高校卒業の間際に校長室に呼び出された話
「あぁ、今日は3月20日かぁ🌸」
そう思ったので、noteの記事にしてみることにしました。
今日のテーマは「高校卒業間際の3月20日、校長室に呼び出された話」です。
卒業式の数日後に登校
高校3年生のときの、3月20日。
すでに10日ほど前に卒業式を終えており、3年生の登校日はすべて終了していました。
でも、20日は私だけ登校。
その目的は「大学の合格発表」だったのです。
私が高校生だったころ。
まだインターネットが一般家庭に今ほど普及しておらず、私自身もまだガラケーを使っていた時代でした。
それに加えて、入試に関して学校での手続き的な作業も残っていたと記憶しています。
そのため、午前中だけということで最後に登校することになりました。
合格発表は大学の特設ページで
2024年現在では、特に珍しくもないでしょうか。
私が高校生だった頃は「合格発表はWebで」という形式は、まだまだ珍しい時代でした。
高校の1階にあった進路指導室に向かい、合格発表の時刻である10時に、進路室のパソコンで私の受験番号を確認します。
もしもその大学の合格者に私の受験番号があれば、まず入学手続きへ。
逆に、無ければその時点ですでに合格していた首都圏の大学へ入学手続き。
という手筈になっていました。
運命の午前10時
私の受験番号が何番だったか、さすがに忘れましたw
でも「1」「3」「4」は含まれていたはず。
なので仮に「受験番号:1134」としましょう。
合格者が特設ページに掲載されて、確認していくんですね。
番号順だから、すぐ分かります。
ありました!
「1134」
晴れて合格。
この大学は、私が実際に卒業させていただいた長野県松本市の大学でした。
で。
実はこのとき、県外に住んでいた身内にも私の受験番号を伝えておいて、万が一こちらで確認できなかった場合に、その身内に確認してもらうということになっていたのです。
今からすれば「サーバー重ければ、どこからアクセスしたって同じだよ」と言ったところですけれどねw
まぁ、向こうでも同じページがもちろん表示されるから、メールが来たんです。
「あったんじゃないの?1134!」
えぇ、あったんですよ。
合格!
ですが…、
先生がいない!
合格なら合格で、担任の先生にお伝えして、高校内での手続きをして終了だったんですが、ちょうどそのタイミングで、担任の先生が進路指導室にいなかったことに気づきました。
担任の先生は(確か)社会科の先生。
なので私は、進路指導室がある教室棟の隣で、社会科準備室がある教室棟に向かいました。
でも!
「担任の先生がいない!!!」
入れ違いかな?
そう思って、今度は再び進路指導室に戻って、担任の先生も進路指導室に戻られるまで待機していようと思ったんです。
ちなみに。
そのとき、私の受験番号を書いたメモは、進路指導室に置いていました。
かつ、進路指導室は、担任の先生に関しては自由に出入りできる状態でした。
大学受験生のクラスの担任だったから、だったのかな?
それは想像に過ぎませんが、私が進路指導室に戻った時。
担任の先生がいたのです!
進路指導室の入り口の前で!!
私を待ちながら!!!
「あっ、先生」
みたいに言ったのかな?
私を見るや、担任の先生が言いました。
「宮下!今すぐ校長室へ行こう!」
校長室へ…
校長室へ行くと、校長先生がいらっしゃいました。
「でしょうね!」というところですが。
そして担任の先生から、
「校長先生!宮下くんが来ました!」
「いや〜!合格おめでとう!よく頑張ってくれました!」
詳細は違ったかもしれませんが、そういう風に言われたのは覚えています。
『あっ、ありがとうございます』
「合格決めるまで心配だったけど、やっぱり学年で一番頑張っていたと思うし」
「宮下はどうなるかな〜、って心配していた人もいたからね」
色々言ってくださいました。
こちらの高校に、生徒として投稿したのは、この日が最後。
世間では森山直太朗さんの「さくら」という曲が咲き誇っていた年の、3月20日でした。
そこから3年後。
私は教育実習で、こちらの高校に再びお世話になることになります。
そこで「あの人」と運命的なニアミスをすることを、この時はまだ誰も知りません。
大学に入ってからのこと。
私は意図あって、大学の同級生たちにヒッシに話しかけていました。
もしかしたら、大学の同級生たちからすれば、迷惑に思っていたかもしれません。
変なやつだったかもしれません。
みんなゴメンね。
当時の私は、みんなにヒッシで話かけながら、居場所を探していたのかなと思っています。
大学時代の4年間、頑張り続けたことに意味があったと思っています。
望んでいたことが、完全に・全て叶ったとは思っていません。
でも。
頑張り続けた結果として「これなら満足!」と言えるものに出会えた気がしています。
毎年3月20日が来ると、私はこの日の出来事を思い出します。