![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163184024/rectangle_large_type_2_11ac9cf00054845c3792935ccab7162d.jpeg?width=1200)
【妙高DX部】不思議なSNSセミナー/内容は調べれば分かるモノばかり!?
こんにちは!
妙高Web屋の宮下です。
年々、見かける機会が増えてきたSNSのセミナー。
その多くは「ビジネスにSNSを役立てたい」という思いをお持ちの方々が、実績あるSNSコンサルタントさんや地域のインフルエンサーさんなどによって運営されている形式のものが多いようにお見受けしています。
一方で。
今回 #妙高DX部 の記事として取り上げたいのが、ごく一部において、調べれば分かる程度のSNSの操作方法・基礎知識の類を主体とする情報が「セミナー」として売られているという現状です。
セミナーを提供する側と受講する側との合意があれば商売としては問題ありません。
ただ同時に、ごく一部のセミナーにおいては「大規模なセミナーや大都市圏で開催されたセミナーなどでの情報が、そのまま地元でのセミナーとして提供されている」という現状も見聞きしています。
……😅
「そうやって提供される情報で、各地域のSNSマーケティングにおけるリテラシーは向上するのかな?」
「情報元のセミナーが何かの理由で終了したら、どうするのかな?」
突き詰めると、言いたいのはコチラです。
『コレって、誰のためのセミナーなの😅??』
そこで。
そういった、ごく一部の「調べれば分かる情報をパスするだけのセミナー」について、考えるところを述べていきます。
💡現状についての考察💡
検索などで調べれば分かる程度のSNSの操作方法を「セミナー」として売る商法がまかり通っている現状。
それについて、以下のような要因があるのではと考察しております。
✅考察1:情報格差
SNSの操作方法自体はネットで簡単に調べられるものが多いです。
ただし、情報を検索し正確に活用するスキルを持たない人が一定数います。
これにより、検索して調べられるような基礎的な知識でも「価値ある情報」として有料・高額で提供する余地が発生している可能性です。
✅考察2:不安や焦りの感情
特に企業経営者や個人事業主といった方々にとって現代では、SNSマーケティングが不可欠だと感じている方は少なくないはずです。
一方で「SNSマーケティングをどこから始めればよいか分からない」という状況も考えられます。
この不安感に、結果的に付け込む形となって高額なセミナーが提供されている可能性です。
✅考察3:SNSの重要性の過剰な強調
インターネットに限りませんが、不安を煽る方向のPR手法は古今東西、さまざまなものがあります。
「これを知らなければ取り残される😱」
「これをやれば売上アップ間違いなし👍」
などの過剰な宣伝文句が、高額セミナーを正当化する要因になっている可能性です。
✅考察4:権威性やブランドイメージの利用
有名と言われる講師や実績のある企業が主催する場合、高額であっても「安心感がある」「価値がある」と思われる場合が考えられます。
「大都市圏の企業やお店●●社の売り上げを改善!」
みたいに言われたら、
「そんなに凄いならセミナー受けてみようかな…」
というお気持ちになってしまうことは、おかしい事ではありません。
少なくとも私はそう思います。
✅考察5:オンラインセミナーの普及
2020年頃を境に、オンライン形式のセミナーの開催を多く見聞きします。
それにより集客コストが低くなり、セミナーを提供する側の価格設定が自由になりやすかったり、セミナーの受講を検討する方々も、
「わざわざ大都市圏に出向く交通費を省略できるから」
といった気持ちで、やや価格が高めのセミナーでも参加を検討できる環境が整っているという可能性です。
💡解決のアイデア💡
さて。
ごく一部の「検索などで調べただけで分かるような情報だけのセミナー」を見分けるには、どのような視点が必要なのでしょうか?
下記に、私の立場からの対応案を述べていきます📝
😄対応案1:基礎知識を無料で学ぶ
そもそも、SNSの基本的な操作方法や初歩的なマーケティングの知識は無料で学べます。
無料の動画やブログ、SNS運営会社の公式ガイドだけでも、有益な情報が無料の範囲で溢れています。
YouTubeチャンネルの動画や、X(旧Twitter)、Instagram、noteなどなど、まずは無料の情報だけで知識を得てみましょう。
それでも「足りない」というお考えをお持ちならば、その時に初めてセミナーの受講を検討されるという流れでも十分です。
😄対応案2:口コミやレビューの確認
セミナーに参加する前に、実際に受講した人のレビューや評判を確認できればベストです。
高評価が多ければ「良いセミナー」という考えになるのも自然です。
ただ、高評価ばかりの場合には、
「運営者側が高評価ばかりを投稿して、操作している可能性もあるのでは…?」
という視点を持っておく事もおすすめです。
全員が賛同するものは、なかなか存在しません。
時には批判的な意見も探すのが重要です。
😄対応案3:得られるものを明確にする
セミナーの内容が「基本操作」や「一般的な知識」に留まるのであれば先述の通り、無料の範囲で得られるものです。
なので、参加を再検討する事も一案です。
ただし具体的な実践的スキルや個別のアドバイスが提供される場合は検討の余地あり。
「SNSのセミナーがあるよ!」
だけでなく、
「SNSのセミナーに出る事で●●な知識やスキルが得られるよ!」
という旨を、ご自身の言葉で説明できるかが重要です。
😄対応案4:無料セミナーや無料の教材の活用
今や、多くの企業・団体の方々が無料のセミナーや、無料の教材などを提供しています。
先述の対応案1と意味的に重なるものです。
無料の範囲のセミナーや教材などを活用して、ご自身に本当に必要な部分を見極めてみる事も重要です。
😄対応案5:コストパフォーマンスを考える
「コレに参加しようかな…?」
とお考えの特定のセミナーがある場合は、一度立ち止まって考えてみましょう。
数千円なり数万円なり、参加費を支払うことで、何が得られるでしょうか?
成果が価格に見合うものかを考えること、特に「セミナー後にどのような成果が期待できるか」を具体的に考えることが大切です。
例えば、
「セミナー参加費に5万円かかる、でもその先に受注できる見込みの案件で10万円以上は回収できる」
というならコスパは良いと思います(そういったセミナーがあればの話です)💡
でも、
「周りの人たちもほとんど参加しているから」
くらいの理由ならばお勧めしません、少なくとも私は。
😄対応案6:コミュニティや仲間の活用
まずセミナーの前に、SNSを学ぶための無料(or低料金)のコミュニティに参加してみることも一案です。
SNSマーケティングの実際の経験を共有し合えれば、より実践的な知識を得られそうです。
そういったコミュニティでの研鑽を経て、それでも、
「今度このセミナーに参加してみたい」
というものがあるなら、検討には意味があると思います。
💡本質的な考え方💡
そもそも。
SNSは、その使い方を学ぶだけでは成果に繋がりません。
大切なのは、SNSマーケティングにおける目的を明確にして戦略を立てることだと考えます。
そのため、高額セミナーに頼らず、下記を実践するだけでも効果的に学ぶことができます。
🔴明確な目標(フォロワー数・売上額など)を設定する
🔴SNSで、小規模な(失敗してもリスクの無い)テストを繰り返す
🔴分析ツールを活用して結果を改善する
ごくごく一部のSNSセミナーでは、情報格差や不安を利用している面があるものも見聞きします。
ただ、ご自身で基礎を学ぶ姿勢を持てば惑わされるリスクは減ります。
情報の正確さや価値を見極める目を養いながら、自ら試行錯誤を重ねることが最も重要です👍