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12球団平成以降ベストメンバー(ソフトバンクホークス)

平成ベストメンバー 今回からパリーグです。
まずは「ソフトバンクホークス」、早速選考結果を発表していきます。

野手

成績はキャリアハイ年度(主観)

野手陣のラインナップはパリーグの盟主にふさわしい非常に完成度の高い顔ぶれとなった。
メンバーの大半はダイハード打線の中心選手となっている。
チーム打率が.290を越えた、2003年/2004年の成績はいま改めて見ても、その攻撃力の高さに驚きを覚える。
三冠王の松中、まだホームランテラスのなかった福岡ドームで40本をマークした小久保、歴代でも5本の指に入る捕手/二塁手の城島/井口を中心に、優良外国人のバルデス/ズレータや走攻守に優れる柴原/川崎が脇を固める。
これだけでも十分なメンバーだが、ここに首位打者とトリプルスリーを同時獲得した柳田が加わると、とんでもない打線の出来上がりである。
控え野手陣もタレント揃いである。
首位打者の佐々木/長谷川、1発長打のある松田/デスパイネ、盗塁王の本田/村松、歴代トップクラスの守備力を誇る甲斐/今宮と他球団であれば、レギュラーを張っていてもおかしくないメンバーがベンチに控えている。
セリーグでは、ヤクルト/広島/中日あたりが野手の総合力の高さが際立っていたが、それらと比べても遜色ない、むしろ上回っているとさえ感じられるようなメンバーとなった。

投手

成績はキャリアハイ年度(主観)

まず目につくのは豪華な先発ローテ陣だろう。
沢村賞受賞者が3人(斉藤/杉内/攝津)、MVP受賞者が2人(杉内/和田)と圧倒的な陣容だ。
今あげた4人の投手に加え現在のエースである千賀と90年代のエース若田部が加わる。
(今のような強豪となる前のダイエー時代のエースであり、地味ながら2けた勝利を4回記録していることからの選出となった。)
先発陣は既に投稿済みの巨人や中日と並び、トップクラスのメンバーだろう。
中継陣の顔ぶれも先発陣と同様トップクラスのメンバーとなっている。
メンバーにはまず、SBM48のファルケンボーグ/馬原の2人。
(攝津は先発転向後の成績を評価して、先発としてメンバー入り)
「羨望の7回(攝津)、絶望の8回(ファルケンボーグ)、希望の9回(馬原)」と恐れられ、いじられていたが、成績については文句なしの内容である。
この2人に2010年台後半から現在までの強力なブルペン陣を形成している、サファテ/森/モイネロが加わる。
特にサファテはセーブ数のシーズン記録を樹立し、MVPも受賞したNPBでもトップクラスのクローザーである。
このサファテの後を受けクローザーを務めた森/モイネロも実績十分な投手であり、特にモイネロは今現役で最も支配的な投手の一人だろう。
ここにセーブ王2度のペドラザが加わり、超強力中継陣が完成となる。
先発陣、中継陣を総合した投手力は、これまで紹介したチームの中でもトップクラスであり、2000年以降Bクラスを3度しか経験していない強豪チームは、この投手陣によって支えられていたことがわかる結果となった。

総評

90年台の暗黒期以降、パリーグの常勝球団となったソフトバンクの強さの秘訣が垣間見える、投打ともに圧倒的な層の厚さを擁したメンバーとなった。
野手陣は走攻守全く穴のない布陣となっており、完璧と言って差し支えのないメンバーとなっている。
(強いて言うのであればと、弱点を考えてみたが、本当に思いつかない・・・)
投手陣も野手陣と同様に明確な穴が存在しない。
(こちらは強いて言えば、6番手の若田部が若干格落ち感が否めないことくらいか・・・)
投打の総合力は今まで紹介してきた球団の中でも、間違いなくトップクラスの内容だろう。
ただ、前回の中日ほどではないが主力選手の高齢化が目立ちつつある状況で、次世代のチームの中心を担うキーマンが不足しているのも事実である。
そのような状況を踏まえて、今後メンバー入りが期待される選手として、
投手:石川/東浜/藤井
野手:栗原/周東
をあげたい。

7回目の投稿は以上となります。
パリーグ2球団目は 西武ライオンズを予定しています。

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