医師って結局儲かるの?
こんにちは.みるすきーです.今回はよく聞かれる医師は儲かるのか,と言う話について,語っていこうと思います.
結論から言うと・・・普通です.いやだってそうでしょ.勤務医はサラリーマンと変わらないんです.だから勤務先の病院では給与は普通です.
それに対して,外勤と呼ばれるアルバイトがあります.これで医師は稼いでいるわけですね.ああ,私も早くバイトしたい(初期研修医はバイトが禁止されている).その一方で,めちゃくちゃ稼いでいる医師っているじゃないですか.例えば,●●美容外科クリニックとか●●皮膚科の院長です!みたいな.そういう人たちは自由診療で稼いでいるわけです.自由診療とはざっくり説明すると,患者さんの自己負担が10割に診療のことです.だから,医師の儲かるかという質問は十把一絡げにできないんですね.立場とどの診療科で働いているか,働いている場所・・・これらが複雑に絡み合って医師の給与は決まっているわけです.
そこで今の医師のトレンドはと言うと,自由診療に行くぜ!という同業者から白い目で見られる(偏見が大分入っています)ルートと,勤務医で大人しく働きながら,自分のビジネス(副業,株,不動産,起業)を持つというルートに分かれています.どちらが正解なんてありません.だって医療とは社会の需要に合わせて変化していくのもだから.これに適応できた医師が儲かる医師ということではないでしょうか.私はそう考えます.
ここら辺の社会需要に適応した医師の育成をという考察は私のブログでもしているので,是非ご覧ください.
さて,話の続きです.医師はこれからも稼ぐことの出来る職業なのでしょうか?
これは,否ですね.なぜなら,日本の人口は減っているのに医学部の定員は変わらないからです.相対的に医師の数が増えているわけです.となると,数少ない患者の奪い合いになるわけですから,病院としても黒字化できるか死活問題になるわけです.なので,これから(経済的観点から)子供を医学部に行かせようとしている人は少し考え直した方が良いです.医学部入学し,6年間過ごして医師国家試験合格,そこから2年間初期研修をして,3年間後期研修をして専門医を取得できます.11年かかるわけです.そこまでの間に社会のあり方は変わるでしょう.社会需要に合わせられるトレーニングを積まないと,生き残っていけないでしょう.開業医が稼げると思われている時代はもう終焉に近づいています.これから先,医師という職業がどう捉えられるか,一つの社会問題としてみてみると面白いかもしれません.
医師が儲かるか,と言う話から始まり,これからの医療についても考察してみました.ここまで読んでくださり,ありがとうございました.
みるすきー
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