
眼醒めよ
リアルと写真の違いをまざまざと感じた時間
見ているうちに、私の身体の奥にある何かが反応し、エネルギーがうごめいたのか、暑くて上着を脱いだ
上野の森美術館へ大好きな友人達と出かけ
みつばち感謝祭で出逢ったいくみーの作品を鑑賞した
なぜ目醒めではなく、眼醒めなのか
その理由を知ると、国鳥であるキジがモチーフになっていることの輪郭がさらに色づく
一針一針の細やかさ
部分部分のこだわり
一部を見たときと全体を見たときの違い
左右から
横から
遠近から
制作過程について、説明を受けると
さらに身体の奥がうごめいた
興奮という安易な言葉では説明したくない
この感覚を的確に言語化できないのが悔しい
けど
真の芸術は言葉では語り尽くせないものなのだろう
まだ今も余韻が残っている
私の中の何が眼醒めたのか
それが何かはわからないけど
感応した自分がいることだけは確かだ