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19歳。生きています。

お久しぶりです。ピッピちゃんです。
3年前は、たくさんの方に大変お世話になりました。おかげさまで、私は19歳になりました。

気にかけてくれた皆様には、お話ししたいことがたくさんあります。この3年間何をしていたか、楽しかったこと、辛かったこと、それを乗り越えて今こうして生きていられること。(それはまた今度、これからのツイートでお話しさせてください!)

そして、新たな出発に向けて、ご支援を賜りたいです。

欲しい物リスト

(上記から送っていただければ大変ありがたいです。この欲しい物リストはノート・本・専門書が中心です)

あれから、高校は中退になりました。いわゆる【中卒】です。それでも、学問への情熱は捨てきれませんでした。独学で勉強をし、現役で【有名大学】に合格することができました。皆さんも必ず耳にしたことがある大学です。

大学に合格してから早一年、今に至ります。
大学生活は素晴らしいものでした。

高校をほぼ一年しかいられなかった私にも、学問の場を提供してきただけました。地元の図書館には無い本を、たくさん手に取ることが出来ました。嬉しいことに、教授は私の顔を覚えてくださっていて、私のことを気にかけてくださいました。下記のような現状があっても、一年間学問を続けられたのは、学友や教授陣のご厚意があったからです。大変感謝申し上げます。

人生は困難の連続です。そしてこの3年間も、困難の連続でした。皆様のご支援とご厚意を思い出して、どうにかここまで乗り越えてくることができました。皆様には感謝しかありません。

今、私が新たにぶつかっているのは、【大学を続けられるか】ということです。(この一年間大学であったことや、フェミニズムに有効な知識は、またあとで皆様にも共有しますね!)

この一年間の環境は以下のようなものでした。

・学校に行くときは、実家から通学すること
・学費は自分でやりくりすること
・実家から学校まで片道3時間かかること
・金銭的面でサークルや部活は入っていない


【結果どうなったか?】

・サークルや部活に入らなければ、縦の繋がりも横の繋がりも出来ず、結果、勉強できる範囲に限りが出てくる
・しかしながら、お金がないためサークルや部活に所属できない。
・お金を貯めるには、バイトをしなければならない。
・片道3時間の道のりは1日に6時間の時間を奪う。この6時間バイトにあてれば、単純計算で6000円が得られる。
・バイトをしたくても、出来る時間が限られる。−6000円の中、自分で学費をやりくりするとなると、全くお金が貯まらない。
・通学時間によって、勉学が結果的に疎かになる。

・一人暮らしであれば、−6000円の損失が避けられる。
・当時、一人暮らしが親から許されない。
・であるならば、親の言う事を振り切って、自分の力で一人暮らしをする方向に計画をシフトする。
・しかしながら、上記の現状によって、貯めたくとも引越しの初期費用が貯められない。

ここまでくると、もはや何のために大学にいるのかもわからない状態です。実家暮らしでなければ、その6時間を勉強に当てられる。その6時間をバイトに当てられる。一日のうちの1/4が大幅なロスとなってしまう。

大学で勉学に励むには、まず第一に環境の整備が重要です。周りに勉学に励む学友がいること、そしてその学友に触れ合える時間を作ること、学友と共に何か創り上げていくこと。その時間が、私には不足していました。

この大幅なロスである6時間を解消するには、一人暮らしをするに限ります。現状、大学生の一人暮らしは親の援助や仕送りがなければやっていけません。私の場合、一人暮らしのお金を自分で背負い、更には自分で学費を払うとなると、かなり難しい話になってきます。現実、無理な話です。

今、学費を納入する時期に差し掛かっています。制約の中で出来る限りバイトをして貯めたお金は、ギリギリ学費分あります。ただ、この学費を払えたとて、定期代や生活費や通信費を払うお金はありません。トータルで見れば、学校は続けられません。

「実家にいながら通学する選択をとる限り、お金は貯まらない」「実家にいることがメンタル的にも厳しいところあった」上記の2点からして、一人暮らしやルームシェアをして、お金を貯めるのが最適だというのは、当時から重々承知していました。

だけれども、自分の生活をしつつ、学費と生活費を貯めながら、転居の初期費用を捻出するのは、到底無理なことでした。

大学は、一人で勉強をする場所ではありませんでした。この一年で、本当に痛感したことでした。正直、部活やサークルの人間関係がない中で、良い成績を取り続けるのは無理がありました。本当に大変なことでした。

