【書籍紹介】セキュリティ関連 暗号の秘密とウソ
まず600ページ弱あります。読み応えあります。笑
セキュリティ=IT技術と考えている人や、セキュリティ対策などで不満や物足りなさを感じている人にはおすすめです。
2001年出版なので少し古いと思われるかも知らませんが、古さは感じません。
著作者がこの本を書いた理由にもあるように、通常のセキュリティ関連の本は「IT技術」が中心です。セキュリティ対策(脆弱性)は「暗号の脆弱性」やソフトウェア(脆弱性)などだけではないのです。タイトルだけ見ると「暗号」が中心のように勘違いしそうですが、サブタイトル「ネットワーク社会のデジタルセキュリティ」にあるようにネットワークに繋がれたシステム全体を俯瞰的に覧ながら語れれていきます。
技術的な脆弱性だけでなく、利用者のパスワードの利用方法やソーシャルディスタンスなどで重要な情報を外部者に公開したり…。
ハードやIT技術などによる対策の限界、更に強化する対策の考え方など記述されています。
基礎的な勉強になります。ページ数も内容も読み応え充分です。
ご精読ありがとうございます。 木田 政之
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タイトル:暗号の秘密とウソ ネットワーク社会のデジタルセキュリティ
著者名等:ブルース・シュナイアー/著 中村建助/訳
出 版:翔泳社 2001.10
ISBN:4-88135-996-7
目次 :第1章 背景(デジタルな脅威;攻撃;敵 ほか)
第2章 テクノロジー
(暗号;現実世界の暗号;コンピュータセキュリティ ほか)
第3章 戦略
(弱点と弱点の全体像;脅威のモデル化とリスク評価;
セキュリティ方針と対抗措置 ほか)
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