髪を金髪にしたら人とのコミュニケーションがより楽しくなった話
今回は中小企業診断士受験体験記を一休みして、金髪にした話を書きたいと思います。
金髪話はそのうち書きたいなと思っていたのですが、ちょうど、めっちゃ地元から世界に展開しているホーユー株式会社さんがnoteのお題企画を開催していたので、乗っかってみることにしました。
25年ぶりの金髪
私は、昨2022年3月頃に髪の毛をブリーチして金髪にしました。
実は高校1年の初夏くらい以来なので約25年ぶりです。
私の通っていた高校は当時から自由な校風で知られていて、学年が上がるにつれ皆ファッションや髪色を遊ぶ人も増えていくのですが、私は1年生の結構早い時期に髪色を明るくしたのでかなり目立ちました。
見た目的に童顔でおとなしそうに見え、「金髪にしそうじゃない感じ」の子がいきなり金髪にしてきたので、そのギャップもあって、多少教室がざわついた記憶がうっすらあります。(わりとすぐ飽きたのとレタッチが面倒で、秋くらいには暗く染め直しちゃいました。)
社会人になって、入った会社がうるさくて染髪NGだったため、長らく黒髪時代が続きました。
フリーランスになって、髪色に口を出すような上司もいなくなったので、ちょこちょこヘアカラーをするようになりましたが、ブリーチまで検討することはありませんでした。
なぜ金髪にしたの?
これ、よく聞かれました。一応、そのたびに
「最近世の中暗い話題ばっかりなので、髪色くらいは明るくしようと思って!」
って答えてました。
これも嘘ではないですが、小さな理由がいろいろ積み重なって…というのが実際のところです。
その中でも大きな理由が以下の4点です。
1. オンラインの知人で髪色を変えた人がちらほら
Web業界は髪色やヒゲなど自由にしている方が他業界よりも多いですし、それをポジティブに捉える人が多い印象です。
Web業界の仲間うちのコミュニティでオンライン交流会が開催されまして、そこに参加していた男性おふたりが髪色を明るくしたって話で盛り上がりました。たしか「40代を迎え、髪の毛が元気なうちにやっておかなきゃ」というような話だったと記憶しています。そこには同じく、髪にカラフルなメッシュを入れた女性Webディレクターさんもいて、純粋に「あーこの髪の毛かわいい!」という刺激を受けたのでした。
2. 子連れ主婦が金髪にすると変な人に話しかけられにくくなるってTwitterで見た
SNSで、妊婦や小さい子供を連れた女性が街に出ると変な人に絡まれたりぶつかって来られたり…という話を見聞きすることがあります。私はラッシュアワーに電車に乗ったり、めったに繁華街に行ったりしない生活なので、幸い直接的にそういう目に遭ったことはないのですが、それに近いようなモヤモヤや嫌な感じはわかります。見た目を派手にすることで、相手を選んで絡んでくるヤバイ奴を防ぐ効果が得られるならいいな、という思いはありました。
3. 手っ取り早くオシャレ感や個性を出せる
おしゃれに興味がないわけではないのですが、面倒なのでファッションやメイクはできれば手抜きしたいという気持ちが強いです。ファッションやメイクは毎日のことですが、ヘアカラーは一度染めたりブリーチしちゃえば毎日何かしなくてはいけない、ということはありません。
おしゃれ感や個性は出したいけど、面倒なのは嫌だ!という私にとって、最も手っ取り早い施策が「髪色チェンジ」でした。
取引先さんに対する印象がどうなのか…というのも少し考えたのですが、「昔と違って、髪色でどうこう思うようなお取引先さんはもううちにはいないよね」という結論に至り、実行に移しました。
4. そろそろ白髪が…
こればかりは仕方ない。色抜いてしまえば気になりません。
金髪のメリット
金髪にしてみて、好意的な反応がものすごく多かったことが嬉しい誤算でした。お取引先様たちもめっちゃ褒めてくれました。
特に以下の2点が具体的な効果です。
1. 目立つ=すぐ覚えてもらえる
一番実感しているメリットがこれです。特に、中小企業診断士試験合格後、実務補習その他診断士関連の集まりでは、そもそもの女性人口が少ないうえに、髪色が明るい人はさらにレアです。そりゃそうですよね。会社勤めの人が多いですし、独立の方も公的機関の仕事や講師業をされていることが多いと思いますので、さすがに金髪は皆無です。なので覚えてもらいやすいのは一番のメリットです。(※いずれ自分もお固いところの仕事をするようになって、必要に迫られたら黒髪に戻すかもしれませんが)
あと、保育園の先生とか、他のお子さんにも覚えてもらいやすいみたいです。遠くから私に向かって「あ!!○○ちゃんのママーーーーーー!!」って叫んでくれます。変顔しに来てくれる子もいます。ありがとよ。
2. 会話のきっかけになる
これは初対面の人でも、お久しぶりの人でもそうなのですが、相手の方から話しかけてくださることが増えた気がします。なかなか初対面やお久しぶりで会話のネタを絞り出すのって大変ですが、「いい髪色ですね」って言ってもらえることも多く、そこから自然と会話しやすい雰囲気を作れることが何度もありました。
そこまで話題作りが得意な方ではないので、向こうから話題を振ってもらえるのはめちゃくちゃありがたかったです。
金髪のデメリット
1. 時間とお金がかかる
髪が伸びるとすぐプリン頭になり、色味も落ちてキンキンになり、油断すると小汚い感じになってしまいます。なのでこまめなレタッチが必要で、美容院に通うペースがちょっと上がりました。さらに1回の単価も上がり施術時間も長くなるので、負担は大きくなります。
2. 痛い
やっぱキツイのはブリーチ剤ですね。薬剤つけてからの「10分間置きますね〜」の10分間は修行です。さらに色の抜け具合をチェックしての「もう3分だけ置きますね〜」の破壊力といったらないです。
3. 変な人撃退効果は多分ない
前述した「金髪にすると変な人に話しかけられにくくなる」という効果は、多分ないです。変な人ではないですが、普通に今まで通りおばあちゃんに道を尋ねられます。髪色が変わっても、別にメイクが派手になったとか、目つきが悪くなったとか、身体がデカくなったとかってことはないので、初見の印象はあまり変わりません。
メリット・デメリット両方書きましたが、メリットのほうが圧倒的に大きかったです。
私も人の影響を受けて髪色を変えましたが、逆に私の髪色を見て「自分も染めたよ!」という方もいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
自由な髪色がもっと認められるべき
私の通っていた高校は四半世紀前でも金髪オッケーな校風でしたが、一方令和の時代にあってもいまだに黒髪矯正される学校もあると聞きます。都市伝説かよ。
髪色を変えるだけで結構気持ちも明るくなったりします。美容整形や歯列矯正よりもお手軽ですぐできる、自分をポジティブに変えられる素敵なテクニックだと思います。
あと経営的には、髪を染めるって美容室にとっては良い顧客単価アップになるんですよね。美容師さんの仕事ってもろに労働集約型なので、髪切るだけじゃさすがに限界あります。店舗を支援する側としても、もっとみんなが髪を染めて、経済回していこうぜ!って思います。
自由な髪色がもっと認められる世の中になりますように!