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中小企業診断士2次試験の勉強をスキマ時間でやる方法【質問回答】

スタディングの勉強仲間コミュニティで以前話題になって、その時にタイトルだけ書いてずっと下書きになっていたのがこの「スキマ時間での2次試験対策」についてです。
かなり寝かせてしまいましたが、1次試験が終わって間もないこのタイミングで自分の受験生時代を振り返ってみたいと思います。これから2次対策を始める方の参考になれば幸いです!


インプット編

早稲田出版『TBC速修2次テキスト』抽象化ブロックシート

早稲田出版『TBC速修2次テキスト』の第4章が『抽象化ブロックシート』という、暗記用のカードになっています。過去の2次試験で問われた知識・論点をまとめてあるもので、「2次試験に臨むなら、最低限これは押さえておけ!」という内容です。

書籍をバラバラに裁断して第4章だけを持ち歩いていました
まるっと暗記はできませんでしたが、過去問などで出てきた論点をメモしていました

私が受験した2022年度版はまだ紙の書籍しかなかったので、実はあまりちゃんと暗記できなかったのですよね…。

しかし朗報です!翌年からKindle版が出ました。電子版なら、よりスキマ時間での暗記がしやすくなりそうです。

YouTube『ダンシ君のサブノート』2次知識一問多答

診断士受験生向けYouTubeチャンネル『ダンシ君のサブノート』の再生リストにある「2次知識一問多答」をダウンロードし(※)、家事中や移動中に流していました。ただ聴き流すだけでなく、できるだけきちんと頭の中で回答文をつくっていましたし、家の中や運転中であれば実際に口に出していました。
(※ダウンロード・オフライン再生はYouTube Premiumの機能です)

抽象化ブロックシートの代替のようなイメージで使っていました。合格ラインの受験生であれば当然に知っておくべき内容に絞られた、とても質の高い暗記用動画だと思います。

早稲田出版『TBC速修2次テキスト』YouTube講義動画

こちらもオフラインに保存し、とにかく繰り返し繰り返し視聴しました。この時期、家族の声よりも山口先生の声をたくさん聞いていたと思います…😅 内容としては知識をつけるというよりも、解き方や2次試験にあたっての心構えなどを心身に叩き込むという感じです。

スタディング 1次対策講義動画

あなどるなかれ、スタディング。組織論やマーケティング、生産管理、経営分析など、2次試験でも重要な項目は1次用の講義動画と学習マップで復習をしておきましょう。2次対策を始めてから眺める学習マップは、また違って見えるのではないでしょうか。必要な論点がコンパクトにまとまっているなぁと再認識できるはずです!

スタディング学習マップに載ってるこういう図の知識、結構大事

アウトプット編

1次知識100文字トレーニング

学習の序盤(8月)だけですが、YouTubeでもお馴染みの、のあみ先生の電子書籍『「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策』で紹介されていた「1次知識の100字トレーニング」を行いました。『ダンシ君』でインプットした知識の定着と、100字の感覚を身に付けることに役立ったと感じます。

最初はこれだけでも難しい

類似の学習法で、EBAの江口先生がやっている100字訓練も有名です。私はやっていなかったため詳しいことはお伝えできませんので、気になる方はご自身で調べてみてください。

早稲田出版『TBC速修2次テキスト』演習パート

速修「テキスト」ではありますが、ショートケースの演習問題が充実しています。20〜30分くらいの時間が取れれば、1問できてちょうどよいです。

1次知識を活用した解き方のお作法をショート問題で練習

TAC出版『第2次試験 事例Ⅳの解き方』

事例Ⅳにはできるだけ毎日触れるようにしました。私が使っていたのはTAC出版の『第2次試験 事例Ⅳの解き方』という問題集です。

1次レベルの簡単な計算問題から始まるので苦手な人でもとっつきやすく、スキマ時間で取り組むにはちょうど良かったです。
子供がのんびり夕飯を食べている横で10分、子供と夫がお風呂に入っている間の15分、などの時間を見つけては計算問題を1〜2問解く…という感じでした。

過去問2周目:設問解釈だけ10分でやる

これは学習終盤、過去問が2周目に入った9月末頃以降の取り組みです。
80分間の流れをプロセスごとに分割し、与件文を読まず、設問文だけを読んで論点をメモする…という、設問解釈だけをやっていました。試験開始直後の最初の10分のシミュレーションですね。

同様に走り書きしておいたメモから100字の解答を作るところだけ10分でやる、などもアリです。
事例Ⅳの経営分析だけ20分、CVPだけ30分、など、使える時間の長さに応じて特定の部分だけを取り出して練習する、というのは試験本番での再現性が高くおすすめです。

以上、80分で過去問をまるっと解くようなまとまった時間が取れない時にやっていたことを紹介しました。ご自身の学習に取り入れられそうなものがあれば、実践してみてください。

自己採点で1次試験突破が濃厚な方はここから濃密な2ヶ月半が始まります。質問があれば、コメントかX(Twitter)、マシュマロにてお寄せください。

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のむらけい Web制作×中小企業診断士
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