見出し画像

大学1年、夏、初の韓国旅行。

思い立ったら衝動的に行動に移してしまう節がある私なので、この記事で言及した韓国旅行についてを書かずにはいられない気分になってしまった。

“私が大学時代の韓国旅行(これはまた別記事を書きたいと思っている)で出会ってしまった、K-POP。”

ハマれないことだってある。

東京の大学に通っていた私と、九州の大学に通っていた中学時代の同級生。これは、私たちの初めての韓国旅行の話。

お互い妙な行動力と決断力があるので、どういういきさつでこの旅行が決まったのかは正直よく覚えていないんだけど、まあ私たちのことだからなんとなく会話しているうちに決まったんだと思う。

お互い国内とはいえど離れた場所に住んでいたので、ほぼ同じ時刻に仁川に到着する飛行機で現地集合することになっていた。

ウキウキで現地に到着、荷物をピックアップし、友人が乗っていた便の手荷物受取レーンへ行ってみるが、いない。降りるのに時間がかかってるのかな、と思って待ってみるが、来ない。

えっ…?

「ごめん!さっき起きた!」
と、電話に出た友人の一言。

飛行機に乗り遅れ、多分正規料金に近い値段で次の便をとったんだったか、とにかくお母さんにめっちゃ怒られたと言ってたと思う。笑

あまりにも非日常の中でのハプニングだったのでちょっと不安だったけど笑えたし、ちょっとわくわくしたし、友人が無事来られるのか心配だったが、とりあえず一人でリムジンバスに乗って、ホテルまで向かうことにした。

今でこそ簡単な日常会話はできるものの、当時韓国語は全く分からなかった。でも若かったし、とりあえず英語で何とかなるっしょ!という度胸もあった。仁川から無事ソウル市内のホテルに到着しチェックインをしたはいいが、なんとそこでベルボーイが部屋まで侵入してきて電話番号と予定を聞こうとしてきた。いやまあまあ大きなホテルなんだけどどない?いきなりハプニング続きやん???

結構怖くてその時はさすがに震えたけど、まあ何事もなかったしホテルにクレームをつけるでもなく、部屋のテレビで韓国のMTVだったか、とにかくMVをずっと流しているチャンネルを眺めていた。

そこで出会ったのがBIGBANGと少女時代だった。いつ訪韓したかばれちゃうけど、彼らが거짓말(LIES)や다시 만난 세계(Into the New World)を出した年で、そのMVが流れていた。衝撃的だった。めっちゃ良い。曲が良すぎる。ベルボーイ事件で友人が到着するまでは引きこもろうかと考えていた私だが、MVに感化され、韓国すっごい!アツい!と急にスイッチが入り、ホテルの付近を散策してみようと思い立ったのであった。

どこを歩いたのかはおぼろげにしか覚えていないのだが、さすがに初めての街でその辺の食堂とかには入る勇気がなく、まずコンビニに立ち寄った。陳列されているものの全てが新鮮で、楽しくて、まじまじ眺めた。そして、オクスス茶(コーン茶)を購入。

それから小腹がすいたので、近くにあったマクドナルドに行った。ガイドブックだか何かで見て気になっていたプルコギバーガーを単品で頼んだと思う。テイクアウトして、ホテルの部屋に持って帰って食べた。

こういう予定外の旅も案外楽しいなと思っていた時、部屋の電話が鳴った。夕方の便で到着した友達が、ホテルにたどり着いた知らせだった。ロビーまで走っていき、半泣きで抱き合った。前言撤回。やっぱり一人は嫌だ。

それから私たちはめちゃくちゃ楽しんだ。
活気あふれる明洞はもちろん、放火される前の崇礼門も見た。屋台でトッポッキを食べ、焼き肉とかもしっかり食べて、梨大や仁寺洞を散策、東大門でショッピングもした。その後在学中だけで多分10回くらい渡韓したけど、初めてにしてはしっかり楽しんだなと思う。クラブも行ってれば完ぺきだったなあとは思うけど。

帰国してから、SEVENや東方神起が大好きだった友達たちにこれまでの非礼を懺悔したし、少ししてからBIGBANGとのまさかの再会があった。完全に忘れていたのに。彼らが日本デビューしたのだ。大変なことになった。私のドルオタ人生は、ここから第二章に入ったと思う。

ハプニングから始まった韓国旅行がなかったら、私がKPOPにハマることもなかったかもしれない。今の推しに出会ってなかったかも。そう思うと、人生って本当に面白い。

K-popとの出会いというより、普通の旅行記になってしまった。まあいいよね、日記みたいなもんだしね。

前日に寮でパーティーして寝坊した友人へ、感謝と愛をこめて。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集