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【アルビレックス新潟】数学ガチ勢が分析する最終節でのJ1残留条件(2024/12/1時点)※計算結果の無断転載厳禁
皆さんこんにちは!
妙高Web屋の宮下です。
さぁ…、
「風雲急を告げる」という状態でしょうか💦
アルビレックス新潟⚽️
最終節までJ1残留確定せず‼️
まずは、10月ころより私が書いたアルビレックス新潟のJ1残留確率の記事をたくさんの方々からお読みいただき、ありがとうございます🙇
はいっ。
どのような結果になるにせよ、今回が「J1残留確率計算」としては今シーズン最後となります。
2024年12月1日(日)時点での、アルビレックス新潟のJ1残留確率です⚽️🦢
(※詳細な前提などは上記の記事をご参照ください)
![](https://assets.st-note.com/img/1733012530-HkV7w18LlMsjuyh90WaztgK5.jpg?width=1200)
ご注意⚠️その1
今回の記事は、極力主観を排除するように努めております。なので「数学的にこういう事です」というお知らせにとどまります。あらかじめご了承ください。
ご注意⚠️その2
今回の記事でご紹介している「J1残留確率」としてお示しした数値を、当記事以外にSNSなどで「残留確率●●%だそうだ」のように言及することは「禁止」とさせていただきます。
当記事URLのシェアおよびシェアされたSNS投稿の再シェアは妨げません。
状況確認(2024年11月16日の試合終了時点)
まずは現状からです。
アルビレックス新潟はこちら!
勝ち点41(37試合/10勝11分16敗/得失点差-15)
一方のジュビロ磐田さん⚽️
こちらです!
勝ち点38(37試合/10勝8分19敗/得失点差-18)
さぁさぁ。
降格圏の最高位・ジュビロさんとの勝ち点差は先日の「6」から「3」まで縮まりました。
一方の得失点差の「差」は、試合前の「5(-14と-19)」から「3(-15と-18)」まで縮まっています。
得失点差の縮まり方としては「上位負け・下位勝ち」の中では最小限にとどまっています。
この得失点差。
最終節の確率計算としては、大きく関係する要素の一つです。
【結論】アルビレックス新潟のJ1残留の確率(2024/12/1試合終了時点)
ではでは!
アルビレックス新潟のJ1残留確率の計算にいきましょう。
どうなったら、アルビがJ1残留を確定させるのか。
その条件はこちらです💡
下記2種類の条件のうち、1つ以上が満たされること
(1)アルビレックス新潟が残り1試合で「負けない」こと
(2)ジュビロ磐田が残り1試合で「勝たない」こと
(3)アルビレックス新潟が負けてジュビロ磐田が勝った場合の前提のもと、双方クラブの最終節での得点差および失点差の合計が「2以下」であること
上記のうち(1)(2)はお分かりになりやすいかなと思います。
要するに、(1)は「アルビの勝ちor引き分け」で、(2)は「ジュビロさんの引き分けor負け」で、それぞれ満たされます。
では💡
アルビ基準で、こう少し整理してみましょう。
アルビレックス新潟2024年シーズンJ1残留の条件
アルビの残留条件はこちらです。
■アルビの勝利
→他のチームの結果に関係なく、アルビがJ1残留確定⚽️
■アルビの引き分け
→他のチームの結果に関係なく、アルビがJ1残留確定⚽️
■アルビの負け
→ジュビロさんが負けの場合、、アルビがJ1残留確定⚽️
→ジュビロさんが引き分けの場合、アルビがJ1残留確定⚽️
→ジュビロさんが勝ちで双方の得点差と失点差の合計(※後ほど説明)が「2以下」の場合、アルビがJ1残留確定⚽️
→ジュビロさんが勝ちで双方の得点差と失点差の合計(※後ほど説明)が「3以上」の場合、ジュビロさんがJ1残留確定
ちなみに。
アルビが最終節で負けた場合、この時点で柏レイソルさんの成績を超えない事が確定します。
なので。
アルビ負け、かつジュビロさんが勝ちで双方の得点差と失点差の合計(※後ほど説明)が「3以上」の場合、ジュビロさんがJ1残留確定となりますが…、
その場合に降格するのは、アルビです‼️
よって。
アルビとしては、是が非でも「引き分け以上」を目指す事がJ1残留の前提条件となります。
一方。
ジュビロさんとしては、そもそも「勝利」以外の結果では、その時点でアルビの結果に関わらずJ2降格となります。
⚠️ご注意
アルビが勝ちまたは引き分けの場合、ジュビロ磐田さんではなく柏レイソルさんが降格する可能性も残っています。ただ、当記事では「どこが降格するか」ではなく「アルビの残留確率はいくつか?」がテーマであり、アルビの勝ちまたは引き分けの時点でアルビのJ1残留が確定するため、アルビとジュビロさんの結果のみに止めます。
さて。
ここで「アルビ負け、かつジュビロさんが勝ちで双方の得点差と失点差の合計」というくだりについてご説明します📝
一般的に。
サッカーの試合に負けた場合、自チームの得点数よりも相手チームの得点数(つまり自チームの失点数)のほうが多くなります。
よって。
自チームからすれば、負けた場合の得失点差はマイナス方向に進むことになります。
実際に。
アルビは前節終了時点で得失点差「−14」でしたが、今節の0−1の負けで「−15」になっていますよね?
