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『ハイスクール・ミュージカル』KENTAの映像感想館

2006年の映画
監督:ケニー・オルデガ
時間:1時間38分


楽しいし感動!
高校生の若々しさあふれるフレッシュなミュージカル作品!


まず語るべきは圧倒的な歌唱力!
トロイもガブリエラもシャーペイもライアンも歌がうまい!ソロもハモリも美しく、何より高音がとても綺麗!歌が導入されるシチュエーションもやタイミングも個人的にかなり好みでがっつり聞き入った!

しんみりとした感じや楽しくリズミカルな感じ、情景にあった演出や歌詞、ダンスなども魅力的!


物語的にもとても若々しく、向いている自分となりたい自分との葛藤や思いつきから行動して知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまったり、思わぬ方向にことが運んでしまったりと、とても高校生らしいシーンが多く、孫を見ているような感覚になった。


最後に敵対していたシャーペイやライアンと仲良くなっちゃうあたりも、『若いっていいなぁ』と思った。


恋、趣味、スポーツ、夢、目標。なんでもトライできる高校生っていいものだなぁと強く感じた。

始まりから終わりまでずっと楽しいが、人生に活きるようなシーンやメッセージも残していて

・相手が裏工作したり悪口言ったりするのは自分を失ったり、負けるのが怖いから
・人気者だって恐れるものはある
・普通、ありのままだって悪くない、束縛がないほうが楽
☆誰だってチャンピオン


これらは今の高校生にも見てもらいたいメッセージだね。

これを踏まえると、カフェテリアみたいなところでの曲→計画でトロイとガブリエラをそれぞれの向いていることに専念する→2人とも元気をなくす→復活してフィナーレの曲へ


という一連の流れ(特に、カフェテリアの曲とアリーナと曲が対比になっている点)はとても自然的で素晴らしく、感動した。


トロイが人気者としてみんなに囲まれているところを上の階の窓から見つめるガブリエラのシーンなんかも、物理的にも距離を示していてとてもわかりやすくていいシーンだなと思った。



本当に若々しくて楽しい作品なんだけど、感動から涙ぐみそうな、そんな素敵な作品だった。

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