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今の自分が望んだ姿に 今なるということ

文章のほとんどは私の場合、過去と今の整理だけれど、そこに並ぶ言葉は未来に属しているのだから、ほんとうに不思議だといつも思う。書いたものを読み返してどんなに過去へ心が戻ろうと、もちろんそこに波風ひとつ立てることはできない。今ここに書いているこの文章もまた、未来のどこかで誰かに、拾われることになる(…と、いいな)。

昔の日記には着た服のことばかり書いている。服だけが街を歩いて、まるで透明人間みたいだ。やってみたいことはいちいち書いていないけれど、それはもうたくさんあったように記憶している。それから無我夢中にならくちゃいけなくて、ひた走り続けたらいつのまにか過去の夢はほとんどが実現していたと思う。服のことなんてすっかり忘れてしまっていた。

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