一方で。
勝利した場合はその逆で、得失点差がプラス方向に進みます。
実際、ジュビロさんは今節1点差勝ちで得失点差がプラス方向に1進んでいます。
このようにして。
ある2チームの比較で考える場合「上位チーム負け・下位チーム勝ち」が発生したら、その差が勝ち点で3詰まる以外に得失点差も2以上詰まる事になるのです。
その点を踏まえて次のお話です。
では!
いよいよアルビのJ1残留確率を計算していきましょう。
アルビのJ1残留確率は、下記3つの条件の和(合計)で求められます。
アルビのJ1残留条件(12/1時点)
(1)最終節・浦和レッズ戦に勝利する事
(2)最終節・浦和レッズ戦で引き分ける事
(3)アルビの最終節・浦和レッズ戦で1点差の負けおよび、ジュビロ磐田の最終節・サガン鳥栖戦での「負け」「引き分け」「1点差の勝利」のいずれかが同時に達成される事
(1)(2)はアルビ単独の条件。
(3)はアルビとジュビロさん同時に満たされる場合の条件です。
⚠️ご注意
なお、アルビ負け・ジュビロさん勝ち、かつ失点差と得点差の合計が「3」の場合は得失点差が「−16」または「−17」で並ぶ場合があります。
その場合の次の順位決定条件は「総得点数」であり、その場合は現時点で総得点44のアルビよりも同47のジュビロさんの方が有利です。
このとき、失点差と得点差の合計が「3」でもアルビが残留できる場合は存在しますが、「3」で並んでアルビが残留するには、アルビの5得点以上が最低条件です。
このとき、これから述べる過去のデータにおいて「リーグ戦でアルビが浦和レッズさんに5点以上を取って2点差で敗北した事例」が過去に存在しないため、一律で「失点差と得点差の合計が3の場合はジュビロさんの残留」とさせていただいております。
また、その合計が「4以上」のすべての場合は得失点差でジュビロさんがアルビを超えるため、ジュビロさん残留となります。
ざっくり要約します。
「アルビが負けでも残留できるのは、アルビ0−1負け&ジュビロさん1−0勝ちだけだよ」
とお考えください。
そのうえで。
いよいよ確率計算です💡
今回は「当該チームとの過去のリーグ戦の成績から計算する場合」と「今シーズンの他チームとの成績から計算する場合」の2種類で考えてみます。
当該チームとの過去のリーグ戦の成績から計算する場合
つまり。
これらのカードの過去の対戦成績から確率を計算する方法です。
■アルビVSレッズさんの過去の対戦成績(アルビのアウェー)
■ジュビロさんVSサガンさんの過去の対戦成績(ジュビロさんのアウェー)
アルビ基準で計算していきますね!
