2022 ゴールドグラブ賞について
2022年のゴールドグラブ賞が発表されましたので、それについて書いていきたいと思います。
アメリカンリーグ
P
Shane Bieber(CLE)
José Berríos(TOR)
Jameson Taillon(NYY)
C
Jose Trevino(NYY)
Sean Murphy(OAK)
Cal Raleigh(SEA)
1B
Vladimir Guerrero Jr.(TOR)
Luis Arraez(MIN)
Anthony Rizzo(NYY)
2B
Andrés Giménez(CLE)
Jonathan Schoop(DET)
Marcus Semien(TEX)
3B
Ramón Urías(BAL)
Matt Chapman(TOR)
José Ramírez(CLE)
SS
Jeremy Peña(HOU)
Xander Bogaerts(BOS)
Carlos Correa(MIN)
LF
Steven Kwan(CLE)
Andrew Benintendi(KC/NYY)
Brandon Marsh(LAA/PHI)
CF
Myles Straw(CLE)
Cedric Mullins(BAL)
Michael A. Taylor(KC)
RF
Kyle Tucker(HOU)
Jackie Bradley Jr.(BOS/TOR)
Max Kepler(MIN)
UT
DJ LeMahieu(NYY)
Whit Merrifield(KC/TOR)
Luis Rengifo(LAA)
今年新設されたユーティリティ部門以外の9部門で初受賞者が誕生した。
中でも、SSのPeñaとLFのKwanは新人ながらゴールドグラブ受賞となった。
球団別では、ガーディアンズから最多の4人が(Bieber/Giménez/Kwan/Straw)選ばれた。
レギュラーシーズンの一発に頼らず、打線の繋がりの中からの得点を堅守で守り抜く、チームカラーが現れた結果と言えるだろう。
新設のユーティリティ部門はLeMahieuが受賞。
過去2Bとして3度受賞しており、今回と合わせて4回目の受賞となった。
2019年のヤンキース移籍以降1B/2B/3Bを満遍なく守っており、今シーズンは1Bとして35試合、2Bとして41試合、3Bとして47試合出場している。
仮にユーティリティ部門が過去存在していたなら、LeMahieuが独占していたとしてもおかしくないだろう。
他に気になった部門はSSだ。
昨年受賞のCorrea、その後釜としてアストロズのレギュラーに定着したPeña、これまで打撃特化/拙守と評価されながら今シーズン守備の改善を果たしたBogaertsとタレントやドラマ性が豊富だったが、結果は上述の通り新人のPeñaとなった。
ナショナルリーグ
P
Max Fried(ATL)
Tyler Anderson(LAD)
Corbin Burnes(MIL)
C
J.T. Realmuto(PHI)
Travis d'Arnaud(ATL)
Tomás Nido(NYM)
1B
Christian Walker(ARI)
Paul Goldschmidt(STL)
Matt Olson(ATL)
2B
Brendan Rodgers(COL)
Jake Cronenworth(SD)
Tommy Edman(STL)
3B
Nolan Arenado(STL)
Ke'Bryan Hayes(PIT)
Ryan McMahon(COL)
SS
Dansby Swanson(ATL)
Ha-Seong Kim(SD)
Miguel Rojas(MIA)
LF
Ian Happ(CHC)
David Peralta(ARI/TB)
Christian Yelich(MIL)
CF
Trent Grisham(SD)
Victor Robles(WSH)
Alek Thomas(ARI)
RF
Mookie Betts(LAD)
Juan Soto(WSH/SD)
Daulton Varsho(ARI)
UT
Brendan Donovan(STL)
Tommy Edman(STL)
Daulton Varsho(ARI)
アメリカンリーグほどではないが、ナショナルリーグでも6人の初受賞者が誕生した。
受賞者の中で一番の話題はやはりArenadoだろう。
今回の受賞でメジャーデビューから10年連続10回目の受賞となり、メジャーデビューからの連続受賞記録がイチローに並んだ。
また、3Bの連続受賞の観点で見るとSchmidtの9年連続を超え、ナショナルリーグ記録となった。(MLB記録はアメリカンリーグのRobinsonによる16年連続)
受賞回数では10回のSchmidtと並んだことになるので、次は受賞回数でナショナルリーグ記録を更新してほしい。
3BはパイレーツのHayesの受賞が有力視されていたが、投票者の目にはArenadoがより優れた守備を発揮していたと映ったようだ。
(各種守備指標はいずれもHayesがArenadoを上回っていたが・・・)
今日はここまで。