努力でどうにかなることもあります。勉強でいい成績をとるとか、部活でいい成績を残すとか。でも、それは高校生までの話でした。

努力ではもうどうにもならない領域が、大学の環境にはあると思うのです。環境にしか伸ばせない部分が、どうしてもそこにあります。残念ならがら、自分もその一人でした。

どうにか前へ進めないのか…

昨日、安い物件を見てきました。贅沢な暮らしをしてはいられませんから、バストイレ一緒だったり、木造建築だったりします。私からしたら、それでもいいんです。どうしても勉強がしたいという一心でした。寝泊まりができて、お風呂が入れて、ご飯が食べれる場所があれば良いのです。

そしてちょうど、良い物件が見つかりました。ただし、今は新入生が物件を押さえる激戦期であるため、三月中まで残ったままかは不明です。

今の時代、普通の生活をするためのスタートポジションは「大卒」です。最近の初任給を見ていると、その大卒でさえ手取りが14万だったりします。大卒であるために必要な【初期投資】というのは、大学生本人が支払える金額を、平気で超えます。言い換えれば、「親に大学の費用を出してもらえるような子供しか、将来平均的な生活を送れるようなスタートを切らせてもらえない」ということです。

両親に大学の費用や生活費の諸々を捻出してもらうことは、現状できませんでした。親が子供にかかる費用を捻出するとき、2つのポイントがあります。

①そもそも、親が子にお金を出す意思があること。
②その上で、出せるお金があること。

「やりたいことはやらせてあげたい」とのことでしたので、思うに①の環境は見込みがあると思います。しかしながら②はありません。私が第一子として生まれたため、子供が自立するまでにかかる費用の予想ができず、子供の枠を取る計画を立てなかったのも、苦々しいことではありますが頷けます。

これは気持ちの問題ではなく、現状の問題であるので、気持ちでどうにかすることはできません。

「やりたいことはやらせてあげたい」と言葉があった以上、現時点では「親が子にお金を出す意思がある」と信じていいのだと思います。

だけれども、現時点で私にかけられるお金がないのなら、①があったとて、②にまで辿り着きません。そうすると、私がすべきは、自分でお金を作ることです。

であるから、私の今の現状は、親に頼る/頼らないのレベルではないと判断しました。これは、親が娘を思う【気持ち】の問題ではなく、気持ちでは解決することのできない、学生の【貧困】の問題なんだなと思います。

それでも、私は学問への情熱を断つことはできません。

新たな出発のカンパを、皆様にお願いしたいです。

私が「新たな出発のカンパ」という言葉を使ったのには、訳があります。「新たな」「カンパ」という言葉は、「一時的」という意味を、その単語の内に持ちます。

人はいずれか、1人で自立しなければなりません。今回の一人暮らしは、自立の為の一歩目を踏み出すことです。自立というのは、一時的なものではなく、将来に渡って続けさせるものです。

そして、そのお金は二種類の使い方があります。
一つ目は当座をしのぐこと。
二つ目は長く続くこと。

善意からのご支援は、当座をしのぐことにあたります。自立は、長く続くことにあたります。

皆様には【自立をする為の初期投資】をお願いしたいです。もちろん、初期投資というからには、何か回収できるものがなければなりません。

私には、ペンがあります。
高校生の時に蓄えたフェミニズムの知識と実践があります。そして、皆様に姿を見せることが惜しくも出来なかったこの三年間も、成長して力を蓄えてきました。

人間というのは、可変的な存在です。成長しない人間というのは、この世にいません。

皆様にお返しできるのは、若者の成長の早さがもたらす、その力の発揮です。若者と年配の肩を比べれば、若者の方が可変性があります。その分、多くの知識と力と実践を出力できるはずです。私に降りかかった多くの困難は、知となり力となり、また公共や大衆のために還元できるはずです。

ここ数年間はフェミニズム以外の思索を蓄えてきました。世の中にはフェミニズムのみならず、その他たくさんの思索の歴史があります。他の思索を学ぶことで、その方法をフェミニズムに取り入れることができます。この回り道は、一見表面上は不必要なものに見えますが、実際自分の中では大きな蓄えになったと実感しております。

一度力をください。これからはピッピちゃんのアカウントを動かしていく予定です。それは、言論を通じた皆様への恩返しであると同時に、この先の子供達を囲む環境への投企でもあります。私も、私の後に生まれた子供たちも、永らく学問のもとで幸せでありますよう。

ピッピちゃん

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