#9 アジア旅3カ国目「カンボジア王国(シェムリアップ)」
アジア旅 3カ国目 カンボジア🇰🇭(シェムリアップ編)
スースダイ(こんにちは)
私たちは、プノンペンの次に観光で有名なシェムリアップを訪れました。何で有名かと言うとユネスコ世界文化遺産である「アンコール遺跡群」です。ぜひ伝えたいなと思ったことは「物価が低く、観光しやすい」「アンコール遺跡はクメール族のアイデンティティそのもの」「日本が破壊し、日本が修復した」ということです。
① 物価が低く、観光しやすい
以前お伝えしたようにカンボジアは後発開発途上国であり、物価はかなり低いです。観光地であってもその価格帯には驚きました。例えば、ビールは一杯50円だったり、量あるポテトフライが100円だったりしました。お腹一杯ご飯を食べても、1人500円いかなかったときはビックリしました。
パブストリートなどがあるシェムリアップ中心街は、完全に観光地化しており、中国人や西欧人、日本人も多くみられました。ただそれを良いことに、私たちはマッサージ店のお姉さん達に強引に店に連れて行かれかけたので、もしシェムリアップを訪れる際は強引な客引きには気をつけてください。
② アンコール遺跡はクメール族のアイデンティティそのもの
そもそもアンコール遺跡群とは、クメール王朝の首都の跡地であり、現在のカンボジアの基盤となったと言われています。遺跡群の中でも群を抜いて有名かつ重要なのが「アンコール・ワット」です。クメール語でアンコールは“寺院”、ワットは”王都“という意味であり、カンボジア国旗🇰🇭の中央にも国の象徴として描かれていることからも、アンコール・ワットがカンボジアで非常に大きな役割を持つことが分かります。
現地の方にガイドをお願いしたのですが、彼は私たちの心の拠り所であるアンコール遺跡にゴミを捨てていく人に憤りを感じると言っていました。私たちにとっては東南アジアで最も有名な観光地の一つという認識でしょうが、現在のカンボジア国民にとっては、アンコール遺跡は大切な大切な仏教寺院なのです。観光地を巡る時に、そういうことを考えたことはなかったな、気をつけようと思いました。文化遺産の文化は、今もなお生きているのだから。
③ 日本が破壊し、日本が修復した
少し強烈な見出しをつけました。アンコール遺跡群を観光すると分かりますが、仏像の顔がなかったり、寺院の壁が欠けていたりします。これらは第二次世界大戦中の日本軍やアメリカ軍の攻撃によるもの、クメール・ルージュ(ポルポト政権)によるもの、観光客によるものがあるそうです。カンボジアは戦時中に、日本の占領下となったこともあり、日本がカンボジア国民を苦しめていたことは歴史的な事実です。
しかし、現在行われている遺跡修復の中心を担っているのは日本の「上智大学アジア人材養成育成センター」なのです。実際に遺跡内のガイドには”Sophia University”の名前がありました。現地ガイドの方も上智大学に非常に感謝している、現在修復中の橋の名前は「上智ブリッジ」になるかもと言っていました。
カンボジア現地通貨である500リエル札には日本の国旗が載っていて、プノンペン編でもお伝えしましたが日本とカンボジアにこんな繋がりがあるとは知らなかったです。
オークン(ありがとう)