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2010年3月1日第13回:理念と気概      

 「坂の上の雲」を読んだ人は多い。私の自慢は1978年1月25日文春文庫から出版の第一刷を全八刊読んだことと、
今も全巻揃っていることである。
その後折に触れ10度ばかり読み返した。
当時の社会情景を読み解くことに毎回夢中になったものである。

 また、何回かのブームの度に読み返しているが、
いつも新鮮な思いを持つ。
昨今はこの本を中心に
多くの解説書や登場人物の詳細な紹介等があって楽しめる。
 
 こぼれ話だが、大阪北浜の「花外楼」は児玉源太郎が通った料理屋である。
今は北浜のビル街の中にあるが美味しい料理を出してくれる。
私にとってはやや高級であるが・・・。
 また、児玉神社が徳山市(現、周南市)の2号線に面してある。
40年住むというタクシードライバーに聴いてみたが知らないという。
乃木希典が徳山のはずれの産まれであることも知らない。
吉田松陰に直接薫陶は受けていないが
間接的な教えを当時は受けたようである。

今一度、当時の 「理念と気概」 を 「坂の上の雲」の先達から学び、
現代の日本に実現したい。

2023年には、少しずつ解釈に変化があるように言われている。
乃木希典将軍は戦争場面で悪く書かれているが、
多くの人たちから尊敬されている。
後には、学習院の早朝にもなった人だ。

 しかしこの本は明治の歴史を認識させてくれた。

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