マチアプ,again(婚活奮闘記4)
マッチングアプリ、再開しました。
以前書いた、自分なりのマチアプの定義
↓↓
『マッチングアプリとは、恋人のいない青年期後期からおよそ壮年期までの男女を対象に、その人の社会的劣等感や対人依存欲求、及び分泌されるセロトニン•ノルアドレナリン•ベータエンドルフィンからくる安心感・高揚感・幸福感を得ようとする人間的本能、これらに漬け込み、新自由主義的発想で自由恋愛をコンシューム(消費)せんとする悪名高いスマートフォンアプリケーションのことである(諸説あり)』
(走れみょーん という自分の記事より引用。自分の記事からの引用て少し恥ずかしい)
前にマチアプやったときは、初期の調査兵団ばりに何の成果もあげられなくて、メンタル的に辛すぎていったんやめたんですが、やっぱ恋人欲しいなっていうのと、
婚活奮闘記とか言っておきながら何も奮闘していなかったので再開しました。最悪「Noteのネタにしたろ!」っていう気概で。
アプリとしてはPairsを始めました。身バレしたくないんでプライベートモードで。
3か月分とりかえずお金払いました。
合計1万6千円くらい?高いねぇ……。1万6千円あれば色んなことできるよ。モテる人はこの1万6千円で楽しいことをするのに、
こちらは消費して!かつ!辛い思いするんだから!不平等だ!共産主義になろう!(暴論)
1万6千円は素敵な数字です。1万円札と5千円札と千円札がそれぞれ一枚失われるわけですから、これはもう実質、ジェットストリームアタックなのです(???)
そんな毒づきながらも深夜テンションでマチアプ登録しやした。
マイナンバーカードで登録できるっていうからやったのに、なぜか上手くいかなくて、こんなところでもマイナンバーカードへのヘイトを溜めていた。
プロフィールに載せる写真を探すも「ロクなのねぇなぁ……下手な撮影者ばっかぜよ」とすでにもう嫌な気持ちになる。自分の顔の作りが悪いという発想はこの時の俺にはない。
「まぁマシな方やろ」という写真を2つほど載せて、プロフィールもちゃんと書く。
さて、準備は整った。あとは『いいね!』を送りまくるだけである。
「30代にもなって、深夜にマチアプ始めて、深夜にいいね!送りまくるのってどうなん??」と自己批判しながらとりあえず『北斗百裂いいね!』をしまくる(ゴロ悪すぎ)。アタタタタタタタ!!
上記したように、プライベートモードでやるから、自分からいいね!しない限り、女性ユーザーは我のアカウントにたどり着けないのである。
ネットや知り合い情報だと、これ結構、不利らしい。
マチアプは
・どれだけ多くの人に写真やプロフィールを見てもらえるか
・どれだけ『いいね!』の数が多いか
・どれだけ『足跡』を残すか
が肝要らしく、プライベートモードはこの辺がめちゃくちゃ制限されるので、イバラの道らしい。お金追加で払ってイバラの道を行くとか俺かっこよすぎ。こんだけかっこいいんだから世のマチアプやってる女子はプライベートモードやってる人にいいね!した方がいいっすよ。マジで。
この3連休に一切の予定が入っていない我は、その初日の深夜にマチアプをはじめ「うふふ、明日起きたら何人とマッチしてるかな」と小学生のときに抱いた、クリスマスイブの寝る前のサンタさんからのプレゼントばりの期待で、そしてやったるぞと、血沸き肉躍る気持ちで寝たのでした。(ちなみに時間は朝の5時になっていた。サンタもう来ねぇだろこの時間まで起きてたら)
マチアプを始めた30代独身男性の朝は早い……。
まずは耳元に置かれたスマホで時間を見る。
スマホの時間は午前9時45分を指していた。
いやこれ別に朝早くないな。
5時に寝たのにこの時間に起きるとか、わしゃおじいちゃんになってしもうたのかのぅ、と5時間ほどの睡眠時間の間に、自分のマインドは小学生から一気に老人にまでなっていた。
とりあえずマチアプを開くも、マッチングはおろか、我のいいね!に対してのリアクション、つまり足跡すらなかった。
足跡がないということは、プロフィールを見に来ていない、ということである。つまり、写真を見て「こいつはあきまへん」と判断されたということである。
いや、まだだ。まだ慌てる時間じゃない。と俺の心の中の仙道が言ってくれる。
日曜日の朝10時前とか平日で言ったら7時前みたいなもんだし。
「朝7時からマチアプ開くやつなんていないっつーのwww」
(自分はその時間にアプリを開いている、という発想はもちろんこいつには無い)
今日も今日とて予定の無い我は朝ご飯を食べて、そのままお昼までマチアプで『いいね!』を送る作業に勤しむ。
マチアプってもしかして労働なの?お金払って労働してるの?やだ怖い……
前世でどんな極悪非道を働いたらこんな業を背負うのだろうか。
前世の自分が憎い……!前世の俺絶対ニートだったろ。
パンナコッタ、ではなく、そんなこんな、でお昼の12時になる。
未だに足跡がつかない。おいおい地面乾ききってんのか?
