私の働き方、あれこれやるのも悪くない。
今月末に最終回を迎える絵本の原画展、パン展。
色ストレーターとして、またママスクエアのディレクターとしてのお仕事。
普段は…グラフィックデザイナー、Webデザイナー&ディレクターとしてお客様のご希望を形にする仕事をしています。
専業主婦(ここでは尊敬の念を込めています)とは対局にあるせいか、我が家は、荒れ放題、コビトは放し飼い育児で勝手にすくすくと育っています。笑
そんなわけで、本業は何か?今何やっているの?
そんなことを挨拶代わりに聞かれることもしばしば。笑
新たな一週間のはじまりに向けて、昨夜書いた内容になります。
先週のお仕事振り返り
色ストレーターとして、グラフィックデザイナーとしてのお仕事では、私の色鉛筆画を素材として製作させていただき、パッケージやテキスタイルとしてデザインしています。
また雑誌制作のお仕事では、ライターさんと一緒にディレクターさんの指示をもとに誌面を作り上げています。
Webディレクターとしてのお仕事では、ホームページ制作やWebアプリ制作など、お客様との打ち合わせをしたり、お見積りを出したり…
ディレクターのお仕事といえば…
ママスクエアのお仕事では、新商品を企画し、デザインを在宅仕立てママに試作をお願いしたところ。
また、お客様のオリジナル商品を作るお手伝いの、在宅仕立てママのサポートを行っています。
「デザイン」と言っても、全く違うお仕事。
でも今、すごくバランスが良くて心地いいと感じています。
色々やってもバランスが良いと感じる理由
理由その1 ディレクションの矢印の方向⇄
人に指示を出すディレクターという立場にいると、自分も指示を受ける立場にあることが理想的。
ディレクターさんのお仕事の仕方を見て、我がふり直せ、です。毎日が勉強。夢中になる、奥が深い職業です。
「ディレクション(指示)」の例ではありませんが、矢印の方向という意味で類似する「教える」ことの例を下記にあげます。
学生の頃、フランス語の先生がロシア語を勉強していると言っていました。多言語を習うことで、生徒の気持ちがわかるので、人に教えることができる。
同様の例ですが、祖母は民謡&三味線の師匠でしたが、民謡踊りもやっていました。 踊りは趣味というより、先生だから人に習わないといけない、と言っていました。
理由その2 プレッシャーとのよいお付き合い
リーマン時代の私は、仕事という名のプレッシャーに押し潰されている時期もありました。
▲イメージ図
それに対して、あれこれやっている「今」はこんな感じ▼
色々な形のお仕事があるため、プレッシャーに押し潰されにくい。
平日の私のスケジュール
朝食前
事務作業(メールの返信、スケジュール管理、経理など) 保育園後、録画したビジネス番組を確認しながら、スケジュール管理。
午前中
急ぎの案件 ランチタイム 午前中を長くとりたいので、13:30からの遅めのランチ キックオフ前の仕事の打ち合わせを兼ねて、エンジニアとランチミーティング。
午後
ランチ後 30分ほどWebチャレンジ
理想は、1歳のコビトが保育園から帰ってくるまでの時間に終わらせることですが、今はWebデザインのブラッシュアップ100 daysチャレンジの最中。
時間を決めないと、空き時間では毎日チャレンジの時間の確保はできません。
そういうわけで、寝静まったあとにもカチカチ… 仕事をする毎日。
「現代人は目が命」笑
週末のデジタルデトックスが待ち遠しい。そんな生活を送っています。
母として
今日の絵は、いわさきちひろさんの「母の日 1972年」の色鉛筆模写。
子供の顔はあえて描き入れていません。身近なお子さんを想像してください。
今月も弾丸で行きます!安積野ちひろ美術館。
前回行ったときよりも、少しでも憧れのちひろさんに近づきたくて、少しずつ少しずつ模写をしています。
先日の安積野ちひろ美術館への旅の様子と、いわさきちひろさんの作品の色鉛筆模写もこちらからご覧いただけます▼
今日のテーマ、働き方を見つめ直すきっかけにもなったコラムを紹介します。
ちひろさんの残したコラムより
子どもの夢
結婚のことも、まして自分のもつこどものことなど、考えてもみなかった。
(…)母親が徹夜でしごとをする晩は、息子はそのしごと場の板の間にふとんをしいて、母のきもののすそにちょっとふれながら眠る。
「ママのおしごと、今夜もたいへんね」といいながら……。私はその安らかな寝顔をみると、ふと涙ぐみたくなる。
この育てかたでは、教育学者からは、ぜったいにあきれかえられる。また、この教育絵本の主旨にも反する。だから、うちの子のことを書くのはもうしわけないと思うけれど、うちの子のいだいているたくさんの夢のなかに、こんなのが一つある。
「こどもの一番かわいそうなことは、おかあさんのいないことだ。だから、ぼくが大きくなったら、世界じゅうのおかあさんが死なないような薬をつくる。それでも、もし死んだら、生きかえらせることのできるお医者さんになる。」と。
いわさきちひろ 1958年
「世界中の子どもみんなに平和としあわせを。」と願い、生涯子どもをテーマとして描いたちひろさんの想いがうかがえる文章。
コラムを読み、遥か遠い幻の人の影にうっすら重なる自分。
締切に間に合わせるため、コビトの前でも仕事をせざるを得ない日もある働き方。
日頃、意識してしていること。
コビトが離れるまで、ギュッと抱きしめる機会を多くとるようにしています。スキンシップが離れ離れの時間を埋めてくれる気がします。
私はお薬の開発者でもないし、お医者さんでもありませんが、今できることで世の中のママたちを応援したい、そして結果的にしあわせな子どもたちで溢れる社会になればいい。このコラムは、今後の働き方を考え直すきっかけになっただけではなく、気持ち新たにママスクエアの活動をサポートをしよう!そんな風に気持ちを奮い立たせてくれたのでした。
今でこそこんな風には書けますが、実はこのコラムを読んだ時は…
30歳を手前にお星さまになった親友とその子どものことを想い、しばらく目を開けることができませんでした。思い出した、というより決して忘れることのない突然のお別れ。
先に世の中のママたちを、と書きましたが私も「世の中のママの一人」。コビトの母は私だけ。どんなに忙しくても、そのことだけは頭の片隅に入れています。
この絵を模写している途中、コビトが「ママと(コビト)ちゃん!」と絵の中のお母さんと赤ちゃんをそれぞれ指差して言っていました。
色々想いをはせながら描いていただけに、なんだかグッとくるものがありました。私は仕事人である前に、コビトのママなんだなぁと。
仕事をしているから、ママだから、そんな言い訳のネタにするのではなく、今の自分だからこそできる「仕事」を自分らしく今後も続けていきたいです。
***
できたてホヤホヤの絵を母に送りつけると…
「ちひろさん風じゃがいも?」
普段食べ物ばかり描いていますが…先入観から入ったにせよ、「じゃがいも」と言われるとは…
憧れのちひろさんには程遠い…腕を磨きます…笑
おしまい。
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