインフレの結果、自国通貨は信用されておらず、アメリカドルが普通に流通しており、お店での支払いやクレジットカードの決済もアメリカドル建て決済です。

 過去に存在したジンバブエドルは、ハイパーインフレの影響で、桁が明らかにおかしい紙幣が次々と発行されまくり、最終的には廃止になった紙幣です。

買ったときの状況

 そんなジンバブエドル札ですが、現地に行けば買えるという噂は聞いていたのですが、どこで買えるのかまでは分からなかったのですが、ヴィクトリア・フォールズのホテルに到着して、ヴィクトリアの滝の有料エリアに行く途中に観光客目当てのお土産物の屋台が並んでいるところを歩いていたら、急に現地の人が近づいてきて

現地人:お土産に珍しいジンバブエドル札を買わないか?

私:いくらするの?

現地人:5アメリカドル!

私:高いよ、だったら買わない!

現地人:分かった!じゃあ、4アメリカドルで!

私:ええ、もう少し安く!

現地人:じゃあ、3アメリカドルで!

私:じゃあ、買うよ。

という流れで簡単に買えたのが、サムネの500億ジンバブエドル札です。

サムネにした500億ジンバブエドル札のおもて


500億ジンバブエドル札のうら

買った後によぎった後悔

 ジンバブエ国内ではただの紙切れであり、ただの紙切れを3アメリカドルで買うのもどうなのかと買ってから後悔しました。

 その後も、ヴィクトリア・フォールズの街を歩いていると、他にもジンバブエドル札を売っている現地の人が何人も売り込みにきました。なかには、夕方のタイムセールで4枚セットで10アメリカドルで!とも言われました。

 手に入れるのは至って簡単なのですが、適正価格が分からないので、どうしたものかと思った次第です。