「障害があるのに働けるんですか」

 タイトルの言葉は、ある職場で、お客様に対しての不適切対応事例として回ってきたものである。

 職種は行政職である。
 
 この言葉に絶句した。

 私も私の夫も、障害者手帳を持っている。

 どちらも行政職で働いている。

 ちょっと何言ってるかわかんない、、、
 は??いやいやいや、あはは。

 の後に、怒りというか呆れというか悲しみ?

 いろんな感情が押し寄せてきた。

 夫くんは、顕著なこだわりの強さがある。
 それは法律遵守の職場ではかなりの強みとして発揮されている。

 私は児童期の虐待による(あえて虐待という言葉を使うことで事実を認める)PTSDを抱えている。

 だからといって働けないわけではない。

 自分の状態に合った職場や業務内容を見出だすために、勉強して、やっとたどり着いて今がある。
 
 とまあ、語りたいことはたくさんあるがタイトルに戻る。

 どういうやりとりの中で、この発言があったのか。
詳細を書くと職種が判明してしまうため書けないが、どんな状況であれ、この言葉が出てくること自体に違和感がある。 

 障害者の法定雇用率を守る行政職で
 障害者枠の雇用がなされる職場で
 なぜ、こんな発言があるのか。

 無念だし、残念だし、
 きっと私は、

 障害者は働くな
 働くなら障害者と言うな

 と言われた気がして、勝手に傷ついたのかもしれない。

 常に葛藤する。

 障害者といえど、
 ほんとにいろいろな人がいる。
 成育歴も様々で
 状況も様々で
 一人も同じ人がいない。

 まとまらないけど、たぶん、この葛藤や迷いの連続が日々の優しさや強さに繋がると信じる。
 
 今日からまた朗らかにがんばるんば!
 
 

 

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