あなたのせいでも、おかげでもない
子育てをしていて
イライラすることが多くなった
これは私だけに限らず
子育てしているママあるあるだと思う
私ってこんなに怒りっぽい性格
だったっけ?
自分でもびっくりするくらいだ
そのイライラを助長させているのは
子育てに対する責任感だと思う
社会全体の雰囲気として
子どもがなにかやらかすと
育てられ方が…とか
親(特に母親)のせいにされやすいし
子どもが称賛されるようになると
どういう子育てをしたらこうなるのか…と
親(特に母親)のおかげであるように
フューチャーされやすい
そして世の中には
そういう親が出す【子育て本】が出回る
そういった雰囲気から
子育ての責任がのしかかっているような
気がしてしまうのだ
自分の価値をあげようと
子どもを所有物のように錯覚して
必死になることもある
子育てに正解はない
と言われているのに
正解を見つけたい近づきたい
という心理があるので
【子どもがどうあるか】と
【親がどうあるか】
を結びつけて考えやすい
【子どもと自分を同一化しやすい】
しかし本当に
そこに因果関係はあるのだろうか?
私の生い立ちを少し話すと…
私の母親はいつも笑顔で
まさに太陽のような存在で
母が怒っている姿を
見たことがなかった
(私が大人になってから愚痴とかは聞く
ようになったけれど、声を荒げたり大声
で怒る場面は一度たりとも見たことがない)
そんな母親に育てられ
自分もそういう子育てがしたい
というか、するに違いない
と思っていた私でも
子どもに対してイライラし
暴言を撒き散らしたり
自分の母親とは真逆のことを
していたのだ
だから
自分でもびっくりなのである
反対に、世の中には
親に酷いことを言われたり
卑劣な家庭環境に育ちながらも
自分は温かい家庭を築きたい
と言って
実際に自分の親を反面教師にして
穏やかに子育てをする人もいる
『虐待は連鎖する』
と言われたりするけれど
実際は
1虐待されていた→自分の子を虐待する
2虐待されていた→自分の子を虐待しない
3虐待されていない→自分の子を虐待する
4虐待されていない→自分の子を虐待しない
この4パターンがすべてある
1と4は一般的なイメージ通りの
因果関係かもしれないが
3の代表として私がいる
(自慢にはならないけど…)
ただ
世間に出てくるのが
温かく育てられた→結果良し
酷い育てられ方だった→結果悪し
なだけなのである
(その方がセンセーショナルだから
ただ、それだけ)
同じように育てられても
どう育つかはその子による
だから
子どもがどう育とうが
あなたのせいでもなければ
あなたのおかげでもない
だから
そのままで95%だいじょうぶ
ちょっと肩の荷をおろして
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