アルビにとって、アウェー浦和レッズさんのリーグ戦の通算対戦成績は、
0勝3分14敗(全17試合)
※うち1点差負け7回/2点差負け3回/3点差負け3回/4点差負け1回
です。
そして、ジュビロさんのアウェーでの鳥栖さんとの対戦成績は…、
2勝1分4敗(全7試合)
※うち1点差勝利1回/2点差勝利1回
(1)最終節・浦和レッズ戦に勝利する確率
この場合は上記より、確率「ゼロ」です。
(2)最終節・浦和レッズ戦で引き分ける確率
この場合の確率は[3/17]です。
(3)アルビの最終節・浦和レッズ戦で1点差の負けおよび、ジュビロ磐田の最終節・サガン鳥栖戦での「負け」「引き分け」「1点差の勝利」のいずれかが同時に達成される事
この場合の確率は、まずアルビの1点差での負けの確率は[7/17]です。
その各々の場合においてジュビロさんが「負け」「引き分け」「1点差での勝ち」のいずれかに該当するのは、過去1回存在する「2点差勝利」の場合を除くので[6/7]となります。
したがって、当該チームとの過去のリーグ戦の成績から計算する場合のアルビレックス新潟の2024年シーズンのJ1残留確率は、
(3/17)+(7/17)*(6/7)+(7/17)*(5/7)
=(3×7/17×7)+(7×6/17×7)+(7×5/17×7)
=(3×7+7×6+7×5/17×7)
=(3+6+5/17)
=14/17
よって、この[14/17]という数値を百分率(パーセント)で表すと…、
82.4%
となります。
🚨ご注意🚨
上記計算において当初[52.9%]としておりましたが「アルビが2点差以上で負けても、ジュビロさんの勝利以外ではアルビが残留する」という場合が含まれておりませんでした。
よって、上記においてアルビが2点差以上で負ける確率[7/17]にジュビロさんが勝たない確率[5/7]をかけた値を加えました。
お詫びして訂正いたします。
今シーズンの他チームとの成績から計算する場合
さて。
次は別の視点、当記事のシリーズでもたびたび用いている「今シーズンの他チームとの成績から計算する場合」の確率計算です。
まずアルビ。
勝ち点41(37試合/10勝11分16敗/得失点差-15)
※うち1点差負け8回/2点差負け5回/3点差負け1回/4点差負け2回/
そしてジュビロさんです。
勝ち点38(37試合/10勝8分19敗/得失点差-18)
※うち1点差勝ち5回/2点差勝ち3回/3点差勝ち2回
つまり、次の対戦相手がどのチームであるかに関わらず、今シーズンのここまでの双方チームの成績から確率を計算する方法です。
アルビで言うと、勝つ確率は(10/37)で、引き分けの確率は(11/37)、そして負ける確率は(16/37)となります。
ジュビロさんは、勝つ確率は(10/37)で、引き分けの確率は(8/37)、そして負ける確率は(19/37)です。
そのうえで、先ほどと同じ確率を計算してみます。
(1)最終節・浦和レッズ戦に勝利する確率
こちらはジュビロさんの結果に関係しないので、アルビが勝つ確率[10/37]のみです。
(2)最終節・浦和レッズ戦で引き分ける確率
こちらもアルビのみの確率なので[11/37]です。
(3)アルビの最終節・浦和レッズ戦で1点差の負けおよび、ジュビロ磐田の最終節・サガン鳥栖戦での「負け」「引き分け」「1点差の勝利」のいずれかが同時に達成される事
まず、アルビの1点差負けの確率は[8/37]です。
その各々の場合において、ジュビロさんが「負け」「引き分け」「1点差の勝利」のいずれかに終わる場合を考えます。
ジュビロさんの今シーズンここまでの「負け」「引き分け」「1点差の勝利」は、合計で19+8+5=32より、これらのいずれかの結果に終わる確率は[32/37]となります。
よって、この場合の確率は、
(10/37)+(11/37)+(8/37)×(32/37)
=1033/1369
こちらの[1033/1369]という数値を百分率(パーセント)に直すと…、
75.5%
となりました。
ご注意⚠️
今回の記事でご紹介している「J1残留確率」としてお示しした数値を、当記事以外にSNSなどで「残留確率●●%だそうだ」のように言及することは「禁止」とさせていただきます。
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いかがでしょうか?
数値だけを比べれば、過去3回の確率より小さくなりました。
ただし。
他の時点と比べずに、52.9%(当該チームの通算成績で計算する場合)や、75.5%(今シーズンの成績で計算する場合)という値を見た場合。
アルビのJ1残留確率は高いと感じるでしょうか。
それとも、低いと感じるでしょうか。
そのご判断は、皆さんにお任せします。
当記事では「確率的には、こうなりました💡」をお伝えするのみです。
ひとまず2024年シーズンの確率計算シリーズは、今回で終了です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました🙇