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傷つくのは自分で最後にしよう

ご覧いただきありがとうございます。
のりこです。




私はここで負の連鎖を止める。

そう天に誓ったあの日。


ずっと悲劇のヒロインだった女の子は、自分の人生を取り戻すべく、壮大な旅に出かけました。



だが、勇気ある決断はすぐに打ち砕かれそうになる。

一つ障害物をクリアしたと思ったら、また一つ、また一つとどんどん邪魔者は現れる。


毎回何かにぶつかる度、「きっとこれで最後だ」と自分に言い聞かせたのは一体何だったのか。

嘘にもほどがあると思った。



目の前に現れるもの全部が見たくもないものばかり。

出来ればペンキでぐちゃぐちゃに塗りたかった。

なかったことにするために、無理やりゴミ箱に放り込んで蓋を閉めておきたかった。


でもそんなことしても、効果は一時的なことは自分が一番わかっていた。



終わりがあると、人は頑張れると言うが、、

旅に終わりが見えないことは、何よりの苦痛でした。


周りから受け取る言葉の数々は、本当は優しさや思いやりも含まれていたはずなのに、そんなの1ミリも感じないほどに、心が疲れ切ってしまっている時もあった。



進んでいるはずなのに、進んでいるように思えない。

人生の壮大な旅に、「ここのページを暗記したらテストはバッチリです!」みたいな単純なものは一つもありませんでした。



***



私は誰かが私に向かって話し始めるとき、その話の中に奥深く眠っている“何か”にいつも耳を傾けるのが好きです。

そこにはその人の思い込み、価値観、観念、傷などなど、色々なものが薄っすらと香ってくるから。


その香りが一体どこからなのかを見つけた途端、ちょっとはその人の一部を垣間見れたような気がする。


誰かの闇に、私は興味が尽きない。



***



変わる時は突然やってくる。

まるで急にスピードが早まったかのように。


傷ついてきた自分を癒していく作業を一つずつこなしていくと、不思議とネガティブな感情がちょっとずつ薄まって、世界の見え方が変わっていく。


みんな傷ついていたんだ。

私だけじゃない。

でも自分が傷ついたからって、私も誰かを傷つける理由にしていいんだろうか。



たくさんの負の感情は、いつのまにか世界を美しく見せるための演出となり、自分の人生に起こってきた数々のことが宝物に変わる。


さて、これから私はこの宝物をどうしていこうか。

自分だけで持っていくのはもったいない。




***




私には一体何ができるのか。

何かしなければ。

何か世界に貢献しなければ。



でも何だかそれはちょっと違う。




***



「私ってすごいでしょ」みたいなことに、昔からあまり興味がありませんでした。

もちろん、「見てみてー」ぐらいはやったことはあると思うけど、どちらかというと、「自分が楽しければそれが一番!」みたいなところがありました。


発表会で何か賞をもらったとしても、その賞にはあまり興味がない。

自分がやりたいことができたか、楽しかったかどうかが重要でした。


でもなぜか周りの大人たちは、その評価とやらものに命をかけているようでした。


本当に意味がわからなかった。

そしてそんなくだらないことに巻き込まれた暁には、私はもう何もやりたくなくなってしまっていました。



自分という存在がこの世界で輝くこと。

楽しいエネルギーを全身から放つこと。


もしかして、たったそれだけで良かったのではないか。

この世界は最初からシンプルだったのではないか。




***



私の喜びとは何だろう。


表現すること。

緑に囲まれること。

そして、人を大事にすること。



みんなが伸び伸び生きてくれたら、そこら中が素敵なエネルギーで満たされていいのにな。

それが私の願いであり、理想の世界。



私は自分が大好きな人たちと共に、生きていきたい。

その大好きな人たちの歩みを邪魔したり、ぐちゃぐちゃにしたり、地の底に突き落としたりすることはしたくない。


例えいつもいつも自分のそばにいられないとしても、大切に想っていたい。



だから今までたくさん自分を傷つけてきた人たちにお礼を言って、そこでの学びを自分の大好きな人たちを大切にするために使いたいと思いました。



傷つくのは自分で最後にしよう。

どこまでも優しさと思やりが広がっていくと信じて。




私の人生の登場人物みんなに感謝を込めて。

のりこ

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