見えないだけでついてんでそ?足跡
今からまき水して足跡みやすいようにしてこようか?
まぁまぁまぁまぁ、日曜のお昼の12時って言っても?平日で言ったらまだ9時なわけだし?仕事の始業時間なわけですから
「始業時間にマチアプ開く奴なんかいないっつーのwww」
と現実を見ないでスマホの画面を見ていた。
さて、昨日の深夜からいいね!を押すために色々な女性をさがしていたが、そろそろ見尽くした感がある。自分の条件の中での話だけど。
そろそろいったん置きますかぁ、ということでお昼を食べて、そのあと家事をする。
一段落してアプリを開くと……
「足跡ついてる!!!」
狂喜乱舞 百花繚乱 欣喜雀躍 歓天喜地とはまさにこのこと!
(後ろ二つの四字熟語はネットで調べました。読めない)
自分の子どもの初語が「天上天下唯我独尊」であってもここまで喜ぶ自信がない。
なんだこれ、めっちゃうれしい。ありがとう足跡つけてくれた人。もう結婚しません?運命っすよこれ。でぃすてぃにー。
勇気凛々 元気溌剌 興味津々 意気揚々
そして一瞬で冷静になる。
「あぁ?でもこれ別に足跡ついてただけで、マッチングしてないからメッセージ送れないじゃん」
神は越えられない試練は与えないというけど、ホンマでっか?
もう全額とは言わないんで、3割返してくれませんか?即やめるので。辛いっす。
あれだけ恋焦がれていた足跡だったけど、マッチングしないとなると勝手に「思わせぶりかよ!」とか思っちゃう……。全然そんなことないのに……。中学生かよ……。
小学生→老人→中学生と移り変わる自分のマインド。
心の中のもう中学生が「ためになったね~」と言ってくるが、お前に俺の気持ちがわかるか!と決別の意を見せる。貴様は段ボールで遊んでな!!
マチアプはな、遊びじゃねぇんだ!!
とか言ってたらマッチングしました!!!!
やったー!一人だけど!結婚したいこの人と!
3連休の最終日に予定ができました。
市役所に行って婚姻届け貰ってきますわ。
あー、よかった予定できて。幸せハッピー。
あ、祝日って市役所やってないのか。予定なくなりましたさよなら。
ほなまた
※補足
この記事のタイトルはGLAYの『Winter,again』をモジったもので、昨日の夜、マチアプを始めて1時間後くらいに思いついたタイトルです。
この時は当然、足跡が全然つかなかったので、Winter,againの歌詞の最後にある
『思い出には 二人が歩いた 足跡を残して』
に絡めてオチを作ろうとしたんですが、結局、この歌詞に絡められず(足跡も来たし、なんならマッチングしちゃったしで)こんなオチの無い記事になってしまいました。
地味に記事書くのに奮闘しているので、スキしてください。
それが嫌ならマチアプで俺に『いいね!』してください。プライベートモードですけど。
次回はこのマッチングした人との記事とかかければいいな。