ハンドメイドのシステム手帳を購入したらいろいろ惜しい作品だった話
【⚠️注意⚠️】
今回の作品は使用している素材の特性上、簡単に販売元を特定できてしまいます。
辛口なレビューとなっておりますが、決して販売者様に対する批判という意図で当記事を作成しているわけではないという気持ちを汲み取っていただけると幸いです。
したがって、販売者様に対する批判のコメントなどはお控えいただくようお願い申し上げます。
購入したシステム手帳
お世話になっております。
今回は、なかなか見ない素材でできたシステム手帳に一目惚れしてしまい、思わず購入に至ってしまったのでそちらのレビューをしていこうと思います。
それがこちら
一見すると何がやねん、という感じなのですが、なんとエルクレザーを使用したシステム手帳なんです😍
エルクレザーはいわゆる〝ヘラジカ〟の革のことでして、狩猟時期も限られているためあまりお目にかかることはない素材です。
水にも強く、耐久性も高く、革自体がかなり厚いのに軽く、手触りも最高で、柔らかすぎて加工自体も難儀……といった特徴があるみたいですね。
動物の特性上、傷もかなり多いみたいです。そんな傷をワンポイントにしたいという販売者の意図か、既に表面にガッツリ傷が入っております。
製作時にできた傷ではないと願いたい…。
写真ではわかりづらいんですが、よくある牛や馬では絶対に出せないだろうなというムチムチな手触りが「多分本当にエルクレザーを使っているんだろうな」と思わせてくれます。
近年では厚めの牛革にシボの加工などを施してエルクレザーに似せる(型押しクロコみたいな)といった手法もあるらしいので、実際に触ったりしてみないとなかなか見分けるにしても難しい部分があるんじゃないかなと思います。
温和な印象を持たせてくれるエルクレザーに、これまた温かみのあるステッチ。
そんなエルクレザーのシステム手帳のレビューです。
全貌の紹介
見てわかる通りミニ6の手帳です。
お値段は¥17,000でした。
この価格に対して高いのか安いのかというのは、自分にはわかりかねます。
エルクレザー、プライスレス。
リング径の表記が販売ページにはなかったので、参考ページの写真だけで20㎜だといいなという淡い期待を抱いて購入をキメたんですが、しっかり15㎜でした。
自分の筆記量では少し心許ないなという印象です。
購入前に問い合わせをして確認しなった自分が悪いんですが。
ペンホルダーは右利きを考慮してなのか、珍しく向かって左側に配置されています。
筆記の際に邪魔にならないようにということでした。
嬉しい配慮ですよね。
太軸のペンも入るように、かなりゆとりを持って作っていただいているようです。
ひっくり返すとこんな感じ。
大体ここまでの写真を見ると、システム手帳愛好家や革製品をかじっている方は「ん?」と思う気がします😅
そうなんですよねぇ。
あまり見ない材質だという理由で衝動買いしてしまったんですが、手元に届いた商品をいざ観察すると、色々惜しいなと思う部分がありました。
そちらも併せて、包み隠さずご紹介させていただきます。
「ちょっとどうなの?」 と思う部分があった…
ここからはかなり厳しめの意見? だったり、個人の偏屈システム手帳ヲタクの小言が続くんですけれど、冒頭にも注意書きを施してあるとおり、決して販売者様を貶したいという意図はないんです。
その点のみどうかご理解ください…。
1.カシメ
こちらのベルト部分のカシメですが、皮の厚みによる斜めりではなく、既に初っ端から斜めです。
しっかり揃えてくれたら見栄えも良かったのになぁ、と少し残念な気持ちになりました。
2.裁断の際のアレコレ
まずはこちらですね。
自分の写真の撮り方も下手でわかりづらいんですが、ポケット部分のパーツを裁断する際の線がそのまま残ってしまっています😂
でも大丈夫,消しゴムをかけてみたら目立たなくなりました(?)
続いてこちら。
カードポケットの切込を入れる際にちょっとミスった痕跡がみられます😇
1回気になったら結構気になっちゃうんですよね。
うーん、曲がりなりにも作品でお金をいただいているのであれば、もう少しクオリティにも目を向けてほしかったなと正直思います。
数ある在庫の中の個体というわけでもなく、1点物としての販売だったので、自分が購入前にきちんと作品の写真をよく見なかったのが悪いといえばそれまでなんですが、こんな部分わざわざアップにして掲載しないのでぶっちゃけわからなかったです…。
3.疑惑のベルト
どんな角度から写真を撮ってもどうしてそこにホック配置したん? と思わざるを得ない位置までベルトが伸びています。
こんなもんなんでしょうか?
ちなみに他のカラーバリエーションもあり、他の作品のベルトの位置はまぁそこだろうなというアンパイな位置に鎮座していたので、自分の黒の手帳のみがこんなことになっております。
これは購入前から疑問に思っていた点ではあったんですが、じゃあ黒以外のにすればいいとも思えなくて結局黒にしたんですけれど、購入前も,商品到着後も❓❓❓という感じです。
ペンホルダーが太軸のペンにも対応してゆとりを持って作られている反面、リフィルを入れて太軸のペンを合わせると、ベルトがちぎれるんじゃないかと思うくらい伸ばしてやっと留まるか留まらないかという謎仕様。
どうしてこうなった\(^o^)/
やっぱりどう考えても、この位置がよかったなと思わざるを得ません。
この作品は、まだシステム手帳の勝手がわからない初期に製作したのかな、なぁんて販売者様の背景まで考え始めてしまいます。
おわりに
この記事で察しがつくかつかないか、来年の手帳はシステム手帳に戻そうと息巻いて購入した商品だっただけに、ズッコケ感が凄まじくちょっと悲しくなりました。
繰り返しにはなりますが、購入前にしっかり確認をしなかった自分も悪いです。
が!
エルクレザーの魅力には勝てませんでした🥰
しばらくはこのまま使ってみて、それでも限界を感じたら勝手気ままに改造しようと思います🤣
近頃はハンドメイドのシステム手帳を販売されている方も増加傾向にあると思いますが、皆様は衝動買いに走らず、是非商品を納得のいくまで吟味して、GOサインが出てから購入するようにしてくださいね(恐らく普通はそうすると思うんですが)
それではまた。