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2013年12月16日              第20回:アメーバ経営は・・・       

 アメーバ経営により、不死鳥のように蘇った日本航空の再起はJALオールドファンとしては喜ばしい。
ここまでの徹底した予算管理は凄い。また、経営陣の経営に関する関心が高まったことなどはJALの紹介本などに詳しい。

 しかし、末端の随所に齟齬が見えている。
グランドスタッフは一部のJAL社員を除き素人。
多分飛行機に乗ったことがないと思えるほど対応がお粗末。

 そのとばっちりを受けているのは搭乗する顧客。
あまり余計なことを言うと悪しき顧客にランク付けされて、
何かと注目の的に。

何も言わないで黙ってしまうと、
酷くなるばかり。
そんなら、同一路線ならANAに行くか。
こちらの方が気持ち良い・・・。

 アメーバ経営の真髄を勘違いしている、
現場近くで意思決定する幹部の顔が見えないし、
暖簾にものを言っているようで頼りない。
 つまり現場の長の匂いも色も見えず、
感じるものがない。

 あるのは予算をギリギリまで切り詰めた効率化の残滓ばかり。
兎に角、何か物足りない。
TVで宣伝していたビールを買おうと勢い込んでコンビニに走ったら、
先ほど売り切れましたと言われたような気持ちにさせられる。

現場の責任者の顔が見えない「アメーバー制度」は空気が入らない自転車のポンプ。スカスカ・・・。

昭和45年頃から頻繁に搭乗して、
その回数は凡そ3000回は超えていると思う。
JALのオールドファンは義理堅くて
同じ路線ならば無理をしても時間を合わせ搭乗したものだ。
再興なった後はほとんど搭乗しなかったが・・。

スカスカの飛行機にのるほど気持ちの悪いものはない。
再々再スタートをしないとかなり厳しいと思う。


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